シルクホースクラブの2022年度募集馬の気になる血統をだらだらと書きなぐる回

はじめに

2022年シルク募集馬で気になる血統をだらだらと書いていきます。

気になっただけであって買うとも言ってないですし、誰にお勧めしている訳でもありません。

休憩室で缶コーヒー買って軽くグイっと飲んで仕事に戻るくらいの感じでお願いしますね。あ、ちなみに測尺とか動画とかはほぼ見てないので悪しからずご了承の程を。

 


募集番号14 ロゼリーナの2021 牡 父モーリス

募集総額4,000万円(一口80,000円) 美浦・田村康仁厩舎予定

 

父モーリスのサンデーサイレンス、Sadler’s Wells≒Nureyev、Lyphard、Never Bendをそれぞれ父母でクロスする相似配合。モーリスは個人的には掴みどころのない種牡馬だなあと思っているのですがこれ位しつこくクロスさせれば父らしい馬になってくれるんじゃないかという期待もしつつ。

 


募集番号20 

ラッドルチェンドの2021

 牡 父ドゥラメンテ

募集総額7,000万円(1口140,000円) 美浦・国枝栄厩舎予定

タイトルホルダー、スターズオンアース両馬に共通する「ドゥラメンテ×Sharpen Up」のニックスを本馬も兼ね備え、さらにKingmanbo(=Monavessia)の全きょうだいクロス3x3をトップライン・ボトムラインでクロスした形で、ドゥラメンテの配合としては今考えうるベストに近い形。欲を言えば1/4異系が欲しかったり、全きょうだいクロス3x4とかだと言うことなかったですが、まあそれはそれ。何代もHyperion、Son-in-Lawを重ねて芝中距離、王道路線を狙った配合で三振かホームランかというロマン砲枠。血統表のボトムラインにMiesqueって書いてあるだけでも男の子は胸が躍るってもんなんですよ(ロードに一杯そういうのいるじゃん)。

 

 

募集番号24.

シャトーブランシュの2021

 牝 父キズナ

募集価格7,000万円(一口140,000円) 美浦・木村哲也厩舎予定

 

イクイノックス(ブラックタイド≒キングヘイロー 2x2)であんだけ斬れるんだったら、言わんやキズナをや。

シャトーブランシュは父キングヘイローがサンデー系種牡馬のニックスになるHalo、Sir Ivor、Lyphardを抑えつつ、母ブランシェリーのトニービン(というかHornbeam)がその末脚を持続させる仕組みをちゃんと仔に伝える名繁殖で、それが父キズナになっても基本的には同じ考えでいいはず。まあそれにしてもイクイノックス4,000万からの3,000万ジャンプアップ(牝馬なのに)は相当な自信か商売上手かって感じですね!(誉めてますよ?)

 

 

募集番号27.

イストワールファムの2021

 牡 父サトノダイヤモンド

募集価格4,000万円(一口80,000円) 美浦・古賀慎明厩舎予定

ローエングリンでネオユニヴァース、サンデーサイレンス 3x4、でDevil’s Bag = Glorious Songの全きょうだいクロス5x4、よくばりHaloセットみたいな血統表。母も相当斬れましたが、本馬もうまくハマったらもう滅茶苦茶に斬れそうな予感。測尺見るとそんなに大きくはなさそうですが。牝馬でキャロ募集だったらマイブラッド入りも考えてもよかったかもしれないと思えるレベル。

余談ですが、サトノダイヤモンドの母マルペンサその父Orpenの母Bonita Francitaってのがまず種牡馬Machiavellianの母Coup de Folieの半妹に当たりまして、Machiavellian持ちマイラー牝馬とか合わせるとめちゃくちゃ良さそうなんですけども、産駒見てると案外そういう視点では馬産されてないというか、そもそもMachiavellian持ち繁殖牝馬があんまりいないというか、惜しいなあというなんかとりとめのない話で終わります。

 

 

募集番号36.

バラダガールの2021

 牡 父ニューイヤーズデイ

募集価格3,000万円(一口60,000円) 美浦・尾関知人厩舎予定

 

ニューイヤーズデイはBCジュヴェナイル(ダート1710m)勝ち馬。母は父ハーツクライと代々アルゼンチンの名牝系。アルゼンチンのマイルチャンピオン→日本の芝中距離馬→アメリカの2歳チャンピオンという感じにスピード→スタミナ→スピードと配合相手をうまく変えながらバランスを保てているのがまず好感。そして、ニューイヤーズデイの父Street Cryの母Helen Street≒トニービンのニアリー関係がこの馬の最大の特徴。新種牡馬なので成功例こそないですが、過去の傾向的にトニービン系を内包する種牡馬は総じてHyperion,Nasrullahを後の代でクロスしてあげると活躍例が多いことを考えるとこれも成功パターンである可能性は高そう。新種牡馬なんで「やってみないとわからん」面は大きいと思いますが、面白い馬だと思います。

 

 募集番号71.

ターシャズスターの2021

 牝 父キンシャサノキセキ

募集価格2,500万円(1口50,000円) 栗東・寺島良厩舎予定

 

ミルレーサー≒Gana Facil 3x4のニアリークロスがこの馬の最大の長所。昔一口持ってたキューグレーダー(バグダットカフェの2015父ダノンシャンティ、2勝するも距離適性のない福島ラジオNIKKEI賞を使い惨敗、そのまま引退)もこの仕掛けでした。大きい舞台はどうかわかりませんが非常に堅実に走る馬を出してくれる良いニックス。で、あの当時は募集価格1,800万、本馬はちょろっと乗っけて2,500万。このあたりをあまり数を使わない傾向のある厩舎を含めてどう回収していくかというような馬ですね。


とこんな感じで気になったのがいたらまた順次追加していきます。


募集番号60

【追加その1】ガルデルスリールの2021

牡 父ルーラーシップ
募集総額3,500万円(一口70,000円)栗東・武英智厩舎予定

母はT1800を2勝(29戦出走)。このまえ父エピファネイアのモリアーナ(牝2)が東京の新馬勝ちしましたね。
これまで3頭産駒がいてそれぞれ父エイシンフラッシュ、ヘニーヒューズ、エピファネイアとバラエティに富んだ種牡馬でそれぞれちゃんと走る産駒が生まれているのがまずポイントが高い。更に牝系にディープインパクト、ブラックタイドを産んだウインドインハーヘアの母Burghclereがいる名牝系。配合面では、HornbeamとChief's Clown間でNasllurah×Hyperionのニックスが成立するのがひとつポイントでしょうか。トニービン内包種牡馬×Chief's Crownの組み合わせでは、ヌーヴォレコルト(父ハーツクライ)、ヴェロックス(父ジャスタウェイ)等が有名どころとして挙げられます。ルーラーシップとの組み合わせで活躍した馬はまだいませんが、ルーラーシップ(というかアドマイヤグルーヴのトニービン)が上手く刺激しあう可能性は高いと見ています。
適性的には芝の長い所でしょうかね。上記の活躍馬もそうですし、ルーラー×ディープ(Burghclere)のキセキも菊花賞馬ですしね。

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