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1月25日「GコースとCコース」

ええと、調べずに書き散らしていますので、この記述を信用しないでくださいね。

いま、レトロなテレビゲームというと、
だいたい挙げられるのは、ファミコンとか、ブロック崩しのようなゲームのことだと思います。

ピクセルが大きくてカクカクしていて、使える色数が限られていて、みたいな時代です。

コンピューターがみんなそんなコンピューターだった時代から、どんどんピクセルが細かくなっていって、色も増えていって、今のような高解像度フルカラーな状態になったんだよーって、

昔を知っているはずのワタシもそう考えがちなんですけれど、よく考えたら違うんですよね。

「ファミコン」時代でも、プログラムをする人は文字がいっぱい出るコンピューターでプログラミングしていたはずなんです。

ピクセルが大きいファミコンとはべつに、きれいなグラフィック表示はあまり得意じゃないけれど、細かい文字は表示できるコンピューター、というのがすでにあったんですね。

いまの感覚だと「なんで?」ってなるかもしれません。
いまのコンピューターで表示されてる文字は、ピクセルが集まってできてますもんね。ピクセルが大きくてカクカクの時代なのに、細かい文字が表示できるのはなんででしょう?

なんで? と聞かれて、ちゃんと答えられる知識はないんですけれど……
たぶん……あまりメモリーがたくさん載せられなかったせいなんだと思います。

解像度をあげるには、ディスプレイの画素の細かさや、ディスプレイとの接続に使う信号なんかも大事ですが、解像度をあげた分のピクセルひとつひとつの色の値をぜんぶ記憶しておかなければいけないです。

たて480ピクセル、よこ640ピクセルのものを表示するためには、307,200ピクセルぶんの色情報をぜんぶかかえてないといけないんですね。
昔のコンピューターはメモリーが少ないので、カクカクのピクセルしか表示できなかったわけです。

ただそこに、ピクセルのかわりに「文字」を表示するのであれば、たて40文字、よこ80文字の320文字分の情報ですむわけです。

ファミコンも、全ピクセルを自由に描画できたわけじゃなくって、画面を8×8ピクセルごとに「キャラチップ」みたいなものを用意してそれを貼り付けていくような動作だったと思います。

グラフィックを重視、カラー多め、解像度低めの「Gコース」と、

テキスト重視、カラー少な目、解像度高めの「Cコース」に分かれて、

時には交わりつつ、抜きつ抜かれつしつつ、2つのコースでコンピューターは進化していき、そしていつのまにか2つのコースは合流して今の路線がある、みたいな感じでしょうか。

ゲームでいうとグラフィック重視のGコース出身のゲームがやはり有名なのですが、Cコースで生まれて進化してきたゲームも少なからずあります。

たとえば「ローグ」ですね。ローグのゲーム性は、テキスト重視で解像度の高い環境で培われたものだと思います。

自分のキャラクターこそ「@」だけれど、広い画面とたくさん表示できるテキストがあってこそローグができたんだろうなと思います。

現在にあってローグはどういう方向に進化するべきか? みたいなことも、
有名なのはGコースに進んだトルネコやシレンですが、

もしかしたら長大なテキストを生かしたままCコースを通ってグラフィカルかつテキストベースな現代のローグが作れるかもしれないなーとか思ったりしています。

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