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2023-8-29「そろそろ限界かも」

むかしむかし、まだ20世紀だったころ、
ウィンドウズはまだ16ビットで動いていたりしました。

16ビットだともちろん32ビットや64ビットにくらべて動作や処理が遅かったりしたのですが、

なにより「メモリ空間」が16ビット用なのがやっかいでした。

ウィンドウズはその名の通りウィンドウをいっぱい開きますので、
それぞれのウィンドウで今どういうソフトが動いていて、それぞれのウィンドウに何が描かれているのか、ウィンドウどうしがどう重なりあってるのか、全部把握しないといけないのでメモリがたくさんいるわけです。

それなのに16ビットのメモリ空間だとウィンドウズにとってはかな~り狭くって、メモリが足りなくなってよく動作が止まったりしていました。

いまちょっとそういうのを思い出したのは、結構私たちが今こういう状態だったりするんじゃないかな、と。

社会はわたしたちが従わないといけないいわば「オペレーティングシステム」ですね。

このオペレーティングシステムがどんどん複雑になっていって、動作は洗練されてきたけれども要求されるメモリやマシンパワーもどんどん必要になってきています。

しかしわたしたちのCPUもメモリも古いままで増設したりもできないので、このオペレーティングシステムは重くなるいっぽうです。

この状態だと、私たちがこなさないといけない遊びやら仕事、人生などの「ウィンドウ」に割けるマシンパワーもどんどん少なくなっているんじゃないでしょうか。

忙しい人ほど判断を誤まりがちなのも、このようなマシンパワーが割り当てられないような比喩で説明できるんじゃないでしょうか。

じぶんに積まれているCPUもメモリも、低スペックなのを自覚したうえで、

「いらないウィンドウは閉じておく」などの昔の慎ましやかなテクニックを、今こそ自分に対して行わないといけないんじゃなかな、と思いました。

以上、ここまで読んでいただいてありがとうございました!

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