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50音を耳と目で楽しみつくす『かっきくけっこ』

ちひろ美術館の「谷川俊太郎と絵本の仲間たち」展で知って以来、気になっていた本。図書館で、娘が選んできました。

あ行 から 最後の"ん" まで、それぞれの行のイメージが、様々なリズムと大胆な絵で楽しく表現されています。堀内誠一さんの絵はひとつひとつ全く違うタッチで、驚きの連続。
さ行はさらさらした感じで「ささししすせせそ」と草が揺れ、な行は大きなナマズが「なーにぬねーの」と泳ぐ。確かに確かに!と妙に納得してしまいます。
一方、"あかさたな"におそらくまだ何のイメージも持たない娘は、次々と現れる見開きの絵と音を純粋に楽しんでいるようです。
特に好きなのが、ま行。"まみむめむめめも"の絵は、ま行の文字が擬人化されたような不思議なもの。何度もままみみむめめもを言わされて口が変になりそうです。
最後の"ん"では、どや顔で「ん~っ!」
参りました!
2012.2.25
作:谷川俊太郎 絵:堀内誠一 『ことばのえほん かっきくけっこ』(くもん出版)

※どの見開きも色鮮やかで、心が洗われるようなフレッシュな絵本。
親子で気に入って、その後購入したんだった。また開いてみよう。


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