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人狼で夜時間目を開く奴は呪われてくれ

対面人狼の夜フェーズで目を開く奴が居た

大学生だった2010年からまぁまぁ長い事(数年〜十数年)人狼会の主催をやり続けていたんだけど、夜時間に目を開いた奴と主催の私の目が合った事がある。
手口としては野球帽を深めに被り、下を向いて出来た左右の空間から覗き見るものだった。
私は当初は離れた場所で待機し、夜が始まった瞬間から(素村の)ずっとその人の真下から覗き込む形にしたのだが、占い師フェーズになった瞬間に目が開き、私とその人の視線が合い、時間が凍りついた。――といった感じだ。思い返すだけで身の毛もよだつ思いである。

なぜ分かったのか。その前の村ではその人(以後Yさんとする)の隣で私がプレイしていたのだけど、推理の挙動がおかしい事が複数の参加者から上がり、実際私自身もYさんの過程がおかしい事から仲間切りだと考察し、(村側の考察としては)誤って、最終日前日に処刑をした。
最終日は票を合わせられずに狼陣営が勝利した村となった。
その時に、狼陣営からも「Yさんは見てるとしか思えない」と言う話があったため、確認の為に次村で専属チート対策要員として自分が途中から夜フェーズにマークしたのだ。

好意を踏みにじったのは誰か

犯人のYさんは、当時私は友人だと思っていて、
わざわざ東京から岐阜まで足を運んでくれたのに夜時間に目を開けたんですけど、本人は「誤って目を開いてしまった」と故意ではない旨を主張していた。私は自分の背中と手が震え、顔が紅潮するのを人の事のように感じ、苦しい自分を空から眺めていた。
当時の参加者40人強の前で開眼をしたことと、その理由を説明させ、私から出禁である事を宣言したが終始自分が自分でないような感覚になっていた。
これが、私が3年近く苦しむ事になる解離のはじまりだ。
やられた当初は、「それでも世話になった人なんだから見逃してあげるべきではなかったのか」とか、「気づいていない参加者のみんなの楽しみをスポイルしたのではないか」とか、様々な葛藤があり、それに答えを見出せないまま鬱になった。
鬱になりしばらくして、精神科の先生との話の中で、「その人はどういうつもりでズルをしたんでしょうね?」「最初からあなたの事は友達だと思っていなかったんじゃないですか?」と言う言葉をもらい、ふと気づく。
Yは、主催の私の友人という関係を自分の為だけに使い、挙句友人だと思っている私が1から作り上げた人狼会の信用を損う行為した。それは唾棄すべきものだ。」と。
余談だが、何故かこのことを報告した別の人狼会の主催のUさんに「俺もそういう声が上がっていたことを知ってたけど、昔からの人だったから言えずに1人で抱えてて辛かった」という旨のことを言われた。
当時は「Uさんみたいに告発しないのが正しい選択であったのか」と悩んだりもしたが、今となっては「いやいや、長くやってる人や、ズバッと当てるのがかっこいいと持ち上げた結果、波及を恐れて自縄自縛になってた面があるんでしょ?」と考えている。
もっとも、悪いのはただ1人Yさんだけであり、Uさんは被害者側なのでそこはしっかりと書いておきたい。
私は、私の友人であるにも関わらず、不正を不正とちゃんと告発してくれたかつての私の人狼会の参加者たちに感謝している。
また、それを成し得た、自分の人狼会の事を本当に誇りに思っている事も特記しておかなければならないと思う。

あなたは人狼のどんな所が好きですか?

人狼の村人で考察をする時、闇夜に一閃の光が差す様に推理が伸びる瞬間がある。答えを知らないがゆえのフラストレーションと、それが発散されることに依るカタルシスか。
通じ合えなかった人間が手を取り合い通あうドラマか。
日常生活で会わないような人が織りなす見たこともないような考察の景色か。
果たしてこれらを、夜時間にチートで目を開いて感じ取れますか。

汗で輝く努力の過程ではなく、チートで得られた結果と自分が最初から持っていたものを、自分のものだと堂々と宣言できますか。
それは、強いプレイヤーとして、あるいは人の親として、先輩として、他の人に分け与えられるものですか。

──ゆめゆめお忘れなきよう。他人を足蹴にした分だけ、
自身に返ってくる呪いを。

さてここから下は「では私達はチーター対策として何が出来るのか」と言う話。
私自身の主観主張が強めなので有料範囲とします。
あるいは、カンパいただけると励みになります。
上記ご理解いただける方のみご購入下さい。

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