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同性介護の解像度
先日、生活介護で働き始めたばかりの友人と近況を話し合う機会があった。
友人は、同性介護が生物学的な性別のみに偏重していることについての違和感について語っていた。
自分自身がLGBTQなどのセクシャルな問題について疎いこともあり、恥ずかしながら、目から鱗だった。
聞いてみると、2つの問題点があるようだ。
一つ目が利用者さんの性自認をどこまで正確に把握できるかという点。
これは、言語でのコミュニケーションが困難であったり、本人の生活環境での恋愛のバリエーションが限られていることがあるのかもしれない。
もう一つは支援者側の性自認が蔑ろにされがちだという点。
現場での実感として、性自認をスタッフ間、さらには利用者さん本人(利用者さんのご家族も含めて)へと共有する範囲が広げていくことがなかなか難しそうだと感じる。
いろんな背景を持った人たちがそのままで暮らしていける社会になればいいなあとこの仕事をやり始めたのに、躓いてしまった気分。
複数の困難が交差することの難しさを思った。
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