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車のロゴから障がいのイメージを考える

施設のロゴが描いてある車がよく走っている。

運転している人からすると、何者かを表示して走るのは自分の運転を見られているようで落ち着かないと思う。

安全運転の効果もあるのかもしれないけど、やはり広告の意味合いが強いのだろう。
たくさん街で見かければ、施設の認知度が上がり、選挙のように選んでもらえたりするのかもしれない。

先日お話した福祉関係の方が、デカデカとロゴが入った車でご自宅を訪問するのは、「施設の利用対象者がいますよ」とご近所に知らせてるようで気が引けると言っていた。

なるほどなぁと思いながら、道を走る車を注意して見ていると、むしろその車自体の印象が気になってきた。

福祉施設のネーミングは夢や希望などのポジティブワードや地名、植物など当たり障りのない無味乾燥なものが多い。

ロゴも無害というか角がないというか、既視感のあるものが多く、あまり主張していない。

それらの集合的なイメージが施設を暗く見せ、障害のある人たちのイメージを規定してしまってはいないか。
いや、考えすぎかもしれないけど。

よーく目にするだけでなんか選んでしまうほどに認知の癖が本質に勝るのならば、イメージの力で近所に知られたくないと思わなくなる程度に障がいの印象を変えることも出来るのではと思ったり。

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