見出し画像

キャリアの整理に使える「STARシート」の作り方と効果

年末年始、今後のキャリアについて思いを馳せる人も多いのではないでしょうか。

ここでまずオススメしたいのは、職務経歴書のアップデートです。転職活動をする/しないに関わらず、半年ごと・1年ごとなど、節目のタイミングで追記・更新しておくのがベターです。

なぜかというと「理由① 忘れるから」。5年前の仕事の詳細とか覚えておくのは至難の業なので、職務経歴書は記憶が新鮮なうちに記載しておきましょう。転職するつもりがなくても、勤め先の経営悪化などで突然の転職活動を余儀なくされることもあります。その時に曖昧な記憶で嘘を書くわけにはいきません。備えておきましょう。

そして、それよりも大事なのは「理由② 振り返るため」です。

「今年はこれができるようになった」「けっこう責任のある仕事を任されるようになった」といった自身の成長の確認や、「もう何年もこの業務やっているけど進歩がないな。上司との面談で新しい仕事をしたいことを伝えてみよう。でも何がやりたいんだろう?相談してみようかな」といった次へのステップを考える上でも、職務経歴書というドキュメントに落とし込んで一歩引いて俯瞰することは大切です。

転職しなくても、自分のキャリアが望まない方向に行っていないか見つめるために、継続的な振り返りをしておくと良いかと思います。

---

そして、さらにオススメしたいのが「STARシート」の作成です。僕が考えたオリジナルのフォーマットなので、みなさん聞いたことがないはずですが、採用業務に関わる方は「STAR面接」という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

STAR面接については僕の古巣アマゾンでは↓このようなページ↓を設けて、候補者向けに説明しています。

状況(Situation)
あなたが今置かれている状況、または達成する必要のあるタスクについて説明します。複雑な状況が面接官に伝わるように、十分な詳細を述べます。
タスク(Task)
どんな目標に向かっていましたか?
行動(Action)
その状況に対してあなたがどのような行動をしたか、あなたに焦点を当て、適切な量の詳細を含みながら説明します。 具体的にどのようなステップを踏みましたか? どんな貢献をしましたか? プロジェクトについて話すとき、チームやグループが行ったことを説明しないように注意します。あなたが実際に何をしたかを我々に教えてください。行動を説明するときは、「私たち」ではなく「私」を使用します。
結果(Results)
あなたの行動の結果を説明します。あなたのふるまいを自分の手柄にすることに躊躇しないでください。何が起こりましたか? どのようにイベントが終わりを迎えましたか? 何を達成しましたか? 何を学びましたか? 該当する場合は、指標またはデータを使用した例を提供します。


グーグルさんでも、このようにいわゆる「STAR」をベースに面接を進めていきます。


その際に予め準備しておいたほうがいいのがSTARシートになります。例えば僕の場合、何社かで採用業務をやってきて、いろいろな課題に対応していたので、↓このように↓まとめています。

※以下の画像は3年前にLINEを受けた際に、通常の職務経歴書に加えて提出した内容。数値や固有名詞は今回の公開用に塗りつぶしています。


まずこれは「0→1」っぽい業務。

スクリーンショット 2020-12-31 16.36.41


これは「1→10」っぽい業務。

スクリーンショット 2020-12-31 16.36.53


これは「10→100」っぽい業務。

スクリーンショット 2020-12-31 16.37.05

スクリーンショット 2020-12-31 16.37.17


見ていただいての通り、「どの企業で? / どういう状況で? / 何の課題に対して? / どういう打ち手をして? / どういう成果だったか?」を整理して記載しています。

これにより

① 振り返り促進
自分自身のキャリアの振り返りに役立つ。

② 理解促進
(仮に転職活動する際は)採用担当者や人材紹介会社のキャリアアドバイザーさんが自分自身を知っていただく上で、効果的なサポートツールになる。

③STAR面接対策
STARを聞かれるなら、予めSTARで記述しておくと、自身の事前整理にもなる。

といったメリットがあります。STAR面接をするような会社さんからすると「はじめからSTARで整理いただいてて、むちゃくちゃ助かります」となるのではないでしょうか。


※ということで、この流れでついでに告知させていただきます。LINEでは↓積極採用↓しています。新たに挑戦したい方、まずはご覧ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?