1200人を超えてもオープンチャット「人事のへや」が相談・質問の場として機能するために、僕がしていること
コミュニティが大きくなると、管理者としては困りごとも増えてきますよね。今回はLINEのオープンチャット「人事のへや」における運営ポリシー&アクション的なものをご紹介します。
ちゃんとやれている管理者さんからすると当たり前のことばかりですが、参考になる人がいるといいな。
そもそも「オープンチャット」とは?
公式な説明はこちらです。
抜粋すると
オープンチャットのいいところ:
・トークルームごとに異なるプロフィールを設定できる
・自分がどんなトークルームに参加しているのか、LINEの友だちにはバレない!
・トークルームに入ったら、何かを話さなくても、会話を眺めているだけでもOK
・特に関心がないときでも、気軽に参加OK!
・みんなが話しているテーマは、テレビやゲーム、ファッションなど趣味の話から、今日食べたランチの共有、など日常的な話題まである!自分の好みに合うトークルームを探してみよう
とのことです。
ミクシィ世代の方々ですと、コミュニティ機能というとイメージしやすいでしょうか。それに「コミュニティごとに名前が変えられる」「友だちからはバレない」といった良さが加わったと思ってください。
オープンチャット「人事のへや」って?
これです、ドン!(人事じゃない人は参加はご遠慮ください)
人事って、なかなか孤独なことが多いんですよね。
何か相談したくても社内に人事の人が少ない会社もあったり、人事じゃない社内の人には相談しづらい内容も多かったり、他社の人事に相談するとしても繋がりがなかったり、社名を出して相談しづらかったり。
でも、オープンチャットはそういう「人事同士がつながって、匿名で相談できる場」というニーズにピッタリ。まさにWOWですよ。 ということでオープンチャットがリリースされた直後くらいに立ち上げました(僕は一度も相談を投稿していませんが)。
こういうコミュニティの傾向と対策
ところが、こういうコミュニティって大きくなってくると4つくらいの悪い傾向が表れてきます。
1. スパム
2. 告知
3. グループの趣旨に合わない投稿
4. 一部の参加者の馴れ合い、いざこざ
ひとつずつ見ていきましょう。
1
スパム
こういうの↓がたまにあります。参加してすぐ投稿して、投稿したらすぐ自ら抜けるのが特徴です(管理者に出禁処理される前に抜けている様子)。
こういうのは文面からしてなんとも胡散臭いので、誤ってタップする人もいないでしょうが参加者としてはイヤな気持ちになりますよね。
ほかにはこういうのとか。
(ちなみに自分で抜けられるよりも早く強制退会にできると、すこし気持ちいいです)
こういった武田やみさみさ対策として使えるのがオープンチャットのスパムフィルターです。NGワードを設定して、それを含む投稿ができなくなる素晴らしい機能です。神機能と言っても良い。管理人の皆さんはぜひ使いましょう。
ちなみに「人事のへや」では以下のように設定していて、それでもフィルタをかいくぐってくるワードは発見次第、随時追加しています。特にURLとか設定しておくと有効です。大体のリンクは防げます。
そして、NGワード追加後はスクショでメンバーに共有すると親切でしょう。
あとは注意喚起としてこういう感じで共有することも大事。
ちなみに、やまもとは書き込みから強制退会までわずか10秒でした。
2
告知
人事のコミュニティなので、人事のひとたちに向けた告知系の投稿も増えてきます。
例えば
・人事向けのイベントの告知
・人事系の記事やブログへの誘導
・人事向けのサービスの紹介
など。
こういうものの中には有益なものも一部あり、スパムと言うほどではありませんが、やはり場の趣旨にそぐわないものが増えてくると参加者としては残念です。
そうならないためにも、対策としてこんな感じでアナウンスが常時目につくようにしています。なんとも便利な機能ですね。
↑
1行目を【要確認/開設者より】として、
タップするとこういう感じで見られる状態
↓
ここまですれば、告知が多い日でも安心。
3
グループの趣旨に合わない投稿
これも上記のアナウンスで概ね防げていると思います。
それでもたまに就活生・転職者の方などから人事への質問というかたちで投稿があるのですが、ごめんなさい、心を鬼にしながら(原則)削除しています。グループメンバーの方々は引き続きご承知おきください。
これは賛否両論あるかと思いますが、コミュニティ運営においては「混ぜるなキケン」であることの方が多いと思っています。異なる趣旨のことがしたい場合は、そういうオープンチャットを新たに立ち上げるのがwin-winです。
ここで「皆さんの意見を広く聞いて決める」「何でもアリな場にしようよ」なんてやってしまうと泥沼まっしぐらなので、それはしません。
(なお、人の相談に乗ること自体はとてもいいことで、親身に回答されている様子は素晴らしいなと思っています)
4
一部の参加者の馴れ合い、いざこざ
一部の参加者が場の趣旨を勘違いして馴れ合い始めると、他の参加者の方々は一気に冷めます。これも、ここまでの一連の取り組みで防げているんじゃないかと思います。
そもそも参加者の皆さんが大人であることや、場の趣旨についてはたびたびに目にする機会があるので、あまり本筋からぶれないコミュニティになっているのではないかと思います。ありがたいことです。
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ということで、いくつかの傾向と対策についてお伝えしましたが、大事なスタンスは「遠くからガン見する」ことかなと思います。
管理者が存在感を発揮しすぎると場が活性化しづらくなるし、管理がされなくて荒れ始めるとさらに荒れるので、引き続きがんばっていこうかなと思います。
守りたいのは「本来したいことが安心してできる場所」であること。グループの皆さんも一緒に取り組んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
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