駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人

該当映像の中のこのブロガーは、「滑竿夫」と呼ばれる現地人に一定のお金を支払った後、輿に乗って峡谷を登った。輿を担いだ2人の男性は、息苦しい息を吐き出し、汗を流しながら峡谷を登った。一方、輿に乗ったブロガーは、輿に乗って安らかに笑いながら周辺の景色を満喫した。

人力車もそうだけど、まさに駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人。
どのような仕事であれ求められるなら価値がある。そしてそれに連なる仕事ができて生態系が出来上がる。

この映像を見たネットユーザーは「お金を払って貴族になった気分を購入した下品な行動」とブロガーを非難した。彼らは「自ら登ることができるのに、なぜ人間の尊厳を踏みにじるのか」「父親を奴隷のように働かせて気持ち良いのか」など否定的な意見を示した。

こういう安直な感傷、かわいそう論で仕事を潰すとどうなるか。
ミゼットプロレス、av,風俗その他何でもろくなことにならない。

しかし、あるかごかき(籠を担ぐ人)は現地メディアに「70歳を超えた老父母や妻、中学生の子供など5人家族を食べさせるのに大きく役立つのがこの仕事だが、なぜ人々が私の仕事を責めるのか理解できない」と吐露した。他のかごかきも「今回の議論で輿に乗ろうとする観光客数も減るのではないかと心配だ」と話した。

感傷的なかわいそう論を吐くやつがら生きていくため働いている当人の気持ち、暮らしなど何も考えてないことがよくわかる。
自分が見たくないー自分の内面の差別心やらトラウマやらー自己で処理すべき事柄を投影して潰してあーきれいになった、わたしはいいことした!って思いたいだけだ。

地獄への道は善意で舗装されているし、人は善を求める。
とかくこの世は住みにくい


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