カーボンニュートラルを打ち出した以上新規の火力発電投資などするわけがないし、老朽火力のリプレースなんて起きようがない

エネ庁が今夏、今冬の電力見通しを出した。
電力が足りないらしいが当たり前だ。

お仕事で発電所への投資を検討していたが、カーボンニュートラルを連呼されて、再エネ優先では火力発電所設備稼働率を高く見積もれない。

これでは投資が回収できないので、何千億円も投資するバカはいない。
LNG側の売却益も見込めない事業になる。
九州電力の新小倉リプレースも注目してたが廃止だ。

容量市場も始まるがあんなことやるなら自由化すべきではなかった。予備力確保なんか自由化したらできるわけがない。
産業を維持するためには安い電力が必須だ。
高い電力は競争力を削ぐ。

再エネのうち風力についても投資を検討したが、偏西風がろくに吹かない日本海や太平洋側の風力発電の稼働率は欧州に大幅に劣りこれも明らかに投資リターンが悪い。しかも欧州に比べて深い。
日本の立地の問題で企業努力でどうこうなるものでもない

地熱は火山では規模が小さくプレートが上がるところでないと規模が出ない。これも稼働率は良くない。儲からないのだ。fitついててすらやる気にならないirrだ。

この国は立地が悪く、エネルギーは買ってくるしかない。

エネルギーを高く買えば買うほど我々は産油国に搾取され、奴らの贅沢や戦争の元金にされる。

2019年、39,944百万ドルの天然ガスを日本は輸入した。これは電力用途。
約4兆円、
2011年には4.8兆円。
赤ちゃんから年寄りまで1.2億人で払ってる。
一人4万円。4人家族なら16万。
エネルギー輸入がなければ毎年これだけ浮く。
このダメージは複利で効いてくるからなお悪い。
自動車燃料、プロパンガスなどに精製される原油や、製品含むと28兆。
一人28万円払ってる。四人家族なら112万。
これがなければどれだけ楽な暮らしになるか。

原発をガンガン建ててガンガンミスってガンガンリファインしていくべきだ。

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