テキサスも寒波で電気代高騰、停電。風力タービンが凍りついたからだとさ

テキサス州寒波

マイナス12度の中停電。変動価格にしてたら電気代が1kwhあたり9ドル。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-18/QOQO5OT0G1L201


大寒波によるエネルギー危機に長期化懸念、操業回復に数週間か

  公益事業追跡ウェブサイトのパワーアウテージ・ドット・USによると、同州で18日日中の時点で停電しているのは約37万5000の世帯・企業。17日の300万超からは減少した。

  ただ、エネルギー危機による経済的影響は広範囲に及び、長引く可能性もある。米国の原油生産は40%近く減少し、シェールオイル生産地のパーミアン盆地ではフラッキング(水圧破砕技術を利用した掘削)活動が停止している。

米原油生産4割減、落ち込み過去最大-猛烈な寒波で油井操業停止 (2)

  石油業界では複数の企業がフォースマジュール(不可抗力条項)を宣言し、顧客に契約上の納期を守れなくなると警告した。米最大の液化天然ガス(LNG)輸出会社であるシェニエール・エナジーは、テキサス州の電力システムを支援するため一時的にガスと電力の消費を自主的に減らしていることを明らかにした。

テキサス州大寒波、世界原油市場の危機に-影響は米にとどまらず (1)


記録的な寒波に見舞われたテキサス州では依然として停電が続いている出典:ブルームバーグ
  
製油会社の操業回復には数週間か
   製油会社の操業回復には時間がかかりそうだ。事情に詳しい関係者によると、厳しい寒さと停電で閉鎖したテキサス州の少なくとも4カ所の製油所は、施設の修繕と通常操業への回復に数週間を要する可能性がある。同州とルイジアナ州、オクラホマ州では今週、20カ所を超える製油所が操業を停止した。

テキサス州の油田は徐々に操業再開
  テキサス州の油田は徐々にではあるが操業を再開させつつある。マラソン・オイルやデボン・エナジーなどは、イーグルフォード地域でのシェール油の生産を再開させるため、地域送電網や発電機からの復旧電力を利用し始めたという。情報が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語った。

過酷な気象条件への備え呼び掛け
  サンキー・リサーチの石油アナリスト、ポール・サンキー氏は「大規模なインフラはどれも凍結に対応できるように設計されていなかった」とリポートで指摘。この問題はエネルギー市場ではほとんど認識されていないとの見方を示した。

ガスは低温で貯めるとはいえ設備が複雑。石炭に比べてこういうときに弱い。

テキサス州は電力自由化されて、普段は安い電力を消費者は享受してる。

テキサス州はもともとこういう価格スバイクを受け入れて、企業に儲けるチャンスがあるから参入するように誘導していたようだが、月100万の電気代を受け入れられるやつはそうはおらんだろう。

石炭火力減らして再エネが安いというても安定供給されない電源で、止まるときは寒波だの来てるとき。

民間に電気が足りないからと製油所、工場を止めてしまうレベルでほんとにいいのか?電力自由化は。

安定供給と自由化は完全に反対側だぞ

10年に一度の寒波のために、使わない発電所を維持しろ。その代金のための高い電力は消費者は負担しない。普段は自由に安い電力を買う。というアホなロジックが成立すると考えるやつは底辺としか言いようがない。


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