鍋泥棒JIN

俺は鍋だけは全部盗んだ具で作り上げる鍋泥棒JIN。
今日も朝から鍋が食べたくなってきやがったぜ。
早速、1日掛けて具を盗みに行くぜ! トォ!

(と言いながら、縁石の上に立ち、何も言わずにゆっくり縁石に座る)

(お尻の右肩を上げて、オナラを出す)

はぁ……平和な日常だぁ……。
こんな平和な日常をオナラ……じゃなくて、
具を盗むことによって激変させようとしているわけだから、
なんとも俺は罪深いなぁ、罪深ステッカーを車窓に貼りまくってる不良だ。
そんなステッカーを貼りまくった車窓から眺める牧場は、
さぞかし強いウシに感じるに違いないな。
俺も強いウシになりたいよ、元気に走って岩を砕くような、
滝を飲み干すような、火山を一旦お暇させるような、
そんな強い強いウシに私はなりたい……って、
つい文豪の一人称を使ってしまった。
文豪って本当一人称が私だからなぁ、ネカマの素質があるよね、文豪って。
というか女性キャラを男性が描くって、ほぼほぼネカマだよね。
当時にネットがあれば、絶対太宰治はネカマやっていたよね。
太宰治は絶対ネカマだった自信あるよ、全財産BETするよ。
現在の俺はもう全財産GoToBEDでオヤスミナサイだけども、
オヤスミナサイというポータルサイトを
やりたいぐらいの大喜利好きだけども、
太宰治の時代にネットがあったら絶対ネカマに全財産BETするよ。
あーぁ、オヤスミナサイって大喜利用語すぎるよね、
もう普段は誰も使わないよね、大喜利でしか使わない単語だよね、
家族間であってもオヤスミナサイなんて言う暇無いもんね。
一度夜の歯磨きを始めたら、もう誰とも口利きたくないもんね。
口の中に充満した歯磨き粉の香りを独り占めしたくなるもんね。
たとえ家族とすれ違ったとしても、家族の会釈をすればいい話だもんね。
まあ俺に家族なんていないんだけどな……俺は
一人で生きていくしかないから、二人三脚で言えば、一人二脚だから。
一人二脚で今日もやらさせて頂いているから。
だから鍋の具を盗むことも一人でやらないといけないんだ。
否、一人だからこそ独断でやれるんだ。
そういう自由があるんだ、そう思って俺は行動していたい。
一人だからこそできること、そう、
トイレの戸を開けっぱなしで用を足す的な感じでGoGoしたい。
GoGoしたい、で、押韻するなら、棒状期待。
そう、棒状の具が手に入ることを期待しながら、
早速盗みに出掛けようじゃないか。

(縁石から立ち上がり、小さくゲップをする)

海外で嫌われない程度のゲップも出たし、行くか。
俺は俺の人生をGoWay、押韻するなら棒Way。

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