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まつげの綺麗な君を好きな、理由について。

君のまつげが、好きだった。
長く揃って、艶々している。
写真を撮っても、
一緒に喋っても、
君のまつげはいつだって綺麗だけれど、
でも、
見惚れる瞬間は、きまって、君が真剣に見つめる時だ。
幸せについて考える時。
見えない答えを探す時。
目の前の時間を全部、心に焼き付けようと見開いている時。
そんな時の彼女のまつげの先は、
いつだって、未来を指している。
僕は、君のまつげをコンパスみたいに、想っていたのかもしれない。
君を見ていると、いつだって、未来があるって、信じられた。
未来を見ている君の横は、僕も未来をつくってみたいと頑張れた。
僕には、君みたいな綺麗なまつげはないけれど、
でも、君が想像した明日を、一緒に創造したいと思うんだ。
未来を見つめる姿が、好きだ。
だから、君が、好きなんだ。

ねえ、君のまつげ、触ってもいいかな。

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