おしりたんていは、ネクストゾロリか?
おはようございます。
娘が「おしりたんてい」にハマっていてついついメルカリ見たりブックオフ周ったりしちゃう、娘想いの「あお@aosenn」です。
昨日もブックオフで発見(320円!)したので、おしりたんていを購入してしまいました。面白かった!!
実は低学年の児童書については、絵本→文章の本の間にある存在がすっごい大事だと思っているんですね。読み聞かせを重ねてきて、どこで絵本からの脱却を図るかって、見極めが非常に難しいところ。
その間を数十年にわたり独占していたのがポプラ社の「かいけつゾロリ」なんですね。
いまだに発刊され続けています。これで66巻目。昨年の12月に発売されているから、本当に愛されています。
ボクも実は30冊ぐらいゾロリを持っていて、学級文庫に入れています。愛のある保護者から、お子さんが卒業の際に「読まないので、これからのあお先生の子どもたちに読ませてあげてください!」といただいたものです。涙が出たのを覚えています。
さて、ゾロリの魅力って何でしょうね。
ボクは、漫画感覚で読みやすい、悪役が生きるストーリー性、そして時事ネタをもいれる作者の文章力だと思っています。
今回のもアイドルの総選挙あたりから明らかに引っ張ってきていますもんね。絵本を脱した子がスムーズに入っていきやすい(特に男子!)ように、迷路なども箸休めに登場します。
そして長らく問題?になってきたのが、「ゾロリの後継者」がいないことなんですね。この本に続くものが全く出なかったんですよ。
しかし、ようやく登場したのが、「おしりたんてい」です。
「おしりたんてい」の魅力をご紹介します。
まずは、本格的な推理がされているということです。大人が読んでいても、なるほどなるほど!と筋が通っているストーリーになっているんです。そしてよーく読んでいくと、子どもが気づきそうな伏線を張っているんです。
だから、子どもでも推理ができる!自分が探偵になったようになるんです。読者が参加できる、まさしく今の時代にぴったりの構成になっています。
さらに、展開力の凄さです。
絵本も出ていますし(むしろこっちが先!)、アニメもやっていますし、Youtubeでは、主題曲の踊り付きのダンスが子どもたちに大人気です。
しっかりとソーシャルまで手を打っていて、ポプラ社の担当の力はステキだなと感心します。
それに我が子もすっかりハマってしまい。
キャラクターの癖の強さです。
主人公に大きな欠点があることが、最近の愛される条件だったりするんだよ、と金曜に子どもたちに話したばかりでした。
例えば、コナンは薬で子どもにされてしまっていること。ルフィは水の中で力を失うし、飯に目がないし…近年の超大ヒット作品は、欠点があるんですよね、主人公に。
おしりたんていの欠点は「見た目」でしょう!
顔が割れているんですから、おしりなんですから、読者からしたらツッコミどころ満載なわけです。でも、物語はそこには全く触れずに進んでいく。必殺技でおならがでるくらいです。
その辺のツッコミどころが、男子を中心に受けるのですが、物語性から、我が子もはまっているわけです。
ゾロリと同じポプラ社が出した「おしりたんてい」発刊ペースはわりかしゆっくりですが、これからもヒットを続けて欲しいですね。
ちなみにポプラ社といえば、ボクが子どもの頃にどハマりした、こちらもポプラ社です。
懐かしい!
今日も良い一日を。
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完全にバズりました!
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