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はなとすず。育ちの違う2匹のうさぎ様。

 我が家には2匹のうさぎがいます。
 どちらもネザーランドドワーフの女の子で7歳のはなはブルーオター、4歳のすずはブラックオターです。
 2匹ともおなじペットショップ出身で、血統書もありません。
 1.6㎏前後がベスト体重なので、いわゆるトゥルードワーフではなく、フォースドワーフなのだろうといった感じです。
 はなは生後48日で迎えました。

我が家に来て1ヶ月頃のはな


 一緒にケージに入っていた他の仔ウサギを踏みながら走り回り、迎えた当日に用意したケージの中ですぐにもぐもぐご飯を食べ、ごくごく水を飲み、ごろんと横になるという、天真爛漫な女の子でした。
 それが今やもう7歳ですが、私のことをばあやとしか考えていないお嬢様です。



 すずは1歳をすぎた状態で迎えました。
 大騒ぎしているインコたちの声に、ケージの中でロップイヤーのように耳を伏せてびくびくしているのを見て、衝動的にお迎えを決めました。
 1歳までペットショップにいたためか、はなよりも前肢が細くて、迎えてから数週間は、部屋に放して遊ばせても、すぐにはあはあとしんどそうに寝そべっていました。
 今は走り回ってもはあはあすることはなくなりました。むしろ無限に走り回っています。

 はなとすずはケージ越しでもケンカするほど仲が悪く――というよりすずが一方的につっかかるので、今も部屋に放す時は別々でした。
 2匹が仲良くくっつきあっている、なんてものは我が家では幻想なのです。

 それでもすずも4歳になって性格的に落ち着いてきたのか、ケージ越しであれば鼻をくっつけあったりして、お互いの存在は認めているようです。

 生後48日で自分以外は人間だけの家で育ったはな。
 1年以上をペットショップのケージで育ったすず。
 今もすずの前肢ははなよりもやや細いですが、体重や体格は2匹ともほぼ同じで、母ウサギは同じなのではないかと思えるくらい似ています。

 2匹とも避妊手術をする前に子宮癌にかかり手術を受けました。そんなところまで似なくてもいいのにと。
 はなはその後腎臓への転移の疑いが出たものの、特に体調を崩したことはありません。年齢のこともあり獣医さんと相談して手術はしない方向です。
 すずは転移も見られず、その代わりなのかうっ滞をよく起こすので、獣医さんで出してもらった頓服薬を常備しています。

 初代ぱんと2代目ねねを飼っていた頃は、今ほどうさぎの飼育についてわかっていなかったこともあり、ぱんはたった4歳で亡くしてしまいました。
 ねねはその数年後くらいからようやく言われ始めた「うさぎは牧草主食」というスタイルに変更して、11歳まで生きてくれました。それでももっとこうすれば…という悔いが残っています。

 はなとすずは育ちこそ違いますが、今は元気に毎日飼い主を振り回すお嬢様っぷりを発揮しています。
 主食はチモシーで食べ放題、ペレットは朝夕に10gずつ、おやつはくずの葉やチモシーとくず粉、りんごなどでできたものを1日に数かけずつあげています。

 今年の3月ですずも5歳になり、いよいよシニア期に入ります。
 獣医さんで定期的に爪切りをかねて健康チェックをしてもらい、相談しながら、少しでも悔いのないように、ウサギライフを過ごさせてあげたいです。


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