見出し画像

初タチウオなンだわ - 今日も釣れねえンだわ

 やったぜ!成し遂げたぜ!

 初タチウオゲットである。 正直、こんなに早く釣れてくれるとは望外の喜びである。息子が始発前から駅まで送っていけというので、じゃあ、ついでにどうせ釣れないだろうけどタチウオ釣りにいくか。ってことで、磯竿すら用意せずパックロッドで最寄りの釣り場でタチウオのウキ釣りに。

 で、案の定ピクリともウキが動かず潮の流れも全然無いというわけで、スマホでもいじりながらやっていると、気づいたらウキが沈んでいる。

あれ?これあたってない?
いや、あたってるわこれ!

 つーわけで、はやる気持ちを抑えながらリールを巻いて糸のたるみを取り、パックロッドを精一杯立てるとズンとした重みとともに竿が曲がる。

よっしゃ乗ったああああ!!

 完全に掛かった手応えであった。ファイト開始である。グググッとタチウオが潜り始めるが負けじと潜るので竿を立てる。タチウオは船で釣ったことはあるが、まさにあのタチウオのあたりそのものである。
 何度か抵抗されるが陸に寄せて、一気に抜きあげる。

 初のショアタチウオにしては十分なサイズ。しかし、これで終わりではない。タチウオは回遊魚でだいたい群れを成している。仕掛けを交換して同じ所に投げるとまた反応が!

 うひょおおおおお!!!たまんねえ!!
 脳汁爆弾だよもう。しかも釣れているのが俺だけというね。

 隣の人が「すごいっすね!」と話しかけてきたので、仕掛けはどうだとか、タナはどれくらいの深さだとか雑談してみると、聞けばその人は町田から1時間半かけてここまで来たとのこと。俺より先着で釣り場に来てたし、結局その人はボウズだったので可哀想になって一匹差し上げた。

 いやー、最寄りの釣り場で、駐車場もタダなんだけど、とにかく釣れる気がしないということで回避してた釣り場であったのだが、こんなところでタチウオが釣れてくれるとは。

 帰って捌いてみたが、90cmのF4(指4本分の体高)であった。ショアであれば十分な良型である。

まな板を余裕ではみ出してくれるタチウオ
日焼けしてすっかり釣り人の手になってしまった

 3時間の釣果の釣行であったが、理想の釣りができた。近くの釣り場で軽い装備でチョチョイと釣って帰るって、最高すぎますわ。こういうのでいいんだよ。

 タチウオのシーズンは今月中くらいまでなのでまた足を運びたいものである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?