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激情の日本語ロックバンド Maki を伝えたい

はじめに


こんにちは。
ARF4期生です。新米です。

初めてnoteを執筆するにあたり
数多のアーティストの中から悩みに悩んだ末
「魅力をもっと広めたい!!!」と強く思った、
ロックバンド Maki についてご紹介します。
(以下敬称略)



Makiとは


名古屋発、激情の3ピースロックバンド。
止まることなくライブシーンを走り続けることで磨き上げた
純然たるロックサウンドに乗せて届ける、
叙情的なメッセージがリスナーの心を強く揺さぶる。

【メンバー編成】
  Ba/Vo. 山本響やまもとひびき
  Gt.    佳太けいた
  Dr.       まっち

https://maki-official.com/biography

Ba/Vo. 山本響が、当時引退を発表した女優の堀北真希さんを襲名しようと思い立ったことから Maki と名付けられました。


魅力あれこれ


楽曲紹介の前に、
Makiの魅力をお伝えします。

1. スリーピースバンドでありながら

バンドにおいて注目されるべきものは曲と演奏のみである、
そんな気持ちも分かります。

しかしここであえて触れさせてください。
Makiがスリーピースバンドであることと、そこに起因する魅力に、、、! 

まず、「ロックバンド」を生音で演るにあたり
必要最小限の編成がスリーピースです。(例外あるかも)

もちろん キーボード、リードギター、
そしてDJ、エフェクト、同期音源、など
様々なギミックを巧みに組み込めるアーティストの音楽、大好きです。
大衆受けも非常に良いです。

しかし!!!!!!

そんな中でたった3人3つの楽器で演奏されるMakiの音楽は、
決して人数の少なさを感じることがなく厚い。太い。音圧が凄まじい
それでいて、
誰か一人でも消えたら全てが壊れてしまいそうで、
それでも止まらずに突っ走っているような危なっかしさや
季節の匂いを感じさせるような繊細さがあります。

スリーピースという最小限の編成で届けられる音、
だからこそ真っ直ぐ伝わる音楽があると思うのです。

泥臭くて人間味で溢れていて。
そんな音楽をMakiが届けてくれます。

https://www.glamb-lodge.com/archive/feature/onstage_runway/maki/

2. 極太ボイス

私が一聴して惚れた、Makiの最大の武器とも言える山本響の歌声

骨太で真っ直ぐで大きくて音域はミドル、
うるさくなくて耳が気持ちいい。

My Hair is Bad、FOMARE、SIX LOUNGE
あたりの歌声が好きな人に聴いてほしいです。

3. 文学的歌詞

そして そんな声で歌われる歌詞
(具体的な詞は下記の楽曲紹介にて!)
日本語ロックバンド」の名に恥じぬ、
母国語を大切に巧みに使った詞で 聴き手を世界観に引き込みます。

以下、2020年のインタビュー記事です。

山本: 本を読むタイプなので、それが自分の一部になっているのかなと思います。本とか、映画とか、漫画もそうですけど、物語が好きなんです。それが活きているのかな。

https://spice.eplus.jp/articles/274081/amp

読書によって培われた語彙の引き出しだと言えます。

4. フロントマン 山本響

https://www.glamb-lodge.com/archive/feature/onstage_runway/maki/

山本響ベースボーカルです。
そう、定番のギタボじゃない。
もちろんギタボは言うまでもなく全員かっこいい!!!
ですが、個人的に
ベースボーカルというちょっとしたマイノリティに惹かれます。
(ベースボーカルって難しいらしいですね)


そして最後にささやかに伝えておきたいのが
”山本響” って名前めちゃ良いな、、?!
という件です。

バンドについて語るのに名前とかマジお門違い感はさておき
って名前の人間がバンドやってるの
個人的にすごくアツいなーーーーと。

本名じゃない可能性は捨てきれないですが、
音楽家として素敵な名前だなあ、、と思います。


はじめてのMaki


Makiを初めて聴く人に何を勧めようか。
そんな観点で選んだ3曲をご紹介します。

1. ストレンジ

Makiの代表曲とも言える一曲です。

「何気ない言葉が 君を殺してしまったんだ
 隠せない思いは 僕の恥 夜の街」

歌い出しのメロディーと歌詞がひたすら耳に残ります。


2. 虎

山本:これは『山月記』っていう教科書に載っている物語がモチーフですね。歌詞は明るくないんですけど……芸術関係で音楽だけが形がないものじゃないですか。目に見えないものってなった時に、本当に正解がなさ過ぎて。何がいいものなんだろうって考える時期がすごくあったんですよね、アルバムを作るなかで。ずっと何が正解かを探しているんだけど何も見つからなくて。それを考えることに時間を取られて、そのあいだに他の人たちは進んでるのに自分は止まってる感覚というか。そういう自分がいたっていうメモみたいな曲ですね。

https://music.fanplus.co.jp/special/2020091586833f976

上記は2020年アルバム”RINNE”リリース時のインタビューです。

「元から僕は一人で 僕はまだ独りだった
 手には掴めないもので 書き連ねた言葉達を捨てた」

「ただ僕が汚れてた 白い雪は似合わない
 ただ僕ら泣いていた あなたが言うんだね 『君のせいだよ』」

『山月記』にて夢を敗れた李徴の姿と 切ない歌詞が重なります。


3. Lucky

初めて聴くはずなのに懐かしさを感じてしまうような曲です。
進行や歌詞に奥田民生さんへのリスペクトを感じます。

「散らかった部屋にでも君を呼ぶよ 嘘はつけないしさ
 僕達のことなんか誰も知らない場所で笑っている様な夜だった」

「くだらない興味も持ち歩こう 悲しんでる友達も連れて行こう
 空はずっと雨模様 明日には洗濯物を干そう」

こんな日常も愛してやろう、と思える一曲です。


おわりに


ここまでお読みいただきありがとうございます!!!!!

「好き」を言語化するって難しくも楽しいな〜〜〜と思えたし
さらにMakiを好きになった気がします。

Makiのライブ見たことないよ〜という方、
もしフェスやサーキットでMakiを見かけたら
ぜひ立ち止まってみてください!!!!


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