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【ライブレポ】2024 AOYAMA ROCK FESTIVAL


はじめに

こんにちは!軽音楽振興委員会(ARF)広報部です📝
2024春、桜が散りツツジが咲き始めた頃に、青山学院大学青山キャンパスにある青山学院講堂にて今年も開催された「AOYAMA ROCK FESTIVAL」。

青学軽音9団体が登場し、それぞれ素晴らしいパフォーマンスをしていただきました。

そんなライブの記憶を言葉で残したい!!!
という思いで、今年は4名のARF広報部2年生が書くAOYAMA ROCK FESTIVALライブレポートをお届けします🎵

3日間に渡り、1日3バンド更新していきます🏃‍♀️

それでは早速、本編です!

ライブレポート

メロディハウス音楽愛好会

トップバッター、メロハことメロディハウス音楽愛好会よりBUMP OF CHICKENバンド。

4人は「meloha」と書かれたお揃いのTシャツをまとって登場した。
メンバーが向き合い、ギターの繊細なイントロから始まった1曲目「メーデー」。キラキラとしたタンバリンの音色も相まって、トッパーながら、一気に会場が幻想的な雰囲気に包まれた。
リードギターは一音一音軽やかに音を紡ぎ、バッキングギターは大胆に音を響かせていた。二つのギターの音色の違いは細やかながらはっきりと伝わってきて、音作りの慎重さが感じられた。
一定のリズムを刻む5弦ベースとドラムの上でボーカルの声が響く。本家のボーカルと似ているような、それより少し大人っぽいような、低音が心地良い歌声だった。

2曲目は「才悩人応援歌」。精妙な1曲目と打って変わって疾走感のある1曲。これまたボーカルの声が映えている。リードギターのリフが煌めく電飾のように響く。
曲の終わりも始まりも全員が確かめ合うように向き合う。メロハの普段の雰囲気が垣間見えているようだった。

「来るもの拒まず去るもの追わず」。そんなメロハのモットーを感じさせるMCを挟み、ラスト2曲。

3曲目は「時空かくれんぼ」。息を止めてしまうような痛切なサウンド。ハイハットとリードギターのチョーキング、動きの多いベースが目立つ、聴きごたえのあるナンバーだった。会場の講堂に収まらず外まで届いているのではないか、と思ってしまうほどまっすぐな歌声に、胸を打たれた人も多かったのではないだろうか。

4曲目は「カルマ」。光属性で、風を切って駆け抜けるような曲で、気づいたら終わってしまっていたほど聴き入っていた。真剣かつ、楽しそうに楽器をかき鳴らす4人から目が離せなかった。本当にかっこよかった。ドキドキした。

こんなにもいろんな表情をして、しかし一貫して丁寧でまっすぐな雰囲気も持ち合わせているメロハサウンドに魅せられた、贅沢な20分間であった。

真摯に言葉を紡ぐギターボーカル、身体を揺らしながら楽しそうに演奏するリードギター、メンバーの顔を見ながら演奏するベース、時折微笑みながらリズムを刻むドラム。全員違うようで、同じものが通っている、そんなふうに思える暖かなステージだった。

このメロハライブレポの筆者であるARF広報部2年生の私は、メロハと兼サーしているため、正直ただただメロハの先輩方のファンである。ライブレポを書かせてもらえて嬉しいくらいだ。
この場を借りて伝えさせてください。メロハ、本当に大好きです!!!

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青山ミュージックソサエティ(AMS ROCK)

2番目に登場したのはAMS ROCK。
Måneskinのコピーバンドの演奏が行われた。

明転と同時に1曲目の「Beggin’」が歌われ、それまで静寂に包まれていた会場が一気に盛り上がりをみせた。私自身、Måneskinはこの曲しか知らなかったので、出だしから知っている曲が演奏されとても盛り上がることができた。
Måneskinの楽曲は歌詞が英語であり、さらにボーカルのダミアーノの声は独特であるため非常に歌うのが難しい。しかし見事にコピーしており、Måneskinを好きな人や聞いたことのある人も違和感なく曲に聞き入ることができるのではないかと思えるほどであった。

またビジュアルもMåneskinに寄せたものになっており、このバンドのMåneskinへこだわりとリスペクトを感じた。
演奏もただ自分たちの演奏を観客に聴かせるのではなく、演奏者同士で時折顔を見合わせて笑顔になりながら演奏しており、観客と演奏者のみんなでこの会場を楽しんでいるといった印象を受けた。

そんな会場の雰囲気が影響したのか2曲目の「MAMMAMIA」では、曲に合わせながら観客からの手拍子もあり会場全体で一体化して盛り上がっていた。

3曲目は「THE LONELIEST」が歌われた。この曲は前の2曲と比べると落ち着いて曲調なので会場の雰囲気も一気に変わって落ち着いていった。聞いている側としてもずっと同じテンションの曲だと疲れてしまうときもあるが、この3曲目でそれまでと違う曲調の曲が入ることで一呼吸を入れることができたので、疲れずに聞き入ることができた。
こうした選曲からもこのバンドのレベルの高さが伺えた。

短めのMCを挟んで最後に「I WANNA BE YOUR SLAVE」が歌われた。
ここで再び曲調が戻り、再度会場の盛り上がりを見せて締めくくられた。

サークルを代表しての演奏ということもあり最初から最後までとてもレベルの高い演奏が行われ、聞いていた私自身もとても驚かされた。
またただ淡々と上手に歌うだけでなく、一曲一曲に気持ちがこめられており、心の動かされる演奏でもあった。

私以外の観客も満足感が得られた素晴らしい演奏だったのではないかと私は感じた。

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ギターアンサンブル部

ギターアンサンブル部、メンバー全員がスーツ姿で登場。

もう、この事実だけでカッコいいステージを見せつけられることが確約されていると言っていいだろう。

3バンド目はギターアンサンブル部 通称ギタアンから、ボーカルがいないインストバンド(toconomaコピー)の登場だ。

かっちりと首元までネクタイを締めた姿で、迷わず精巧にギターをかき鳴らして始まった1曲目は「Relive」。
おそらくこのライブレポートであと2〜3回は書いてしまうと思うが、どのパートもスーツ姿と演奏のギャップが凄すぎる。困惑してしまうほどカッコいい。
このギタアンライブレポの筆者はインストバンドも好んで聴く方で、ボーカルがない分すべてのパートがメロディを順々に担っていく感じ、明確なメロディはないが全パートでメロディを作っている感じがとても好きだ。AOYAMA ROCK FESTIVALで、青山学院講堂という環境で、青学生によるインストバンドが観られるなんて、本当にありがたいし、ギタアン様様である。
ギタリストがマイクに近づいたと思ったら、「one two three four」と煽る。そんなパフォーマンスもギャップを感じて、グッときてしまった。

MCで、ギタリストが少し言い淀んでから、「私たちと一緒に音楽をやりましょう」と言葉を続けると、観客席からおそらくギタアンの現役生であろう人たちの笑い声と暖かい拍手が届く。そんな反応を伺いつつネクタイを直すギタリストを見て、ベーシストとドラマーが目を見合わせて微笑み合う。これまた、ギャップである。衣装・演奏・雰囲気、すべてがギャップに溢れているギタアン、もはやずるかった。

MC明け2曲目は「Highwind」。キーボードのメロディ、その隙間に差し込まれるギターとベースのフレーズが耳にスッと飛び込んできて気持ちがいい。
ドラムが裏拍でハイハットを鳴らす、キーボードがメロディを奏でる。安定感も重厚感もピカイチで、楽器が二つしかないなんて思えないほどだった。それに合わせてリズムを取るギタリストが、思い立ったように会場に拍手を煽る。会場全体が暖まっているが、ただただ演奏で魅せ続けるギタアン、カッコよすぎる。終盤のギターとドラムの掛け合いには息を呑んでしまった。

最後は「Evita」。終始ドラムのリムショットがアクセントとなっていた曲だと思う。この曲は特にメロディを演奏するパートの移り変わりが感じられて、どのパートも見応えがあり楽しかった。

こんなにもカッコいいステージを届けてくれたギタアンバンドのギタリストが「ありがとうございました、ギターアンサンブル部でした」と呟くように言う。こちらが感謝したいくらいである。

ギャップに溢れた最高のステージをありがとうございました。

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青山フォークウェイズ(AFW)

「青山フォークウェイズです、よろしくお願いします。今から、Guns N’ Rosesっていうカッコいいバンドの曲をやるので楽しんでください。」という落ち着いたMCから始まったAFW。客席からAFW現役生からの歓声が届く。

その歓声に応えるように、ボーカリストがシャウトを響かせる。

“You know where you are?”

そんな叫びから始まった1曲目は「Welcome to the Jungle」。イントロに合わせてステップを踏む。終始ボーカリストの軽やかな動きが印象的であった。ピンボーカルが歌だけでなく、動きで魅せる感じがとても好きだ。

硬さの感じられるリードギターの音色とフロアタム・ベースの重めの響き、その上で弾けるシャウト。すべて“ロック”で、聴き応えがあった。

メンバーの服装は揃えていたのだろうか。デニム系のボトムス、黒っぽいトップスなどでまとまっていて、視覚的にとても締まって見えるステージであった。

筆者は洋楽をまったく聴かないので、Guns N’ Rosesを聴いたことがなく、この本祭でのAFWによるコピーで初めて聴いた。知らない曲なのに聴き入ってしまうほど魅せられたし、アメリカンロックバンドの雰囲気ってこんな感じなんだ、と無知ながらに痺れた。

2曲目は「Mama Kin」。ボーカルの低めのしっかりした声も時折聴こえる高音も映えるナンバーだ。途中、ギタリストとボーカルが向かい合って呼応するように鳴らし合う様子、アツかった。

時折観客席から歓声が聞こえてきて、AFWの仲良し感、仲間感が伝わり、素敵なサークルだなと思った。

ギター2本とベースの重なりの厚みがずしっと響くハードロック感ましましの一曲であった。

最後の曲は少ししっとりして、ギターが目立つ「Child O’ Mine」。エピフォンのレスポールが喜んでいるんじゃないかというほど、いわゆるテクい演奏は、ギターをやっている人なら憧れざるを得ないようなものだっただろう。超絶技巧という感じで本当にカッコよかった…。

ギターソロの下でバッキングギターとベース、ドラムが同じリズムを刻む。寸分の狂いもないような息ぴったりのバックサウンドは縁の下ながら完成度の高さに直結しており、やはりレベルの高いバンドだと感じた。

最後にリードギタリストから挨拶があった。

AFWの魅力を語り、ありがとうございましたと言い、捌ける。

そこに大きな歓声と拍手が降り注ぐ。

出演メンバーはもちろん会場にいるAFW所属生の全員が、言葉ではないところでもAFWの良さを伝えてくれたような、そんなステージだった。

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青山クリエイティブミュージック(ACM)

5バンド目は、ACMこと青山クリエイティブミュージックより結束バンドのコピーバンド、「ぎゃるず・ざ・ろっく!」。

メンバー4人はACMの4女で結成されたガールズバンドだ。ドラムの合図から始まった1曲目は「青春コンプレックス」。結束バンドの最も有名な曲と言っても過言では無いこの曲に対し、彼女達の演奏はとてもコンプレックスを感じさせない堂々としたものであった。特に印象的なサビは、ギターボーカルとベースの方とのハモリがとてもマッチしていて迫力を感じられた。

「ACM始めます!」とアニソンバンドらしい繋ぎから演奏された2曲目は「ギターと孤独と蒼い惑星」だ。観客から手拍子を集め、サビ前の落ち着ついた演奏からサビの盛り上がりにグッと一気に引き込む力強い歌声のギターボーカルに惚れた。また、運指の激しいギターを1音1音丁寧に弾きあげ、ラストのギターソロの早弾きは圧巻であった。

講堂内が暗闇に包まれ、一気に静まり返った会場に一筋の光が照らされ、複雑かつ早弾きが連続する圧巻のギターソロから始まった。 3曲目に演奏されたのは「あのバンド」である。会場内にいた誰もがこのギターソロに圧倒されたのではないだろうか。この曲はリードギターの技術力の高さにとにかく圧倒されるもので、リードギターの方やべぇって全人類が思ったであろう。

「アイドルからメタルコアまで」という幅広いジャンルのできるACMの魅力を発信し、観客とのコミュニケーションを通じて一体感を作り上げるMCを挟み、ラストの曲へと繋げた。

ラスト4曲目は「星座になれたら」。みんなも1度は聞いた事があるだろうイントロは、ギターエフェクターで原曲により近づけられていて完成度高い!!と感じた。アニメ本家を忠実に再現したボトルネック奏法までされていて、アニソンのリスペクトを感じると共にシンプルに上手すぎる!さすが4年生だ!と感じられた演奏であった。

結束バンドの楽曲はアニソンということもありどれも演奏難易度が高いはずだが、彼女達はレベルの高い演奏かつスポットライトやボトルネック奏法といったリスペクトを感じさせる独自の演出、そしてなにより終始笑顔で演奏していて、見ているこちら側もとても楽しい演奏であった。

ガールズバンドらしい楽しい演奏ありがとうございました!!

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理工軽音楽研究会アミューズ(Sound Project)

波のさざめきが聞こえる。4人のバンドメンバーが淡々と現れる。それぞれの楽器をセッティングし、構え、ぱあっと照明がつく。一挙手一投足、どこをとっても痺れるようにかっこいい。理工軽音楽研究会アミューズ・通称Sound Project(以下、サンプロ)の登場である。

明らかに他と違う、空気が違う、身のこなしが違う、目を奪われるような掴みであった。会場全体が、待ってましたと言わんばかりに、サンプロに釘付けになっていたように感じた。

そんなサンプロがコピーするバンドはYogee New Waves。1曲目は「Hello Ethiopia」。

コピーバンドであることを忘れてしまいそうなほど、身のこなしがどのメンバーのどこをとっても、プロのようで曲にぴったりで、これは心捕まれちゃうな、と感じた。筆者の私も、1曲目で早々にこのサンプロYogeeバンドの虜になってしまった。

切なく甘やかな歌詞にぴったりの、丸く空気を含んだようなリードギターの音がぴったりだ。楽しそうに向き合っているリズム隊(ベース・ドラム)を見ると、こちらもワクワクしてくるようだった。ステージのど真ん中で、ビジューを光らせ、深い赤のアイバニーズのセミアコを抱きしめるような位置で演奏するギターボーカルは、一瞬も目が離せないほど魅力的だった。

2曲目は「Climax Night」。スローテンポにぴったりな柔らかく優しい歌声は、波の音のように心地いいものであった。ギターソロの音色が1曲目とは変わって少し歪む。1オクターブ上のコーラスはボーカルの声色によく合い、耳が気持ちよかった。歌うようなベースの音色が印象的な1曲だった。

MCを挟んで、あと3曲。

「Like Sixteen Candles」では、“ぼくはすかさずギターを手に取るよ この曲は君の曲になるんだろう”という歌詞に合うように手と目線を動かしたのが印象的だった。

次の「Good Bye」は、“Don’t stop beats!”という掛け声から始まり、終始ベースの跳ねるような動きがかっこよかった。4人全員に共通して言えるが、なんせ楽しそうに体を揺らして演奏するものだから、観ている人みんなに「楽器やりたい!」と思わせる力があったように感じる。筆者はARFと軽音サークルを兼サーしているのだが、このサンプロYogeeバンドに感化され、絶対いつかYogeeバンドを組むと決めた。

ラスト1曲、と言い始まったのは「Fantasic Show」。“Rock’n Roll Fantasic Show”と繰り返すこの曲は、このサンプロバンドの素敵なショーの締めくくりにぴったりな曲だった。

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ビートルズ訳詞研究会(B研)

ボーカルの突き抜ける歌声とともに始まったビートルズ訳詞研究会。

団体名的にビートルズの曲のみをカバーしているのかと思っていたのですが、実際はビートルズのみならず、昔の洋楽・邦楽を取り扱っている軽音団体です。

一曲目はリトル・リチャードの「Long Tall Sally」。思わずツイストを踊りだしたくなるような弾んだリズムをドラムとベースが演出していました。
まるで1950年代にトリップした気分になれるので音楽の力ってすごいですね。

また、出演者の方々のビジュアルにはビートルズへのリスペクトを感じずにはいられません。裾の広がったパンツスタイルに少し長めのヘアスタイルが世界観を作り上げていて、メンバー一人一人が全身でロックンロールを表現しているように思えました。

そして二曲目はギターが特徴的なザ・キンクスの「You Really Got Me」。金色のレスポールの軽やかでありながらも重厚感のあるサウンドが耳に残ります。ギターソロではチョーキングが多用されていて聴いていて爽快でした。

彼らの完成された世界観を目の当たりにし圧倒されていたらいつの間にか3曲目に入っておりました。きました、ビートルズの「DizzyMizz Lizzy」!
あまりに馴染んでいたからかここまで気付かなかったのですが、ボーカルの方の歌がうますぎることに驚きました。英語の発音が素晴らしいだけでなく、何かこうオーディエンスを引き付けて離さないカリスマ性を感じましたね。力強く荒々しい歌声は複雑な音程も自由自在に操っていて圧巻でした。

4曲目ではギターのカッティングが非常に心地よい楽曲でした。筆者自身もギターを演奏する身なので、どうしても目が行ってしまいます。
また、各パートのソロパートがありました。

5曲目、6曲目と続き、ラストはビートルズの「Come Together」でした。
繰り返されるベースのフレーズが妖しげで、サビで静かに弾ける感じが個人的に好きですね。

ビートルズ訳詞研究会の方々は去り際もカッコよく、最後まで役を全うしている姿が最高でした。会場の流れがガラッと彼らの色に染められていく様子を、観客として楽しむことができました。

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Amigo Amiga

次にステージに登場したのはAmigo Amiga、通称アミアミの方々。bachoコピーです。

1曲目は「ビコーズ」。演奏開始とともにパワフルさで心を掴まれました。
ボーカルの方の歌っているときの表情が印象的でした。まっすぐに会場を見つめて歌っていて、よく通る歌声のおかげで歌詞が聞き取りやすかったこともあり歌がダイレクトに伝わってきました。

2曲目の「大いなる助走」は強烈にディレイのかかったギターで始まりました。なんといっても注目すべきはギターの方のパフォーマンス。ワイヤレスシールドであることを存分に生かし体全体を使ったプレイスタイルは見ていてテンションが上がりました。この曲の中だけでも音色が結構変化していて、どのようなエフェクターを使っているのか詳しくききたくなってしまいました。
ラスサビ前に、ボーカルの方が「存在の証明」と叫んだタイミングでボルテージは最高潮に達しました。バンドパフォーマンスにおいて最も大切と言ってもいい一体感を彼らは完璧に表現していました。

そして3曲目は最初はしっとりとした感じで始まり、何回か拍子が変化する複雑な曲でしたが少しもずれることなく演奏を届けてくれました。
とにかく安定感のある演奏にはきっとメンバー同士の信頼があるのだろうと感じましたね。
また、ベースの方がコーラスをするときすごく楽しそうなのも、魅力的でした。

そして、最高の盛り上がりを見せるままラストの曲に突入しました。ずっと叩き続けているドラムの方の体力には脱帽です。もうラストなの!?という衝撃が自分の中でありました。
最後の曲を「さよなら」で締めるのも粋だなと思いました。静かになるタイミングではギター2本だけが響いていて幻想的でした。Cメロの「久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ」という和歌の歌詞と台詞調の部分も、音楽に合わさるとこんなにかっこいいのだという発見がありました。アウトロではまたテンポが上がって、会場全体にクライマックスに近づくワクワク感と寂しさがあったと思います。ギターの方がギターを寝ながら弾いて最後は床に勢いよく置いていました。パフォーマンスがめちゃめちゃロックでかっこよかったです。

全曲を通してメンバー全員が命を削って演奏しているかのような全力さを見せてくれて、感動しました。

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青山ジャムセッション(AJS)

最後のバンドは、AJS(青山ジャムセッション)でした。きのこ帝国のカバーバンドです。

1曲目は「WHIREPOOL」。ゆったりとしたテンポと伸びの良いギターのサウンドとともにスタートしました。ボーカルの方とベースの方の歌声が心地よく合わさっていました。ボーカルの方の金色のギターはGibsonのレスポールです。遠くから見ていてもゴールドのボディが映えて綺麗でした。
個人的にGibsonのギターには憧れがあるからか、非常に輝いて見えました。また歌声が透き通っていてディレイのかかったギターと混ざって美しく響いていました。

2曲目、3曲目と続き、MCを挟んで4曲目の「スカルプチャー」という曲が始まりました。
この曲は今までの曲とは少し雰囲気が違くて、哀愁漂う感じの楽曲でした。今までの曲は遠くまで響き渡るようなサウンドだったのですが、「スカルプチャー」はギターの力強いストロークが印象に残る楽曲でした。ここでベースがピック弾きから指弾きに変わっていたのを覚えています。ボーカルの方の歌唱力と表情がより一層切なさを引き立たせていました。
最後の「バカみたいでしょ」という歌詞の部分に感情がこもっていて、惹きこまれました。

そして5曲目の「春と修羅」は、「あいつをどうやって殺してやろうか」という衝撃的な歌詞とともに始まりました。そしてそのあとの楽器が入ってくるタイミングの一体感がすごくて、この後どうなるのだろうという期待感に会場が包まれました。4曲目でピック弾きから指弾きに変わっていたベースの方はいつの間にかピック弾きに戻っていました。強烈な歌詞を悠々と歌い上げる姿がかっこよかったです。

そしてラストの「国道スロープ」という曲では、「枠外の情景」という歌詞が何度も繰り返されていて、耳に残りました。「国道」という言葉の通り駆け抜けていくような疾走感のある曲で、あっという間に終わってしまいました。

歌詞が印象的な曲が多かったので、今度じっくり歌詞を見ながらほかの曲も聞いてみようと思いました。

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おわりに

数日間に渡りお届けした2024 AOYAMA ROCK FESTIVALライブレポートはいかがでしたでしょうか!
講堂で繰り広げられた素敵なステージの数々を思い起こしていただけていたら幸いです。

最後に、ライブの配信アーカイブ・ARFのSNSリンクを貼り、結びとさせていただきます!
ご精読ありがとうございました!!!!!
これからのnoteの更新もお楽しみに!
以上、ARF広報部でした!

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