懐かしいのに新しい、泥臭いのに心地良い——大阪発4人組バンド DENIMSの魅力
好きなアーティストの魅力を書き連ねていくnote企画、
今回はDENIMSです。
最後までお付き合いください。
DENIMS HA SAIKO NO BAND
早速ですが、貴方はDENIMSをご存知ですか?
▶︎ はい
いいえ
いいえを選択した方はこちらをご覧ください。
なんだこれ!?!最高ー!!!!
こちらは筆者が1,2を争うレベルで愛している曲、
「さよなら、おまちかね」です。
無条件に身を委ねたくなる絶妙なゆるさと軽快で包容力のあるリズム、
めちゃくちゃ気持ちよくないですか。
心の準備も気張る必要もない、
目覚めに聴きたい爽やかさだけど真夜中にじっくり浸りたい気もする。
そんな日常に溶け込む心地良いサウンドと風通しの良い世界観を作り出すバンド、
それがDENIMSです。
大阪・堺発のフォーピースで、現在メンバーは
Gt&Vo : 釜中健伍さん
Gt : 岡本悠亮さん
Ba : 土井徳人さん
Dr : 江山真司さん
で構成されています。
カントリーのような軽やかさ、ファンクらしいグルーヴ、ジャズっぽいお洒落な雰囲気などが詰め込まれたいろんな顔を持つジャンルレスな音楽性と、
かっこつけすぎない力の抜けたゆるっと感が特徴であり一番の魅力。
オールドミュージックへのリスペクトを持ちつつも新しいことにトライしていく方向性が、他にないDENIMS節を作り上げていると思います。
個人的にこのバンドの曲を聞いていると「ギターやりて〜〜〜〜!!!」となってしまうし(弾けないけど)、
朝の満員電車で隣に立ってる知らん人に「DENIMSほんとに最高なんですよ」って教えたくもなります。
全曲にそれぞれ良さがあるのですがその中から4つ、
特に私の好きな曲をピックアップしました!
1曲目——「DAME NA OTONA」
あまりにも良いタイトル。
開口一番「あいつはダメな大人さ 約束も守らないし」から始まって、
ダメポイントが羅列されていく歌詞(下記参照)が面白い曲です。
散々な言われよう。
でも愛されキャラで憎めない、的な人物のことを歌ってます。
誰にでも思い当たる知り合い一人はいるんじゃないか?ってぐらいの具体性ですね。
つい体を動かしたくなるアップテンポのサウンドで、
特にアウトロのリズムがすごくハマる!!
これ聞いて踊らずにはいられません。
もちろんライブの定番ソングです。
この曲にノってる瞬間が何物にも代え難い至福時間って感じで大好きです。
2曲目——「モータウンサイクルダイアリーズ」
田園風景をバックに走るワゴン車のカーステから流したい曲を探している方には、こちらをおすすめ。
ボーカル釜中さんのちょっと気怠げで肩の力が抜けた感じの歌い方と、
ノスタルジックなギターサウンドがクセになります。
劇的に盛り上がるというよりは、
車窓から入ってくる風に当たりながらつま先でリズムを取りたくなるような一曲です。
※以下、現在敢行中の全国ツアー「Sing a Simple Song」のちょっとネタバレです。
実は12/10の横浜公演に参加したばかりなのですが、
横浜限定でこの曲をセトリに入れてくれましたー!!歓喜!!
横浜でのワンマンは初ということで、
↑この歌詞とリンクしていて嬉しくなりました。
こういう遊び心大好き〜〜〜〜!!
YouTubeのサムネになっているアートワークも可愛いですね。
こちらの「モータウンサイクルダイアリーズ」が収録されているアルバム丸ごとお気に入りなので、リンク貼っておきます。
3曲目——「AIWO」
かすかに聞こえる雨音から始まって、
前半はゆる〜くあったかく進んでいきます。
コーラスも相まって、ほっと落ち着く雰囲気です。
全肯定してくれるサビの歌詞が沁みます。
2番になると突如アップテンポに変化。
安定感のあるウォーキングベースが心地良いです。
こちら、飽きさせない曲調はもちろんのこと、
特に歌詞にこのバンドの良さが滲み出ている曲だと思います。
「これから成り行きでなんとかなるから大丈夫だよな〜」的な、ほっとけば日は昇るマインドが自然体でとても好きです。
下手に無理やり背中を押すような激励ソングよりもよっぽどエネルギーになる気がしています。
MVのセットもディテールが凝っていて、ビンテージな雰囲気漂うおしゃれさ。
あんなカフェで延々とDENIMSの音楽を聴きながらカフェモカとか飲みたいです。
4曲目——「Too dry to die」
1月リリースの3年半ぶりとなるフルアルバム
「ugly beauty」に収録される最新曲!
こちらはボーカル釜中さんではなく、ギター岡本さん作詞作曲。
とりあえず一回MVを見てほしいです。
荒い画質、70年代アメリカの子供向けTVみたいなカラーリング(@難波のライブハウス)、曲と同時進行で進んでいくツアーグッズ紹介、定点カメラに向けられる胡散臭い笑顔、
どれをとっても最高です。
そしてMVの編集はドラム江山さんが担当。
DENIMSは自身で制作されているMVが全部茶目っ気に溢れていて素敵です。
そんな「Too dry to die」、
MVに負けないぐらいの中毒性を持つ楽曲だと思います。
つい口に出したくなる歌詞の語感と韻が良すぎる。
文面だけ読んだら救いのない鬱ソングか!?と思ってしまいますが、
DENIMSサウンドに乗ると途端にポップで楽しくなっちゃいます。
その温度差が生み出すなんとも言えない脱力感と間奏のスライドギターがクセになって、
気がついたら何回もリピートしてしまうような一曲。
新しいアルバムも名盤の予感です。とっても楽しみ!
ツアーやってます
そんなDENIMSは現在絶賛全国ツアー中です!!
既に参戦済みなのにまた行きたくなっています。
気負わずに聴ける、居心地のいいグッドミュージックを生み出してくれるDENIMSのこれからが心から楽しみです。
最後までお読みいただきありがとうございました〜〜!
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