5ブロック打法5つの法則と練習問題50問

以下の牌姿から何を切りますか？

これがすぐに答えられない人は5ブロックの考え方が未熟と言えるでしょう。

麻雀の戦術があふれかえっている昨今、5ブロックと言われてもう知らない人はほとんどいないでしょう。現代麻雀の超重要な知識の5ブロック打法ですが、具体的なセオリーについてはあやふやなまま打っている人が多いです。5ブロックがなぜ有効なのかということは腐るほど動画や記事がありますのでここでは割愛させていただきます。この記事では5ブロック打法を打つ上での5つの法則の解説をしていきます。
『こんなのチートイだろ』とか『6ブロックのほうがいいだろ』などと思う人が居ると思いますが、今回はあくまで5ブロック打法の解説です。チートイや6ブロックに取ったほうが良いケースはもちろんありますが、5ブロック打法を身に着ける記事だと思って読んでいただければと思います。
過去に私の配信で説明したことがありますのでそちらもぜひご覧ください。

5ブロック打法5つの法則

法則１　

冒頭に出した牌姿です。

これをブロックごとに分けてみましょう。

両面には手を付けないと思いますので112p、99p、中中のどれかを切ることになります。この中で一番弱いブロック、要するに揃いにくいブロックはどこでしょうか？それは9pか中ですね。1pを切ってしまうと6ブロックのままになってしまいます。平和を狙いたい人は中、役牌を狙いたい人は9pを切ります。

5ブロック打法5つの法則①
弱いブロックを切る

法則１は最終形を良くするためにとても重要です。最もよく使うので覚えておきましょう。

法則２　

次の牌姿から何を切りますか？

ブロックに分けてみましょう。

候補になるのが45p、34s、67sのどれかですね。どれも両面受けでどこを切ればいいか分かりにくいです。それではまず4p(5p)を切ってみましょう。するとこうなります。

聴牌チャンスは258sの12枚

次に4s(3s)を切ってみましょう。すると

聴牌チャンスは36p58sの15枚

3枚多いですね。これは5sの受け入れが被っているからです。5sをツモっての258s待ちは魅力的ですが、聴牌枚数と比べたら覆りません。受け入れが被っているターツ34sか67sを切ります。

5ブロック打法5つの法則②
被っているターツを切る

法則３

次の牌姿から何を切りますか？

例のごとくブロックごとに分けてみましょう。

候補となるのが11s、22s、22pです。この中から何を切ればいいでしょうか？比較していきましょう。
1s（2s）を切った場合

聴牌チャンスは2358s2pの16枚

2pを切った場合

1258sの12枚

4枚違います。これは1sを切ると残った1sが2sのブロックにくっついて関連牌として機能するのに対し、2pを切ると残った2pが関連牌として機能していないからです。
1122から1枚切ることにより、ブロックが融合し、削ったブロックの残骸が有効牌として機能させます。

5ブロック打法5つの法則③
ブロックを融合させる

法則４

次の牌姿から何を切りますか？

ブロックごとに分けます。

どちらのカンチャンを切ればいいでしょうか？同じに見えて違います。
13pを残した場合

安牌として中を持っています

ここから4pを引くと

3面張に進化しますが、13sを残すと

4sを引いてもただの両面にしかなりません。

5ブロック打法5つの法則④
将来の変化が優秀なブロックを残す

法則５

次の牌姿から何を切りますか？

ブロックごとに分けます。

1p、2s、1mの対子から選ぶことになります。2sを切るとチャンタが狙えますね。

5ブロック打法5つの法則⑤
狙う役に必要なブロックを残す

まとめると
法則①　弱いブロックを切る
法則②　被っているターツを切る
法則③　ブロックを融合させる
法則④　将来の変化が優秀なブロックを残す
法則⑤　狙う役に必要なブロックを残す

そして、これらの法則はぶつかり合います。特に、法則１と法則５はよくぶつかります。例えばこんな牌姿です。

法則①を選ぶなら13s切りですが、法則⑤を選ぶと23p切りとなります。どちらが正解というのはありません。これは打ち手が場況や点数状況で判断するものです。しかし、比較することは大切です。それぞれのメリット・デメリットを比較して好きな方を選びましょう。

それでは練習問題です。問題1～40は四人打ち用に作っていますのでぜひやってみてください。
問題41～50はサンマでよく出るやつものを作りました。

それでは解いてみましょう！

１

2

3

4

5.

6

7

8

9

10

回答１～１０