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誰でもできる両面カンチャン!

Mリーグ2022.11.03の第1試合で岡田選手がここから

打2m。

この形は両面カンチャンと呼ばれる形(名前何とかならんか?)で、2mを残すと3mの受け入れも増えるというものです。2m切りは三色やドラ4sの重なりに対応しやすいとかメリットがそこそこあります。両面カンチャンが見えていない人が多かったので解説したいと思います。
その前に断っておきますが私はオカピーが大好きです。打2mしたときにこのようなツイートをしました。

この、『まじ?』
というのは
『単純にMAX受け入れ取らないのか~』
という意味だったんですが
『オカピー両面カンチャンも分からないのかよ。下手じゃん。』

という文字が見えてしまっている想像力豊かな人がちらほらいました。こういうことツイートするとすげえネガティブに捉えてきて攻撃的になる人とは議論できませんよね。触れただけで叩かれたって感じるデリケートな人なんでしょう。まぁ、私の過去の行いが悪いこともあるでしょうが。反省してます。

さて、本題に移りましょう。両面カンチャンの有名な問題としては

ここから2sを切りましょうというものです。両面カンチャンは全部で6種類あります。これは全部覚えなければなりません。

①47-2受け

②58-3受け

③69-4受け

④14-6受け

⑤25-7受け

⑥36-8受け

これは中級者以上の人なら当然知っている形だと思いますが、両面カンチャンは出現の仕方が変わると認識しづらくなります。現に岡田プロもこのような入り目でした。

打6pで58-3受け

2m切りたくなりますね。解説の土田大先生も2mと言っていました。
大先生ですら気付いていないので相当分かりにくいということですね。
今回は両面カンチャンの出現の仕方と扱い方について書きたいと思います。
まずは分かりづらい出現のパターンからです。

→打8sで14-6受け
→打2pで58-3受け
→打1sで47-2受け
→打3pで25-7受け

このように手拍子で切ってしまいそうになる牌が実は両面カンチャンの構成要素であることがよくあります。

そして複合すると分りづらくなります。両面カンチャンに気づかない人が多発します

→打2pで47-2受け
→打2sで14-6受け
→打3pで25-7受け
→打7sで36-8受け
→打3pで25-7受け

完全一向聴との比較

両面カンチャンはもう一方のカタチが良形でないと比較されません。例えばこんな形ですね。

誰でも8s切ります。ですがピンズのターツが良形の場合

3p切りと8s切りで比較が起こります。8s切っても3p切っても受け入れ枚数は同じで大差ありません。このように両面カンチャンの比較が起こるときは手牌がとてもいい時です。ですから両面カンチャンに気づかなくても大きな失敗になりません。そのせいであまり意識されない部分でもあります。ですが手役を失ってしまったり薄い受けと心中しなくてはならなくなったりで両面カンチャンを意識しないせいで起こる損失は積み重なって大きくなっていくものです。これは1翻の重みがとても大きいヨンマに大切なことです。(私はあんまりヨンマ打ちませんが)

応用問題

両面カンチャンは基本的にもう一方のターツと比較されます。
さて、なにを切りますか?

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