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待つってなに?

前を向ける人って楽しいだろうなあ。
行動力がある人って心も生き生きとしてるんだろうなあ。
友達をたくさん作れる人は幸せだろうなあ。

高校生のとき、私が思っていたことです。
当時私は、前を向こうとしてもすぐに落ち込み、行動しようとしてもすぐにやる気がなくなって、ずーっと心に変化のない毎日を送っていました。

きっとこの先も変わらない…
こうやって私落ち込んだままなのかー

とってもつらかったけれど、自分の気持ちをなかなか誰かに相談できませんでした。。。
誰かに相談したら、自分がもし成長できなかったとき、
せっかく時間をかけて話を聞いてもらった相手の方に申し訳ないような気がしていたからです。

でも!そんなあるとき、私の悩みに気づいてくれる先生に出会いました。

「もっと思っていることを言葉に出しなさい。私はいつでもあなたの話を聞きますよ」

その言葉がうれしくてうれしくて、最初は申し訳なさもありながらも、何度もその先生に相談しに行くようになりました。

そして、その先生は、毎回なんの成長も見られないような、まったく同じ私の悩みを聞き続けてくれました。

「あなたは変わっていってる。大丈夫」

そう声をかけてくれて、ずっとやる気の出なかった私の成長を、私の変化を、たくさんの時間をかけて「待って」くれました。
そのおかげもあって、生きる気力がわいていって、少しずつほんとに少しずつ変わっていき、今に至ります。


「待つ」とは、誰かのために時間をかけること。
人を「待たせる」ことは申し訳ないことだと思っていましたが、
そう思っていたときだって、親にはきっと心配かけて「待たせていた」し、当時はクラスメイトともなかなか打ち解けられず「待たせていた」ように思います。
いつだって私は人に時間を使ってもらっていたなあと。

待たせてなんぼ。待ってなんぼ。 

「先生、私の心が強くなるまで待っていてください。いつか成長するので、それまで私を見守っていてください」
当時の私の日記です。
今は少し成長したよー!

今度は私が誰かのために時間をかけられるように、誰かを「待てる」ようになろう!と思っています(^▽^)/


あおぴー