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悩みつづけて、生きてゆく。

題名はたいそうだけど、そんなに小難しい話ではない。

僕は最近、最近と言ってももう1年以上になるんだろうけど、移動時間はずっと「コテンラジオ」を聞いている。これはPodcastとかYouTubeで配信されている歴史大好きおじさんが、歴史の授業では学べない視点で歴史を紹介するコンセプトのラジオ。僕はたいそう気に入って、移動中やジョギング中に聞いている

今、この記事を書いている時点ではナチスのアドルフ・アイヒマンについて流れている。このように色々なテーマに沿って、歴史の紹介がなされ週に2回配信されている。

何が面白いかの考察は「歴史をとおしてリベラルアーツを学ぶことができる」とか「時代背景の説明に対するボリュームが豊富だ」など、いろんな人がしているので、ここでは深く書かないけど、そのとおりだと思っている。

ただ僕としては、「答えを出さない」もそのひとつだと思っている。答えが出ないものは消費してもなかなか消化されず、頭の中でグルグルと回って残る。これがなかなか心地よいことだし、大切なことだと思っている。

一般的に悪いヤツと思われてたり、そのように学校で教わったりした人でも、本当はそんなに単純なことではなくて、その背後に複雑なコンテクストが幾重にも重なっている。それが見えると、単純に理解できなくなり、(答えがない)、モヤモヤしてしまう。

なんなんやろうなぁ人間って、と、頭をボリボリかきながら感じる虚無感は味わい深いものである。

ザクっと言ってしまうと、悩みながらも過去の経験から学んで、少しでも過去より良い世界を作っていくために歴史学とかがあるんだと思うけど、なかなかそれはそれで僕らにとっては難しい。克服するのが難しい分野やできていない過去もある。

それでもやっぱり、悩まないといけないよなぁと思うささやかな知的好奇心を満たしながらボリボリ頭かきながらコテンラジオを楽しんでいる。

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