(詩)千年の孤独

きみに会えない一日は
ぼくには千年の孤独
だからきみがぼくを強くする
どんな苦しみも耐えるし
世界の果てにだって行ける

きみに会えない一日は
ぼくには千年の孤独
その千年をきみは
どんなふうに過ごしたろう
みんなとわいわいガヤガヤ
素敵な一日だったらいいな
千年分のさびしさは
全部ぼくが引き受けて

きみに会えない一日は
ぼくには千年の孤独
とは言っても
ぼくだってそれなりに
楽しく過ごしていたから
心配はいらない

きみに会えない一日は
ぼくには千年の孤独
千年が万年になり
やがて十万、百万、千万年
そして一億光年の
孤独に辿り着く時
ぼくはきみを忘れられるかな
きみにやさしく
さようならが言えたらいいな

きみにもう会えない年月は
ぼくには宇宙の闇
いくつ星が瞬き
どれだけ風が歌いかけても
ぼくの唇は
ラヴソング口遊めない
もう永久に
ラヴソングは歌えない
永遠の沈黙の中に
ただ佇んでいるだけ

きみに会えない一日は
ぼくには千年の孤独
どうりで
さびしいと思ったよ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?