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自分につながる入り口は、脳ではなく身体に聞いてみる事だ

前回はニューパラダイムを観察しやすいように、どのように「力」を捉えているか?というお話しをしました。

役職などにタグ付けされている「力」を獲得・所有するのが、最近まで一般的だと思われていた組織論です。しかし、これは本来のその人と、職場でのその人を分離させます。「力」はその人ではなく、役職にタグ付けされているので。なので、統制・コントロールによって職場を支配しようとするのです。いわゆるPower gameに飲み込まれていきます。

ヒエラルキーという言葉も、この状況を表すものだと誤用されているようですが、本来の意味は、自然界の流れやデザインを表す言葉なのです。つまり、ヒエラルキーと言ってみなさんがパッと思い浮かぶ状況から、統制・コントロールだけを取り除いたものが、真のヒエラルキーなのです。
(補足ですが、統制・コントロールだけを取り除くので、階層構造は維持されます。これはめっちゃ重要なポイントです。階層構造まで取り除くと不自然なデザインになります。

真のヒエラルキーデザインにおいては、「力」は秘められた能力・権威(にじみ出るもの)・人を魅了し惹きつけるものであると言えます。
英語で言うとauthorityとかpotencyなどが「力」を的確に表現していると言えるでしょう。これは、無限に広がる人間の創造性を解き放つマジックワードです。

なので、authorityやpotencyに迫っていく事が何より重要です。
言うまでもなく、authorityやpotencyはタグ付けされたものではないし、獲得できるものでも所有するものでもありません。座学で学ぶものではないのです。

あなたの内側にすでに存在しているものなのです。

しかし、Power gameを長く続けていると、外側が分厚い鎧のようになり、内側に触れる事ができなくなっていきます。自分の外側で起こっている現象が、この世のすべてである。と勘違いするようになるのです。
いや、勘違いでは済まないです。
映画「マトリックス」は、現実だと思っている世界は仮想の世界だった、というストーリーです。映画マトリックスはまさに、この現象に警鐘を鳴らしているのです。

なので
思い出しましょう自分自身を
感じてみましょう自分の秘められた力を

脳に聞いてはダメです。脳は外側の分厚い鎧を管理しているので


脳ではなく身体に聴くのです。
感じる、でも良いでしょう。


まずは自分の呼吸を感じてみませんか?

椅子に座りしっかりと両足を床につけます、軽く目を閉じ、手は膝の上に軽く置く、深く深呼吸を三度行い、あとは自然な呼吸に任せます。

何を感じますか?

心臓の鼓動?
血管が脈打つ感覚?

とりとめのない想いが…浮かんでは消えて…

全身が深いリラックスとともに、肩のコリ、背中のハリが解けていくような

その感覚の中で、自分はどのような存在か感じますか?

充分な浮遊感に包まれたら、ゆっくり深呼吸を三度して、現実の世界に戻ってきましょう。
現実の世界に戻ってきたら、自分なりの簡単な合図を決めておいて、それで終了のサインにすると良いですね。
私は「三度揉み手をして一度軽く手を打つ」を終了のサインにしています。


はい、このように
自分の内側を観察する事が、authorityやpotencyに触れる道です。

自分の内側を深く観察し、自分につながる閃きを手に入れられますように

I inspire each of us to connect to who we truly are so we live life in harmony with nature.

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