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会いたくない、知りたくない

Noteで書こうと思って書けていない題材がいくつかある。そのひとつは自分の失恋エピソード。なお、まだ気持ちに整理がついていない。今も書くか悩んでいる。この件で優柔不断な僕に、もう1人の僕は究極の2択を突きつけた。ひとつは失恋までの経緯やその時々の想いをガーッと書きまくっている未完成の記事に続けていく、一方は全く違う内容で明るく書く。しかし、そのどちらとも納得がいかないまま時間だけが過ぎていく。そこで間をとって「うすーくエピソードに触れて中身を短めに終わらせる」に着地した。新年早々一発目の記事の中身がネガティブの塊でしかないが、2023年気持ちに超余裕のある方に読んでいただきたい。

事の顛末をつぶさに書くと長文になるのでなるべく凝縮してお伝えすると、「最初友達と思って話していたけど、色々関わっていくうちに恋愛感情が僕の中にいつの間にやら芽生え、告白を申し入れようとするも遠巻きに流され、しかもその人に彼氏が知らないうちにできていて、さらにその彼氏は俺が引き合わせてしまった人であり、LINEブロックまでされて絶望」である。(⇒文構成において稚拙で申し訳ない)
伝わっただろうか。友達になれた喜びから絶望に至るまでの年月は3年弱。いや、今も絶望中ではあるので4年以上かかるかもしれぬ。まあ年月はさておき、題名に沿った話をしていこう。

好きな子はいつの日からかLINEブロックをしていた。連絡に既読はつかない上、スタンプのギフトでも送信出来ない。何種類も試しても同じメッセージが出たことから確信した。それから僕は人が変わった。人と話すのは全体的に億劫になる。特に在学している大学の人々と話す気力が大きく削がれた。
※ちなみに旧友(僕の場合、中高の同級生の意味でよく使う)は僕の話やノリがよく通じる方々なので仲良い。大学では今もコミュニケーションで苦労が多い。

ただコロナ禍のおかげで、大学の人々とその時期あまり会わずに済んだのでまだ気楽に過ごせた部分はあった。キツかったのはテスト期間。その期間だけ教室に全員集合する。テストを早めに解き終わりふと前の方を見ると好きな子がつい視界に入ってしまい、その度に胸が痛くなり俯く、を繰り返していた。テスト回収が終わったあと、一目散に教室を出て涙を堪えながら駅まで走って向かったことを今でも忘れられない。オブラートに包んで言えば、どうにかなりそうだった。書きながら今もまたあの時の感情がそのまま込み上げてくる。僕はまだあの時から時間は動いていない。

研究室配属されると、好きな子とはほぼ会わなくなるが、帰り道で数回ほど彼氏といるところを見かけてしまった。なるべく人影に隠れたり、店へ入って時間を潰したりして、視界に入れまいと努力する。そんな日は毎回何故自分はこんなことを…と拳を握りしめ、唇を噛み締める。私にとっては生き地獄である。それを表した言葉として、

「会いたくない。知りたくない。」に全て詰まっている。

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