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ヒーローは遅れて登場する。ニノが優秀過ぎる説について【随筆】『VIVANT』第9話前のお祭り(第1部)を観て。

お祭りがはじまる。『VIVANT』祭りだ。衝撃の第9話と銘打って、その前段に第1部とし、2時間半でこれまで8話分のダイジェスト版を、豪華出演者の副音声つきで振りかえるというイベントだ。司会は麒麟の川島と田村アナというラビットコンビだ。会場は赤坂で、観客も大勢いた。その中心にでかいモニュメントが聳える。定刻、19時になった。祭りの開始だ。視聴率だけじゃ『半沢直樹』には遠く及ばないはずが、本ドラマには、コアなファンがいる。とにかく注目が集まる。かくいう僕もこのドラマに魅了された1人だ。壮大なストーリー。先が読めない、あと2話で本当に終わらせることができるのか? 分からないことが多すぎる、謎が、解けない。あれはこれも全てが伏線なのか、乃木はいったい何者なのだ。時間だ。第1部が始まる。

たしかに祭りだった。と、後半でニノが指摘したように、打ち上げ感すらあった。副音声で聞いて、裏話のようなことも聞けてよかった。ぜひ、副音声にすることをオススメするよ!

何より主人公の乃木を演じた堺雅人がよかった。姿勢の良さも、このドラマへの熱い想いも、間違いなくどの出演者よりも熱量があった。真摯だった。

がしかし、チンギスを演じたモンゴル人俳優とのコミュニケーションに苦慮するくらいなら、わざわざ呼ぶ必要もなかったのではないだろうか。と、そんな寂しいことを言うのは失礼か。冒頭で出演したRGも、誰よりも忙しい(笑)ところ出演したが、チンギスがいなければ面白さに欠けたと思えば、やはりお声がけして正解なのだろう。またドラムもそうだ、彼はチンギスがなんと言っているのか分かるのだろう、大袈裟なくらいの頷きがよかった。だけど設定上と、たぶんリアルで日本語は話せないのだろう、なにより携帯から流れる林原めぐみのヴォイスの、適宜反応はやはり実世界では難しいのだろうなと、改めて実感させられた。

また、いわゆる体育会系なのだろうか、堺雅人や二階堂ふみが阿部寛のことを先輩と呼ぶのも、どこか新鮮でよかった。これは、先に堺が「先輩」と呼んだから二階堂が続けたのか分からないが、どちらにしても空気がよかった。また、本ドラマの撮影を受けて、大使館前が「VIVANT通り」と名称されたらしいとのことだ。すごい。そうだ、モンゴルでも先週から放送が開始されたそうだ。チンギスが話してくれた。これって、日本ドラマの枠を超えてるね、もしかしたらこういうところに製作費を多くかけれるカラクリがあるのかもしれないね。余談か。

そして遅れてきたニノ。スターだね。彼の登場シーンと、来て早々少し話すのだが、達者だし、面白かった。

どうやら堺雅人とニノは初共演らしく、ここで川島が堺雅人にニノの印象を聞く。堺雅人は「まず、イイ人! だけど演技では嫌な人」といった。演技では、そういう役なので仕方がないとして、どうやらイイ人とのことだ。で、今度は逆だ。ニノから堺雅人への印象ということで、
「それを超えるイイ人!」という返し。それは秀逸だったし、なによりそれから続く堺雅人という人間への評価が素晴らしかった。周りもまったく異論がなさそうだったし、もう有名な話くらいな感があった。

たぶん、ほんとうに素晴らしい人なのだろうということが、十分伝わった。

ただただ見ていて心地いい。演技をしていない役者を見るのも、いいもんだなって思った。

そうだ、

このイベントの趣旨は、世間でのドラマ考察についての意見なんかをまとめてもいた。それを見聞きするのも実に楽しかった。

・饅頭8個=別班8人?
・F=Father(父を意味?)
・乃木テントの一員説

などなど、ここらへんは、あまり感嘆しなかったものだが、この後、後半がよかった。

さらに遅れて桃李もやってきた。ニノと比べるのは酷だけど、やはり俳優さんのべしゃりだった。いかにニノがアイドルでスターで俳優だってことがわかった。桃李のこれで普通で、文句をいうのは違うが、なんでも出来るニノが凄すぎる。

またニノの話をするが、ヤスダを詰めるシーンで、いない音尾をディスって笑いをとるのが上手い。と思ったらVで音尾が喋る。さすがナックスだったね、面白かった。

またまた二ノの話だが、ニノが話す役所広司トークもよかった。芸人やん。

ドラマ考察だが、芸能人バージョンが面白かった。感嘆したね。

・黒須裏切り者説、JKTの資源開発、あの買った土地、その資源をノコルと一緒に利益を取ろうと繋がってた。これ、筋が通っているかも。

・乃木の特技、重さ当て。銃を渡された時に、あの黒須眉間に銃の時のやつね、銃弾の重さも分かる説。なるほど、筋が通っているわなあ。

・ベキは今も公安説、これも、あるかもしれない……って、これは違うか💦

などなどよかった。気がつけば楽しく祭りに参加していた。あっという間の2時間半だった。いいね、こうやってドラマを観るのは楽しいものね。

と、今回のゲストでまだドラマを見ていないハリセンボンの春奈もいたのだが、さすがのリアクションだった。これは、キャスティングがうまいね。

そして最後の告知も、時間ピッタリに決めてきた堺雅人さん。さすが!
さあ、衝撃の第9話が待っている。わくわく♬

この記事の後に9話、第2部の記事を書く。そちらも読んで頂ければ幸いだ。それと、過去記事をよかったら読んでみて欲しい
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