見出し画像

二世帯同居

娘家族のオランダ移住の日程が整い、6月末で借家を引き払い
我が家に移ってきた。今月中旬まで二世帯同居となる。いや、すでに
そうなっている。

仕事の合間を見て2か月かけて家の片づけ、お疲れさん!
婆ちゃんも時々手伝って、でも、重たいものは持てないしあまり戦力にはならないけど、頭の中は結構忙しい。
「あれどうする?これはどうする?」と考えるだけでああああ忙しい!

そんな日々を送っていました。

我が家に移り住んでから、2階は娘夫婦の仕事場兼居住スペース。
孫たちは学校から帰ってくると1階で宿題を行い、食事は1階でみんなで食べる。急に人数が増え、今まで一人分の食事の準備だったのが五人分の準備となり、この量で間に合う?と思うこともしばしばある。
味付けは?孫たちは何食べるの?
基本的には献立は娘が考えて食事の準備を行うが、私は違うものを食べたい時もある。

若者と高齢者では食べたいものも当然違ってくる。若者たちはパンと肉と生野菜、婆ちゃんはごはんと魚と煮ものと漬物。二世帯住宅でキッチンも別であれば問題なさそうだが、我が家はその仕様にはなっていない。どこかで折り合いをつけて食べる必要がある。

幸い(と言っていいのか?)、私は来週ポリープ切除で入院のため、食事療法に入っている。退院してからもこの食事療法は当分続きそうなので、娘家族がいる間は食事の悩みは解消されそうだ。

生活の時間帯も違う。
遅く寝ても朝早く目が覚めるのは高齢者。夜更かし得意なのは若者。
私も若い頃はそうだった。今は全然ダメ。

たった一週間の同居生活でもたくさんの違いを発見した。
若者たちにとってもそれは同じだろうと思う。

二世帯で暮らしている人たちはどうやって乗りきっているんだろうと考えてしまった。何かコツがあるんだろうなきっと。
二世帯あるいは三世帯のように大勢で暮らす事のメリットは何だろう?
昔はそんな家が多かったな。

高齢者にとっては、音や会話や子どもたちの動きなど脳に刺激を与えてくれるものが沢山あることは良い事だ。体力の低下によって出来にくくなってしまったこと、たとえば、重たいものを運ぶとか、高いところの掃除とか(今年は脚立に乗って風呂の換気扇を取り外し掃除したが、マジ怖かった。ここで落ちたら即、骨折⇒入院⇒寝たきりになる)、あとこの地域では雪かきとか、そんなことをやってもらえるのであれば助かるな。

若者にとっては、子育てや洗濯の手伝いくらいかな?
あまりたくさんのメリットはなさそうな気がする。


多世帯で暮らす決断のためには、メリットがあるかどうかだけで判断するのは危険すぎる気がする。
そこにプラスアルファがなければ成り立たないだろう。
昔の「家」の考え方が無くなり「個」の時代であれば尚更である。


「若者」にもいずれ「老い」がやってくる。
その時にどう考えるかだよね。

婆ちゃんは決めてるよ。
いずれ施設や他人のお世話になるときが来ると思うけど
それまでは一人で生きていくのさ。



二世帯同居から考えさせられた話でした。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?