前回の締めくくり。
前回のnote。結局のところ、身近な人に思うことって自分に対して思うことなんですよね。
結論としては、私自身に対して「自分のことを優先・尊重してほしい」と思っていて、それを他人に求めても仕方がないのだよというメッセージなのだなと感じました。
最近は妊婦だからと長距離運転を夫に頼んでいたけれど、夫は夫の予定があるし、私は気ままに自分で長距離運転をして、食べたいものを食べよう!と往復4時間かけてスパイスカレーを食べに行ってきました。
遠いから・・・と敬遠していましたが、いざ行ってみると近く感じました。距離的には全く近くはないのですが、気持ちが近く感じたので、思い切って行って良かった!と思いました。
運転をしながら思い出していたのが、私はドライブが好きだし、自分のペースで行動することも好きなのに、妊婦だからと夫に頼まないといけないと勝手に制限をかけていました。
「自分でできる、動ける」と自由になりますね。この忘れていた感覚を取り戻しました。
遠慮してやめておこうとか、勝手な想像で難しいと決めてしまうとか、自分にはそういう癖があるので、自分自身への信頼は大事だと改めて思ったのです。
冒頭の「自分を優先・尊重してほしい」という自分へのメッセージは、思考の癖を掻き消していけ、ということでもあると思います。
すぐに、無理だとかできないとか、行動を制限してしまうようなドリームキラーは自分の中に存在しているので、なるべくその声を聞かないように、その声が出てこないように生きていきたい。
相手に求めるのではなく、自分で自分を満たしていくことの大事さを改めて感じています。
また、大晦日に『僕が宇宙に行った理由』を鑑賞してきました。
偶然ですが、必然のことのようで。
前澤友作氏は、私と同じ戌亥生月天中殺の方。
宇宙へ行くというスケールの大きさに圧倒されましたが、本当に観て良かったです。
ここからネタバレなので、まだ未鑑賞の人はスルーしてくださいね。
前澤氏は、宇宙旅行と言っていたので、個人的に宇宙に行くのはお金を出せば楽に行けるものだと思っていました。でも、映画を見始めたらそれは勘違いだったと思い知らされました。
たとえ宇宙旅行であっても、宇宙飛行士と同じ訓練を受けなければならない。そして、私は初めて宇宙飛行士が受ける訓練の映像を見ました。過酷な訓練の数々に圧倒され、比べることではないけれど、出産の方がしんどくないのではないかという錯覚まで起こしながら観ていました。
当たり前ですが、綿密なメディカルチェックを受けて合格しなければならないし(一緒に行ったアシスタントの方は、全身麻酔で4本の親知らずと1本の虫歯計5本抜歯していた)、その後待っているのは過酷なトレーニング。
「宇宙に行きたい!」という思いは「楽しそう」だけでは乗り越えられそうにないと私は感じたのですが、前澤氏のエネルギーはそれらをも凌駕していくのです。
無事に宇宙(ISS)に到着し12日間を過ごして地上に帰還するわけですが、その間メディアに最も聞かれた質問は「宇宙に行って、どう変わりましたか?」だったそうです。前澤氏はその質問にうんざりしていたのですが、「俺、変わらなきゃいけないの?十分愉快に生きてるからいいよ」という一言が、私には刺さりました。
人間は変わる前提で生きていて、変化すること=成長だという価値観が自分にはあるのだなと気付かされました。
「経験して成長しないといけない」と無意識に思っていることは、なんとなく自分にとって圧力のようなものも感じました。
そして、経験したからといって変わらなくても良い、という選択もあるのだなとしみじみ思いました。
その前提で物事を見ると、今まで好きだった子どもがおつかいをする番組が急に、大人に成長や変化を求められる図式に思えてしまい、こういうバイアスを無意識に自分はかけていたのだと気付きました。
子どもに対してもこうすれば成長するのではとか、この経験をして変化してほしいと常に願っていたことにも気付き、変わっても変わらなくても良いと思えるとどこかホッとしたような、ありのままの自分を素直に肯定できるような気がしました。
私も前澤氏のように「愉快に生きている」と思える、自分が自分のことを客観的に見て、感じて、幸せに生きているなと思える1年にしたいと思います。
2024年もよろしくお願い致します。
余談ですが、画像の西暦が2023年になっております。近日に新しいものを描いて対応したいと思います(焦)
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