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広島湾岸トレイル<7> 広島コース⑧⑨

2021年5月9日(日)

湾岸トレイルの広島コースは、⑧~⑪の可部周辺を残していて、今回は⑧⑨の可部連山にチャレンジ。予想に反して、かなりきつい山行となった。

可部連山は、堂床山~可部冠山~小掛山~中倉峠をめぐるトレイルラン大会に数年前に参加したときに通った1回きり。今回は、備前坊山がはじめてで、中倉峠以降も、大会のときとは逆回りになる。

出発点の三入公民館までは、始発のバスで向かおうとしたが、時刻表を見間違えていたらしく、到着5分前に既にバスが出ていた。広島の路線バスは本当に調べにくい。なんとかして欲しい。で、ほとんど人のいない早朝のバスセンターで45分もボーッと時間つぶし。幸先が悪い。

次のバスに小1時間揺られて、三入へ。コンビニで水と食料を整えて、いざ出発。三入から浜ヶ谷までは、国道沿いの細い道を進む。いかにも旧道っぽい道だが、どうやら昔の出雲街道らしい。旧家や寺社が点在する。昔の面影も少し。

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右側に国道、左側にバイパスが開けて見えるところもあって、歴史の流れを感じる。浜ヶ谷のバス停まで4㎞弱だが、着いた頃はもう汗だく。ここから、大薄林道という舗装路を備前坊山に向けて登っていく。

この林道、舗装路ということもあり、楽に登れると思っていたが、急な傾斜が延々と続くかなり手強い道。ひいこら言いながら3㎞ほど登り続けていくと、少し傾斜が緩くなったので、走りはじめる。1㎞ほど走ってもなかなか標高が上がらないので、地図を確認すると、途中で分岐を間違えていたことが判明。打ちひしがれて1㎞を走ってもどる。2㎞のロス。下を向いて歩いていると碌なことにならない。

間違えた地点に戻って、登りを再開。あちこちに怪しげな分岐があって、しかも標識らしい標識がほとんどないので、慎重に歩を進める。ようやく林道に別れを告げて登山道にとりつくが、テープが少なく、人もあまり入っていない様子。でもそこからはあまり時間もかからず、なんとか備前坊山の山頂に到着。ほとんど舗装路だから楽に登れるだろうと思っていたが、ここまで2時間を要してしまった。体力的にも、まだ半分も来ていないのに、かなり消耗。

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気を取り直して中倉峠に一気に下ろうと思ったが、備前坊山~中倉峠の道もなかなか分かりにくいところが数カ所。思うように前に進めないが、なんとか中倉峠に到着。そういえば、ここにあった小屋は撤去されてしまったのかな。

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中倉峠からは、比較的アップダウンも緩く、気持ちよい尾根道が続く。ようやく調子が出てきた。ところどころにある眺望スポットも楽しい。山車展望所。

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小掛山を越えて、小掛湿原。いわかがみ展望台。

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可部峠を登り返して、可部冠山からの眺望。

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南原貯水池。

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可部冠山から堂床山までは、しばらく気持ちよく走れる道が続く。最後に堂床山の山頂に向かう登りはかなりきついが、これが最後と思って、力を振り絞って登る。ようやく堂床山の山頂に到着。ラスボスを倒した充実感。

ここからは南原峡方面に一気に下るが、ここの下りはかなり急。トレイル大会のとき、この道を逆に必死に登ったことを思い出した。加賀津の滝まで下りると、キャンプ場の駐車場は満車。子供連れのキャンプ客で賑わっていた。

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研修所まですぐと思っていたが、なんとまだ4㎞も残っていることが判明。ちゃんと事前に確認しておけ、と自分に言い聞かせながら、舗装路をなんとか走りきってゴール。手許のランニングウォッチだと、30㎞を超えていた(ロスト分も含む)。せいぜい25㎞弱と思っていたが、予想に反してロングランとなってしまった。かなりくたくた。

出発するときは、研修所から可部上市まで続けて走って、温泉「満天の湯」にでも入って帰ろうと思っていたのだが、研修所の近くの岩滝のバス停を見ると、15分後に広島駅行きのバスが来ることが判明。ここはバスに感謝。街中まで乗っけてもらうことにして、今日はおしまい。

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