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広島湾岸トレイル<6> 広島コース⑤⑦

2021年4月18日(日)

今回は、前回ゴールの瀬野駅を出発して福田に抜ける広島コース⑤と、上深川駅から白木山を越えて三入に下りる広島コース⑦に挑戦。つなぎ区間を含めると30㎞を超えそう。私の走力からすると、かなり限界に近いこともあり、1日晴れ予報のこの日を選択。しかし、天気予報もあまり当てにしてはいけないなあ。

まずは、瀬野駅からスタート。夜中から早朝にかけて雨が降ったらしい。はじめに向かう高城山も雲の中。先が思いやられる。

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みどり坂の大住宅団地を右に見ながら、山頂への道をサクサクと登る。少しずつ日も差しはじめて、一安心。

高城山の山頂に着いた頃は、きれいに晴れていて、安芸中野の町と安芸アルプスの山並みがきれいに見える。偶然、鳥が写り込んだ。

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高城山から水越峠に下りて、ゴルフ場整備の人にご挨拶をしつつ、藤ヶ丸山に登り返す。このあたりは何度も来ている道。先が長いので、あまりペースを上げずにじっくりと進む。藤が丸山の山頂から。

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藤が丸山から呉娑々宇山方面は何度も通っているけど、ここから三本木山へ向かうのは初めて。緑化センターの公園内ということもあるのか、整備された山道を下りて、緑化センターの駐車場へ。三本木山への登山道の入口が分かりにくかったが、「エキスパートコース」(何のエキスパートだろう?)の看板の方向が正解で、すぐにとりつくことができた。

三本木山への登りは、湾岸トレイルの山では珍しく、緩やかで気持ちいい「走れる登り」。ただ、このあたりから、にわかに冷たい風が吹き出して、空が暗くなり、さらには雨がパラつきだした。雨用の装備はたいして準備していなかったので、少し焦ったが、すぐに日が差して明るくなり、一安心。三本木山からの眺め。

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三本木山から福田への下りは、うって変わって、急降。その後、平坦な道がしばらく続くが、最後にまた急降。分岐も多く、注意が必要。途中、きれいに展望が開ける場所もある。左手前が福田の町と木ノ宗山。右奥が鬼ヶ城山と白木山。

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高速道路沿いを進んで、広島コース⑤の終点、福田の消防署に到着。ここから木ノ宗山に登って上深川駅に下りるのが広島コース⑥だが、昨年、エキキタコースと一緒に踏破しているので、この日は、ショートカットさせてもらって、県道を約3㎞、上深川の駅まで進む。

上深川駅近くのコンビニで少し休憩。予想に反して結構寒い。コンビニで買った暖かいスープを身体に流し込んで、いざ、鬼ヶ城山へ。

鬼ヶ城山への登山道。まずは沢沿いの道をじっくりと登っていく。せせらぎの音に癒やされる。

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鬼ヶ城山登山と言えば、延々と続く木段が名物(?)。これまでは、いつも上深川駅スタートで登っていたので、あまりきつい印象はなかったが、10㎞以上進んだ後にこの登りはなかなかの手応え。二十畳岩に寄り道して、少し休憩。岩の上からの眺め。

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再度、木段にとりついて、鉄塔まで。鉄塔のところで道を間違えそうになるも、ちょうど抜かさせていただいたばかりのオジさんから声をかけてもらい、ロス回避で、鬼ヶ城山山頂へ。毎度のことだが、この地味さ。

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ここからは、白木山までの縦走路。林道との交錯を繰り返す、なんとも不思議な長い尾根道。以前は、結構分かりにくかったような記憶だが、赤と黄のビニールテープが増えているのか、だいぶ分かりやすくなったように思う。ただ、この区間、テープばかりで、標識のようなものが一切ない。なにか事情があるのだろうか。

鬼ヶ城山頂をスタートしてからしばらくして、またも強い風が吹き始めた。標高700メートルの尾根道で、まともに冷たい風を身体に受ける。やがて、また雨がパラつき出し、その後は、なんとあられが降ってきて、地面がうっすらと白くなるほど。低山とは言え、山の天気恐るべし。10分ほどで、また日が差してきて、ホッとしたころ、白木山の山頂に到着。

日曜日のちょうどお昼時なので、それなりに人がいるかと思いきや、自分以外に2組しかいなかった。東側は、すっかり雲の中。あの雲がさっきまであられを降らせていたのだろうか。

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西側は、雲が晴れて、展望が開けていた。

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山頂でおにぎりをほおばりながら、押手山まで行くか、三入に直接下りるオプションコースを選択するか、迷うが、ここの縦走コースは押手山まで行かないと、何かやり残した感があるし、今後の天候に崩れもなさそうなので、押手山まで行くことを選択。

白木山直下のケルンを右折して、ロープの助けも借りながら、一気に急降。押手山までの道のりは、テープが丁寧につけてあるので、迷うようなことはない。最後の急登を登り切って、拍子抜けするほど何もない山頂。ただ、やりきった感はある。

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押手山を下りて、高谷方面に下りることになる。

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ここには「危険ルート」の貼り紙があって、私が3年ほど前に通った時には確かに一部道がないようなところもあったが、その後、整備されたらしく、この日に下りたときは、道も明瞭で、歩きにくいところもなかった(むしろ林道に下りた後の砂利道が歩きにくい)。整備して頂いた方々に感謝。

チェックポイントの「焼堂橋」を無事発見し、三入公民館まで走ってゴール。帰って家の用事で車を使わなければならないので、三入のコンビニで購入したノンアルコールビールで我慢。バスに揺られて、帰途につく。

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