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1番居心地の悪い席で過ごした12時間

Hallo!

前回の記事でも書いたけれど、今回のスイス航空のフライト、とってもよかったのだけど、1つだけ大変だったことがあった。
それは、私に割り当てられた座席。
いつもだったら絶対通路側を選ぶのだけど、今回はそういうオプションがなく、空港でチェックインをする時に残っていた座席から選ぶしかなかった。
それが、窓側席1つと、真ん中席1つだけ。
片側に人がいなくて、外の景色も見れる窓側席のほうがマシかと思ったけれど、いざ立ち上がりたい時に二人の人に声をかけるのは申し訳ないな、ということで、窓側席と通路側席に挟まれた真ん中席を選ぶことにした。


いざ飛行機に搭乗して、自分の席を見つけると、すでに私の両隣の人は座っていた。搭乗ゲートで見た南ヨーロッパの団体にいたと思われるおじさんが私が座る列の通路側の席に座っていたので、そのおじさんに声をかけて立ち上がってもらった。親切なおじさんが私の荷物を上の棚に乗せてくれたのだけど、その時窓側の席に座った同じく南ヨーロッパのおばさんが、じっとこっちを見ている…
席に座って落ち着いたところで、おじさんが、窓側のおばさんとは夫婦だということを教えてくれた。
これはきっと、真ん中に誰も来ないと踏んで、それぞれ好みの場所を選んだとしか思えない。そしてきっと、真ん中は誰も来ないはずだと考えたのでしょう。あぁなんか、ごめんなさい。
でも、私だってここに座りたかったわけじゃなくて、ここしか空いてなくて…

こうして私はこのあと12時間、このイタリア人夫婦(イタリア語はわからないけれど、使っている単語から推測)に挟まれて日本まで移動することになった。


私もこれまで何度か夫婦で一緒に飛行機に乗ったことはあるけど、その時は毎回隣の席を選択していた。
たとえ真ん中の席だったとしても、通路側にいるのが夫だったら、足を踏んでしまったとしても許される余裕があるし、「どいて」とも言いやすい。
でも、運悪く私のように、夫婦の間に座ることになってしまった場合何が起こるか。

私を挟んで会話が弾む。
私を挟んで多少の口論も起こる。
せまい。

これはなかなか肩身が狭い。
ただ、赤ちゃんも斜め前の席に乗っていたけれど、この赤ちゃんは驚くくらいおりこうさんで静かだったし、大柄な男性も一番前の広い席に溜まっていたりとしていたので、通路側の席さえ取れていれば、もっと居心地のよいフライトになっていたと思う。
今回予約の関係で空港に行くまで席を選ぶことができなかったのだけど、今後長時間フライトに乗るときは、追加料金になっても絶対に通路側の席にしようと心に誓った。
でも、夫と乗ることになったらたぶん、私が真ん中席で、夫に通路側を譲ることになるんだろうなぁ。

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