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日本国内なら現地調達も可能だから荷物が少なくても大丈夫の罠

Hallo!

帰国して最初の旅行を終えた。
ドイツに引っ越す前にはよくした、一泊二日の弾丸旅だ。
具体的な内容についてはまた別の記事で書くとして、今日は表題の件について書こうと思う。


今回の旅は、母との母娘旅。
国内だし、一泊二日だし、旅のパートナーもいるしということで、私は少し気が抜けていたのかもしれない。
家を出て30分と経たずに、私は今回の旅でいちばん重要なものを持ってくるのを忘れていたことに気づいた。
今回の旅でいちばん重要なもの。それは、酔い止めの薬。 
今回の旅、行きは新幹線と在来線がメインの移動手段だけど、帰りは3時間のバス旅をする。
そして私は、バスに乗ると酔う。しかも、今回は山道も走る。 そうなると気持ち悪くなることは確定している。
そうわかっているのになぜバスを選んだのかというと、旅先から東京まで乗り換え無しで一気に移動できたら楽だし、フィンランドでも長時間のバス移動に耐えることができたし、今回も酔い止めの薬を飲んでいたらたぶん何とかなると考えたから。
それがまさかの、薬を忘れるなんて。
でも、ここは日本。
この時はまだ朝早かったためお店が開いてなくて買えなかったけど、酔い止めの薬なんて、目的地でも手に入るだろうと思った。だって、日本国内だし、そういうものはどこでも手に入ると思っていた。
でも、その考えが甘かった。
 

まず、最初の乗り換え先。
この時もまだ時間が早くてお店が開いてなかった。
そして、最初の目的地に着いたけれど、ここではそもそもお店を見る余裕がなかった。
次の目的地に行くためのバス(このバスは30分程度なので、薬なしで頑張る予定だった)に乗る駅に着くと、なかなかの土砂降りの雨。おそらく駅から離れないと売っているところはなさそうだったけれど、こんな天気の中を買いに行く気にはなれなかった。
大丈夫、最後の目的地でだって売っているはず。
その後も雨が続いたため、この日はもう諦めて、次の日に売っているかもしれないお店に行ってみることにした。

そして長時間のバスに乗る日の朝。
目星をつけたお店に酔い止めの薬は売っておらず、さらに徒歩圏で行ける距離にも扱っているお店がないことが判明。 
詰んだ…
でももうバス代は払ってしまったし、今更在来線と新幹線で帰りたいとは言えない。
覚悟を決めるしかなかった。

最初の30分は山道。外の景色は完全シャットアウトし、音楽を聞きながらその世界に没頭することにした。
でも、どんどん気分が悪くなっていく。そんな中、高速道路に入った。
30分後、サービスエリアに到着。
ここに一縷の望みをかけて薬を探すも見つからず、もしかしたらプラシーボ効果が効くかもしれないと母が勧めてきたラムネを買ってみることに。
これがどうやらよかったみたいで(あと高速道路が安定してた)、しばらくは快適に過ごせた。
最後は渋滞に巻き込まれ、ゆっくりな動きにまた気持ち悪くなってきたけれど、どうにか無事にバスを乗り切ることができた。
あとは電車で帰るだけだから一安心!
と、思いきや、家に着くまでが旅行だと体のどこかの不安中枢が訴え始め、まさかの普段は絶対酔わない電車でまで気持ち悪くなってきてしまった。
そしてそんなときに限って電車は遅延したりする。
このままでは家に着くまで保たない、ということで、実家の最寄り駅まで30分といったところで今更ながら酔い止めの薬を買った。都会の駅のまだまだ明るい午後、便利でありがたい。 
飲んですぐ効果が出たわけではなかったので、しばらく気持ち悪さは残ったけれど、それでもどうにか最寄り駅までたどり着くことができた。

今回の件、苦しむってわかっているのに忘れた私が完全に悪いけど、でも、今後は安くてもバスでの長距離移動は避けようと思う。

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