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東西ドイツ統一から33年とドイツ移住4年目の私

Guten Tag!
今日は東西ドイツ統一から33年の日で、ドイツでは祝日になっている。
現在39歳の私にとって、東西ドイツが統一した33年前は6歳で、小学1年生だった。
当時小学1年生の私にとって、遠い外国のニュースにリアルタイムで何か思うなんてことはなかったし、それから数年後に初めてドイツで暮らしてみたいと夢見ていた時も、ドイツが一時期分断されていた国だなんてことに思いをはせることもなかった。

東ドイツを初めて身近というか、リアルに感じたのは、夫と出会った時だった。
夫は旧東ドイツ生まれではあるけれど、2歳の時に東西が統一したため、東ドイツ時代というものを全く覚えていないと思う。
でも、旧東ドイツ出身の両親に旧東ドイツ地区で育てられたせいか、本人に自覚はないかもしれないけれど、なんとなく、この人は旧東ドイツ出身なのかな?とそのことを知る前から感じていた。
それまでは全く意識していなかったけれど、なんとなく旧東ドイツの国民性?というようなものを考えるようになったのがこの時だ。
もともと東欧雑貨には興味があったけれど、夫と結婚してからは特にDDR(東ドイツ)っぽいものに興味を持つようになった。

その後2020年に移住してきたのも、旧東ドイツ地区。
旧東ドイツといってもベルリン市内なので、たぶん他の旧東ドイツとはまた違うかもしれない。
ただ、実際に住んでみて、西ベルリンとは雰囲気が違うと感じている。
でも、30年以上経っているからかもしれないけれど、同じ旧東ドイツでも西ベルリンに近いポツダムなんかは、私が住んでいる東ベルリンよりずっときれいだと思う。
夫が言うには、この辺も以前はもう少しきれいだったらしいけれど、今はもうその面影はないかな…

ちなみにベルリンは、ヨーロッパではロンドンに次ぐ第二の都市(人口が)らしいのだけど、ロンドンに比べるとまだまだ開発途上だと思う。
西側にはあまり行かないけれど、東側はどこでも工事中だし、ボロボロな建物も多い。
統一してから33年も経っているのに、洗練された街になるまではまだまだ時間がかかりそう。
でもそのおかげか、ロンドンはもちろん、他のドイツの大都市(旧西ドイツ内の)に比べてもまだ物価が安いし、外国人も多くて、3年半もいてまだまだドイツが使えない私にも住みやすい街だ。
そういえば以前友人が、6、7年いてもドイツ語は話せない知り合いがいると言っていたなぁ。
ベルリン、そしてドイツ、今後どんなふうに変わっていくのか楽しみだ。

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