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私のスマホ写真で振り返る今年のイベント体験 2023 【5月-その1】

12月に書いていた、2023年のイベント体験の話の続きです。5月まできました。

🔷Cocco

2023年5月15日 Cocco 25周年ベストツアー2023
其の3 アコースティック編  @Zepp Haneda

🔹ツアー「其の1」~「其の3」について
12月に書いた25周年ツアーの続きです。この「Cocco 25周年ベストツアー2023~其の3」はアコースティック編です。少しだけ、今回のチケットについて書きます。

✖「~其の1」は外れた
「~其の1」では、バンドセットで全国のライブハウスZeppを中心に回りました。Zeppが大会場と比べてキャパがやや小さいためでしょうか、チケット先行販売がことごとく外れて、チケットが取れませんでした。武道館を満席にできるCoccoのライブは、Zeppでは狭いのだと思います。

◎「~其の2」は大当たり
その後「~其の2」で、バンドセットで全国の大会場を中心にツアーが組まれました。私がこのツアーの東京三会場(2/8中野、3/24渋谷、4/7東京ドームシティ)のチケットが取れて参加したのは、以前に書いたとおりです。

✖「~其の3」は外れた
「~其の2」と並行して「~其の3」アコースティック編が企画されました。不思議なことに、「~其の3」の抽選は「~其の2」の抽選よりも先にありました。東京近県の会場ははさいたまのみでした。そのせいか競争率が高く、私は4次先行まですべて外れました(それで、その後にあった「~その2」の抽選は外れると思い、東京三会場に応募したところ、なぜかすべて当たってしまった訳です)。
更に不思議なことに「~其の2」ツアーが終わらない内に、「~其の3」ツアーが始まりました。これは変則的なスケジュールが組まれたのでした。

☆彡「~その3」に追加公演!
一度「~その3」のはずれが決定してツアーは動き始めていた頃、突然Zepp Haneda公演が追加されました。あきらめていただけに、この追加は嬉しかったです。再応募して当たり、やっと私は「~その3」アコースティック編に参加できることになりました。

2023年5月15日 Cocco 25周年ベストツアー2023
〜其の3 アコースティック編  @Zepp Haneda

Coccoのライブは、いつもは大きいホールが多くて、バンドセットだと遠い存在です。遠くの光の中にいる彼女は、神がかっています。特別な才能を持って生まれる人がいるんだな、と思います。
一方、今回のツアー会場は小さくて、身近に感じられました。いつもは短く話すだけで、最後まで続けて歌い切ってしまうことが多いCoccoが、今回はよく話していました。アコースティックの少人数編成ということもあって、とてもリラックスしているようでした。

この頃、私は体調があまりよくなくて、気持ちが滅入っていました。新しい職場に移って、新しい人間関係に緊張していました。慣れない仕事に疲れていました。
そんな時に、Coccoの言葉が気持ちに響いて、頷きながら少し涙ぐみました。

いつものCoccoはエンターテイナー。今日のアコースティックのCoccoは等身大。たくさん話していた。 後半は大人の顔。そして終わりは何だか一生懸命伝えようとしていた。「世界はあなたがいなくても回るからそんなに背負わなくてもいいよ」って。「よく頑張ってる」って。
このタイミングで会えてよかった。

当日の私のTwitter


2023年5月15日 Cocco 25周年ベストツアー2023
〜其の3 アコースティック編 @Zepp Haneda
珍しい終演後のフロアの写真。ステージ前の青のエリアは「ファンクラブ限定」等に使われることがある。Coccoにはファンクラブはない。
2023年5月15日 Cocco 25周年ベストツアー2023
〜其の3 アコースティック編 @Zepp Haneda
Zeppはライブハウスとしてはかなり大きい。キャパは1階がスタンディングで1000人、2階が椅子席で500人くらいか。寄りかかれる止まり木が多いのも特徴。
2023年5月15日 Cocco 25周年ベストツアー2023
〜其の3 アコースティック編  @Zepp Haneda
2023年5月15日 Cocco 25周年ベストツアー2023
〜其の3 アコースティック編 @Zepp Haneda
多摩川が東京湾に注ぐ河口、羽田空港の滑走路わきの立地。周囲に町がないため、会場に直行し、終演後すぐに帰る人が多い。川沿いの夕焼けや夜景が実は圧巻。


🔷VIVA LA ROCK 2023

2023年5月3日~7日 VIVA LA ROCK 2023
@さいたまスーパーアリーナ(オンライン視聴)

今年のVIVA LA ROCK(通称「ビバラ」)は、一つの時代が終わる淋しさを感じる開催でした。

ビバラは、2014年以来、毎年ゴールデンウィークに、さいたまスーパーアリーナで開催されるロック・フェスです。2020年からは緊急事態宣言により、オンラインでも配信されるようになりました(2020年はオンラインのみ)

特に2021年は、ロックバンド”赤い公園”の津野米咲が亡くなって約半年経った頃の開催でした。

津野米咲は、ビバラとは深いつながりがありました。2014年の第一回開催に赤い公園が出演していました。また、翌2015年から始まった、このフェスの時にだけ結成されるバンドVIVA LA J-ROCK ANTHEMS(通称「アンセムズ」)に、津野米咲が毎年参加していました。赤い公園が、前年夏に脱退した佐藤千明に代わる新しいボーカル石野理子の加入を発表したのは、2018年のビバラでした。

だから、津野米咲が亡くなった翌2021年のビバラでは、ミュージシャンや観客のそこここに、彼女への言葉にできない思いがありました。
そんな思いを一気に吐き出したのが、アンセムズのゲストボーカルのアイナ・ジ・エンドでした。アイナは津野に才能を見出されていたようです。前年のアンセムズの際の、津野米咲とのあたたかいやりとりなどを、以前から何度も話していました。

2021年、アンセムズのステージでアイナが歌った、赤い公園の”Canvas”。ステージサイドには津野米咲の映像が流れていました。
悲しみと惜別を込めたアイナの歌声は、静寂を呼び寄せました。あの瞬間、見ていた誰もが、ステージに津野米咲の存在を確かに感じていたと思います。

そんなアンセムズが、今年で終わりました。バンド・マスター亀田誠治の言葉の端々に、津野米咲とともにアンセムズが終わったことが感じられました。ひとつの時代が終わる淋しさを感じながら、今年のビバラを見ました。

でも、音楽は終わらないのです。長く時を経て残っていく歌があり、新しい歌が生まれ続けます。


文・写真:©青海 陽2023

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読んでいただき、ありがとうございます!☺ かつての私のように途方に暮れている難病や心筋梗塞の人の道しるべになればと、書き始めました。 始めたら、闘病記のほかにも書きたいことがたくさん生まれてきました。 「マガジン」から入ると、テーマ別に読めます(ぜんぶ無料です)🍀