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花は咲く、修羅の如く【マンガ】【エッセイ】
今日はマンガを読んだりアニメをのんびり見ていました。毎日のんびりすごしています。実質老後。いや、老後ではない。
自分が1番好きなアニメのひとつであるところの『響け!ユーフォニアム』の作者・武田綾乃さんの作品。ためしよみで1話を読んでみたんだけどサムネイルにしている見開き1コマが気に入りすぎて既刊3巻買って読んだ。
作画はむっしゅさんという方なんだけど、この人のイラストめっちゃ好みだ…
花は咲く、修羅の如く
人口600人の小さな島・十鳴島に住む花奈は、島の子供たちに向けて朗読会を行うほど朗読が好きだった。花奈の〝読み〟に人を惹きつける力を感じた瑞希は、自身が部長を務める放送部へ誘う。
「お前の本当の願いを言え、アタシが叶えてやる」
「私、放送部に入りたいです」
入部を決意した花奈は、たくさんの〝初めて〟を放送部のメンバーと共にし、大好きな朗読を深めていく…。
朗読"好き”だけでずっと続けていた主人公・花奈。突然島に来た高校の放送部に所属する先輩・瑞希に力強く勧誘される。
高校の放送部に入ると朗読を体系的に学ぶことになる。瑞希と同級生・夏江は全国で1番になりたい、負けたくないという強い想いを持つ。
もともとただ好きというだけ続けていたものを"知識"として学んだり、勝負の世界を知ったり、さまざまな人のさまざまな価値感に出会っていく。
好きなことをして勝ちたいと思う。勝つために最適な選択をする。勝ち負けなんて気にする必要はない。好きなことを見つかっただけでも幸福。なにかを取り組むにも人それぞれ千差万別。
勝ちばかりを人を見るとそれをしないといけないのかなって思う花奈の気持ちもわかるし、好きを1番大事にしてと言われてもむずかしいよなぁって。
最初は主人公・花奈の"才能"まかせで朗読を行うんことになるんだけど、"才能"で引き込ませる雰囲気がイラストから伝わってくるところに画力を感じる。
今まで自分があんまり触れてこなかったさまざまな文学作品を引用してくれるから、賢くなった気にもなる。
全くの素人である花奈がこれからどんな景色を見るのか、とても楽しみに思う。