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月曜日が終わった。
今日の電車は特に混んでいたひどかった。
行きも帰りも満員電車に巻き込まれてしまい、このまま石になったらヘンテコな形の像になっちゃうな。やだな。って思うくらい下手な乗り方で耐えていた。
満員電車はまだまだ慣れない。
私の地元の電車は2両だ。
前の車両にはおかしなおじさんが乗っているから乗ったらあかんよ。と友達がこっそり教えてくれた。たしかにそのおじさんは独り言を大きな声で話していて、”おかしな”おじさんだった。
席は全部埋まって立っている人もいるのに、おじさんの座る両隣はいつも空いていた。田舎の電車は冷たい。みんな奇妙なものを見る目でチラチラみる。それは都会でも言える事かもしれない。でも田舎の方が個性は生きにくいと思う。
私はその2両の電車に乗って大阪の学校に通っていた。大阪にそんな人はたくさんいた。でもみんな特別避けるのではなく普通に過ごした。普通なのだ。誰がいたって。それはその人の個性なのだから。
東京にきて人間観察をよくしてしまう。
満員電車に押しつぶされながらつり革の革の部分をもってるおじさん
すごく強面なおじさんがじーっとなにかをみている先には赤ちゃん
人々を押しのけて飛ばされる勢いで席に座ったおばちゃんの携帯にたくさんお守りがついていた
みんな生活があるんだなと思う。
みんなみんなどんなに辛いことがあってもどんなに嫌なことがあってもこうして生きて行くしかないし満員電車には乗るしかない。
私は集団にいる人々の中での個人の生活が垣間見えるあの瞬間を愛おしくおもう。
みんな生きてるんだな。生活してるんだな。
東京は人が多いから愛しい瞬間に巡り合う機会も多い。
東京に住む人はみんな面白い。
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