3人の子どものランドセル
突然だが、子どものランドセルについて書いてみようと思う。
下の子が今4年生だから、最後に”ラン活”をしたのはもう5年も前。
誰得な情報?という気もするが、まぁまぁ。
長男の場合
初めてのランドセル選び。
女の子のものほどテンション上がらなかったものの、元々こういった買い物の情報収集するのが好きな私。
あらゆるメーカーのサイトや口コミを舐めるように見てた(怖い)。
私自身のものであるなら、『土屋鞄のランドセル』がシンプルでスマートで一番好き。
だけど、当時の土屋鞄のランドセルは、A4フラットファイル非対応。
息子は小柄ではないし、私は「大は小を兼ねる」方が好きなので、ちょっと引っ掛かり…
あと、当時からものすごい人気で、おしゃれママが選びそうな雰囲気がプンプンだったので、ひねくれた私は却下したのでした。
で、肝心な息子はというと、全くランドセルに興味なし…。
「これこれ、かっこいーじゃん!背負ってみてよ!!」と、イオンとかの売り場を通るたびやってみてたが、「うんうんこれでいいよ!」とすぐ放り出して走り出す…。まぁ保育園児ですからね。
ダメだこりゃ、ということで、息子には一切意見を聞かず、決めることにした。
ポイントはシンプルに2つ。「色は黒一色」「丈夫さ最優先」
ということで、最終的に決めたのは『フィットちゃんランドセル』。
確か商品名もズバリ「タフボーイ」。丈夫そう!
流行りのバイカラーとかでもなく、真っ黒。
でも、”ザ・ランドセル”という形がいいなあと思い、これに決めました。
クリクリ坊主の一年生に、大きな真っ黒のランドセル。
桜の下で写真撮りに行ったなぁ…かわいかったなぁ(遠い目)
そんな息子も今や中2。全然可愛くねぇ。
6年間使ったランドセルは、ほとんど無傷でキレイでした。上に乗ったりもしてたこともあった気がするけど。
途中で100均のカバーを付けたのも、傷防止にはなったかな。
長女の場合
今度は女子のランドセル!テンション上がる私!!
でも、巷には保育園女児のハートをわしづかみにする、キラキラなランドセルがそれはもうたくさん…
でもごめん、おかーさんそれだけは勘弁してほしい…後から後悔しそうだし。
…というわけで、私がある程度しぼった中から、好きなランドセルを決めてもらうことにした。
長男の時以上に、さらに舐めるようにサイトを眺める私(怖い)。
そして、私史上これ以上ない(?)というくらい、かわいいメーカーを見つけたのでした。
それが、『ニノニナランドセル』。
どのシリーズも、めちゃくちゃかわいい。
そして表面だけでなくて、内側とか鋲とか、どこを取ってもかわいい。
はぁーかわいすぎやろ…とサイトを眺めてはため息をつく気持ち悪いかーさんが、当時爆誕したのでした。
だけどひとつ気になる点が…
ニノニナランドセルは、側面のフック(ナスカン)が外れない仕様。
多くのメーカーのランドセルは、安全上ある程度力がかかると外れる仕様になっていました。
今となれば、そんなのどっちでもいいし、そもそもうちの学校ではフックにたくさんのキーホルダーをつけたりするのは禁止されている。
加えて、体操服袋や給食エプロン袋は、ランドセルの中に押し込んだり、挟んだり、はたまたランドセルの上から背負ったりして、側面のフックはほとんど使っていない。
そんなら気にせんで良かったやん…と思うのだけど、当時はわからず「安全にかかわる部分が気になるのなら、もうきっぱり選択肢から外そう」と泣く泣く決めたのでした。
ううぅ…ニノニナランドセル、かわいかったんだけどなぁ…
で、結局行きついたのは、『ララちゃんランドセル』。
ララちゃんランドセルは、自分で好きな色を組み合わせることができます。
縁取りの色や、内側の模様、あと側面の刺繍など。
あまりキラキラしすぎたデザインがないのも、安心でした。
いつでもスマホで組み合わせて見られるので、車の中などでぐちゃぐちゃ機嫌が悪かったりきょうだい喧嘩を始めたりしたら、「ほらこれやってみようよ!この色はどうよ?」などと結構有効に利用させてもらいました(笑)。
いろいろオリジナルな仕様にできるのだけど、本人の希望で、結局シンプルなローズピンク系に落ち着きました。
肩のところに、オプションで刺繍を入れることができて、少し高めにはなりましたが、「自分で選んだ!」というところが、よかったのではないでしょうか。
ただ長女に関しては後日談が…
なんと、2年生になってすぐの頃、「このランドセル、ピンクだしハートばっかりで何か嫌だ~茶色にすればよかった~~」などと言い出したことです…
嘘やろ~~~まだ1年ちょっとしか使ってないやん!?
がっくりしたのを覚えています。
まぁだから、保育園児に選ばせるとそうなるってことですよね。
次女の場合
もうね、サイトも見尽くして、考えも尽きて、一択です。
安定の「ララちゃんランドセル」。
ただ、上記の長女の件もあり、違う色もすすめてみました。
茶色はどう?水色はどう?水色と薄紫色もかわいくない??
はじめは「水色かわいい」なんて言ってたんです。
でも、結局決めたのは”赤”。しかもバイカラーにもせずシンプル一色。え~またぁ~?お姉ちゃんとあんま変わらんやん?
そろそろ定番に飽きてきたおかーさんは、違う色にしてほしかったけど、ここは次女のランドセル。
長女みたくハートにはしなかったけど、お花の模様の赤いランドセルに決まりました。
そんな次女ももう4年生。もうね、このくらいになるとランドセルなんてどうでもいいみたいです。
お友達も、多少キラキラだろうが、おしゃれな茶色だろうが、結局あんまり気にしてないみたい。ただただ「私のランドセル」ってだけ。
ランドセルの模様替え
とはいえ、長女は一時期、本当に自分のランドセルを「恥ずかしい」と嫌がってました(悲しい)。
それで、”ランドセルカバー”なるものに、目を付けました。
これで覆ってしまえば、長女の嫌がるローズピンクは、ほとんど見えなくなります(悲しい)。
いろいろ探してみたけれど、これがなかなかないんですね。もう本人にもこだわりがあるので、適当に選ぶこともできない。
そこで!一発奮起、作りました。
ラミネート布地と、ナイロン地のバイアステープを買って。
布地は結構たくさんあって、本人の好きなものが買えました。
作り方も今はネット上にたくさんあって、本当にありがたい。
かくしてその後、長女はカバーを付けたリニューアルランドセルを使い続けています。6年生なので、ランドセルとの付き合いは、もうすぐ終わりです。
悲しきローズピンク…(しつこい)。
ランドセル選びの正解は?
…ないですね。
想定してたことですが、やっぱり高学年になったときのことを考えたら、確実に大人っぽい色やデザインにしておくのが正解です。
でも私は、「来年から一年生♪」とワクワクしている保育園児の気持ちを大事にしたいとも思う。
何年後かには「なんでこのランドセル~」となるかもしれないけど、自分で決めたお気に入りのランドセルで、ワクワク初めての小学校生活をスタートしてほしい。
というか・・・
ここで突然のちゃぶ台返しですが、ランドセルって要りますかね?
ランドセルって入れ物だけで重いし、かさばります。
何より気になるのは、特に低学年の頃。
小柄な子どもは、ランドセルを後ろからつかまれたら、身動きを取ることができなくなる。とても危ないと思う。
それに長男のところでも書きましたが、品質過剰です。
乱暴に扱う男児のランドセルが、6年たってもピカピカだなんて…
もっと低価格のものだと、違ったのかもしれませんが…
安価なリュックで十分だと思います。軽いし、壊れたら新しく買い替えやすいものが一番です。そうしたら、好みが変わっても大丈夫だし。
ランドセルではなくてリュックが一番いい、という結論でした(笑)。
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