アイナナ布教したい③ 第1部11〜15章あらすじ

・11章ーリスタート

満を持して!IDOLiSH7、デビューに向けて動き出します!!👏
タイアップCM、デビューシングル、アルバムにツアー!ガンガン行こうぜ!!の裏で多忙を極めるMEZZO"。学業との両立もあり隙あらば居眠りしてる環、だらしない環の分まで打ち合わせや下準備や深夜帯の番組等に奔走する壮五。

そんな中、環は番組プロデューサーから生き別れの妹を探す企画をやりたいと持ちかけられ、止める壮五を振り切って飛びついてしまう。

デビューシングルのPV撮影のため沖縄へ!寝不足過労からの飛行機酔いでヘロヘロの壮五。
なぜかいる(仕事)TRIGGER。まさかの泊まるホテルが一緒。
「天にぃ!」「天…にぃ?知り合いか?」「どうだろうね」
ガン無視で行ってしまう天。しょんぼり陸。オレに会いたくないのかな…。

PV撮影のあと、夜に天の部屋を訪ねる陸。心配でこっそりついてくメンバー(MEZZO"不在)。ドアの前で、オレも天にぃに近づきたくてアイドル目指してるんだ、どうして家族を捨てて出てったの…?と問いかける陸。中から出てきたのはなんと楽。部屋間違えた…!!
自分のことはあまり話さない天のことを聞けるかと、テンパる陸を招き入れる楽。ざわつくメンバーの後ろに通りかかる天。絶対零度で弱みを突かれて轟沈する和泉兄弟を置いて、ミューフェスでの失態を説教するため、天は大和とナギを部屋に連れ込む。

PV撮影ロケを終えて帰ってくると、事務所が荒らされていた。金目のものは手つかずだったが、デビュー曲のデモテープだけ見当たらず…。

一方TRIGGER。100曲以上もボツにされてきた日向の持ってきた曲がようやく通る。今までとは方向性が全然違う曲。IDOLiSH7のデビューの話題などTRIGGERの新曲で掻き消してやる、と燃える八乙女社長。

IDOLiSH7、駅前ステージでの路上ライブ中にデビュー曲を発表…しようとしたところへ、大型ビジョンでTRIGGERの新曲が流れ出す。動揺するIDOLiSH7。2グループの新曲は、全く同じ曲だったのだ…。

この曲はTRIGGERの新曲として発表され、IDOLiSH7の曲として歌われたのはこの夜だけ。PV撮影までしたデビュー曲、「NATSU☆しようぜ!」は幻となる……。

・12章ーデビューアルバムツアー

デビュー曲を失ったIDOLiSH7。皆なんとか切り替えるも静かにブチ切れているナギ。
「ワタシはみなさんに歌って欲しかった。許しません。ワタシを怒らせたことを、死ぬほど後悔させて差し上げます」
TRIGGERへのライバル意識を高めつつ、IDOLiSH7は既存曲だけでデビューし、会見を行う。

すぐアルバムツアーが始まるがMEZZO"の多忙っぷりが尋常ではなく、最近痩せて体調悪そうな壮五を心配するメンバーたち。人手が足りなくてMEZZO"専属マネをつけられない。万理は連日ファンクラブの申込処理でてんてこまい。
IDOLiSH7もデビュー決まったし、紡がMEZZO"メインでつこうか?て提案するも壮五に断られる。
「初めてのツアーで皆大変でしょう。僕は忙しいくらいの方が何も考えずにすむから…」

さらに、スポンサーがついてIDOLiSH7冠番組が決定…!
ツアーで各地に向かい、キャッキャする5人。スケジュール過密でなかなか合流できないMEZZO"。相変わらずヒンヤリしてるけど…顔色悪い壮五を気遣う環。
「俺は馬鹿だから。言わなきゃわかんねーから。言ってくれよ、やだとか、むかつくとか。しんどいとか」
「…うん」

いよいよ東京でツアーファイナル。絶好調で盛り上がるIDOLiSH7だが、やるはずだった冠番組が突然、スポンサーのおおもとの大企業、FSCの意向で降板になったと知らされる……。

♪ファイブスターカンパニー(FSC)
だれもが知ってる大企業。
鉄道とかスポーツ用品とか、なにからなにまで幅広く子会社を持つ。

・13章ー降板の理由

放課後に生放送があることを忘れていて遅刻しそうな環。必死に急ぐ途中、妹の居場所を知っていると言う女性に声をかけられ、思わずついて行ってしまう。しかしそれは嘘で、環に近づきたいだけの拗らせまくったファンだった。

息急き切ってスタジオに駆け込むが、生放送は終わったあと。遅刻した環の代わりにプロデューサーに散々絞られた壮五は、そこで初めて冠番組の降板を知る。FSCの意向と聞いて凍りつく壮五。必死に謝る環に見向きもせず、部屋に閉じこもってしまう。
反省し、落ち込む環。大和に促され、遅刻の原因を話しだす。

壮五が返事もしないと聞き、なんとかMEZZO"の仲を取り持つため、何はともあれ話し合いからだと陸が壮五を呼びに行く。
ところが、壮五は部屋で倒れていた。
搬送先でストレスからの急性胃炎と診断される。無理なスケジュールを組んでしまったと猛省する紡、全部俺のせいだと思い詰める環。SOSを出さない壮五に憤る大和。

病院から帰ってきた壮五の部屋に集まるメンバーに、辞めるかもしれないと言い出す壮五。嫌なら言えって言ったじゃんって取り乱す環。この頃の環は本当に壮五におんぶに抱っこだったため、環のさっきからの反省っぷりを並べてなんとか引き止めようとするメンバー。
だが理由は環に愛想尽かしたからではなく、壮五自身がFSCの会長の息子であるからだった。

・14章ー絆

壮五は幼少期から会社を継ぐために厳しい教育を受けてきた。壮五の叔父はミュージシャンで、反対されつつ楽しそうに活動していたが、親族から疎遠にされ、やがて身体を壊して亡くなった。叔父と音楽が大好きだった壮五。どうしても音楽を捨てきれずにいたところをスカウトされ、反対を押し切り大学を辞めて業界に飛び込んできた。その際に勘当されてはいるが、大企業に嫌われてるとスポンサー問題が厳しい…。というショックが胃炎のトドメだった。
迷惑かけるなら辞めたほうがいいんじゃ、と悩む壮五に、それなら会長の手が及ばないくらいの人気者になってやろうぜ!と応じるIDOLiSH7。初めて壮五の本音を聞けて、環を中心に団結を深める。

テレビ局でミスター下岡に遭遇した紡は、新番組のバラエティにレギュラーで出ないかと打診される。話の流れで、ミューフェスにIDOLiSH7を推薦したのが楽だと知って度肝を抜かれる。

♪ミスター下岡
バラエティ番組や音楽番組でも活躍している大御所MC。
ミューフェスの司会もしていた。

一方TRIGGERの楽屋では、NATSU☆しようぜ!がIDOLiSH7の曲と似てない?と天が言い出す。楽・龍之介はピンときてない。
楽が、陸は天の弟なんだろ?出ていった理由知りたがってたぞ、と尋ねるが、どうでもいい、と切り捨てる天。家族に対して冷たいんじゃないか?という龍之介にももう弟じゃない、とバッサリ。
「おまえは七瀬天だった。…おまえがうち(八乙女事務所)に来たとき、親父は珍しく興奮してた。『九条さんから逸材を預かった。』…九条さんって誰だ?」
TRIGGERはビジネスパートナーだからプライベートを話す気は無い、とつれない天に楽がキレかかったところで紡が楽屋を訪ねる。

ミューフェスの件でお礼に来たつもりが、楽は知らんぷり。いきなり楽屋へ連れ込まれ3人に囲まれ、もてなされる。
ジャパンアイドルミュージックアワードの新人賞を獲りなよ、と挑発する天。TRIGGERは昨年獲ってる。
「そしたら、陸が知りたがってること話してあげる。そう陸に伝えて」

♪ジャパンアイドルミュージックアワード(JIMA)
CDの売上数で決められる、日本のアイドルにとって最も権威ある音楽賞。ここで新人賞を獲るとブラホワに出られる。

♪ブラックオアホワイトミュージックファンタジア(ブラホワ)
アイナナ版紅白。各音楽部門ごとに、前年の勝者と今年の新人がステージバトルする。

ちなみに前年のブラホワ男性アイドル部門勝者はTRIGGER。つまり、JIMAで新人賞をとれば、IDOLiSH7はTRIGGERへ真っ向勝負を挑める…!そして、陸は天と話ができる。

新人賞を獲るにはもっともっと知名度を上げてかないと…。そこへ、ナギがオーナーとデートしました🎶と勝手に大人気高級ブランドの宣伝モデルをやってたことが判明。ギャラは入らないが駅前のでかいスクリーンとか女性誌に載りまくるナギ(トンデモ美形)。

さらに大和主演の連ドラの依頼が入り、主題歌ももぎとる。IDOLiSH7、大躍進です!

・15章ーあの歌をもう一度

大躍進を祝い、いつものお蕎麦屋さんで出前とったらいつものおじいさんの代わりに八乙女楽のそっくりさん(本人)がしれっと配達に来てびびる紡。
「赤の他人です。あんなイケメンじゃないんで」
「まさか八乙女楽が、そば屋で働いてるわけないもんね…」

大和主演のサスペンスドラマ、それに合わせた今までにないクールな新曲。ナギはモデルの仕事が入り、バラエティ番組やweb番組、レギュラーの新番組と大忙ッシュセブン。

そんな中、生放送ライブのサウンドシップへ出演することに。他のアーティストのファンもたくさんいる場でのライブはMEZZO"以外はあまり経験がなくドキドキ。1番ファンを集めてるのはもちろんTRIGGER。本気出せよ、と陸に発破かける楽。

楽のキザなセリフから、楽屋で仲を深めるTRIGGER。
「信頼してるんだな、うちのセンターのこと」
「当然だろ」
「…真顔で言ってて恥ずかしくないのかな…」

ところが突然、カオルからTRIGGERの出演は中止と告げられる。社長がテレビ局の上と揉めたらしい。納得できない、ファンの期待を裏切りたくない。楽は父の八乙女社長に電話するが、取りつく島もなし。人を駒としか見ていない。
揉めに揉め、カオル(と社長)を押し切りとりあえず出番まで待機することに。出番はトリの予定。

なかなか出てこないTRIGGERに客席も痺れを切らし始めるが、問題はまだ解決しない。
やがてトリの時間が迫り、他のグループに代わりが打診され始めるが、ファンからのブーイング必至のTRIGGERの代わりなんてどこもやりたくない。紡も一度は断ろうとするが、陸に押されて受けることに。しかも、奪われたNATSU☆しようぜ!を歌うことに…!
「せめて、TRIGGERの曲を歌いましょう。だってオレたち…あの曲、歌えるんだもん」

NATSUのイントロに、TRIGGER!て沸く会場。ところが出てきたのはIDOLiSH7。TRIGGERが出ないと聞いて大ブーイングの嵐の中、めげずに歌い出す7人。陸をはじめ、皆の一生懸命な様子に徐々に応援の声が増え、大盛り上がりで終えることができた!

一方舞台裏。居てもたってもいられず袖まで来たTRIGGERは、自分たちの曲を自分たちのファンと一緒に歌うIDOLiSH7を見て、悔しさを噛み締めるのだった。

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