アイナナ布教したい⑤ 第2部1〜4章あらすじ

第2部はRe:valeの2人も加わります。
明るくて陽気な百(モモ)、クールで落ち着いた千(ユキ)。
夫婦漫才、と言われるほどに公私ともに仲良しな2人には、過去に大きな傷がありました。見えなくなったはずの傷が、再び2人を苛み始めます…。

とはいえIDOLiSH7も苦難の連続。
大丈夫ですハッピーエンドです。大丈夫。何度読んでも抉られる思いですが、ハッピーエンドです。多分このnoteとかでネタバレ踏んでてもアプリ本編やアニメはちゃんとしんどいので、ぜひぜひ!☺️✨

・1章ー新しい扉

スポンサー関係で一度は流れたレギュラーの冠番組がついに決定!番組名は「キミと愛なNight!」
三月のトーク力、MC力がテレビ界でやっと認められたのだ。歌やダンスや見た目等、アイドルとしてはあまり突出した才能がないと悩んできた三月、皆に褒められ感謝され、嬉しくてトイレ駆け込んで大泣き。

バラエティの出演が増えてから環の人気がさらに急上昇。つまらないときはつまらなそうな、素直で視聴者に近い親しみやすいリアクションをするため。逆に三月は作り手に近く、盛り上げ上手で共演者に好かれやすい。IDOLiSH7の無敵の振れ幅。さらに圧倒的歌唱力と愛される魅力を持つ天才センターの陸がいれば、IDOLiSH7は必ずトップに立てると紡に語る一織。

ロケや番宣で仕事が増え、どんどん忙しくなるIDOLiSH7。
ホラー脱出ゲームで環が泣いてビビったり、街歩きで壮五が初めて駄菓子屋さんに入ったり。
忙しさからか調子崩しがちな陸。

ブラホワで総合優勝したRe:valeの冠番組、「Next Re:vale」にも出ることに!万理もRe:valeのファンらしい。
百はバラエティでも大活躍、千は演技派俳優としても大絶賛されている。
しかしネットではRe:vale実は怖い人説が出回っていて、IDOLiSH7+紡はドッキドキで挨拶に向かう。大和だけ妙に余裕。

・2章ーRe:vale!!

いざ楽屋に入ると、やたら高圧的で不機嫌そうなRe:vale。でもそれはフリで、ビビり散らすIDOLiSH7がおかしくてからかってみたくなったらしい。IDOLiSH7のことはブラホワから気になっていたという。
和やかで話しやすい大先輩にホッとするが、いざRe:valeのパフォーマンスが始まるとその実力に圧倒される。
IDOLiSH7も頑張るが陸の調子が悪く、収録が押してしまう。焦って謝り通しの陸を明るくフォローしてくれたり、三月にMCコーナー任せてチャンスくれたり、環にもっと能動的に楽しんでみなとアドバイスくれたり、先輩として導いてくれるRe:vale。2人に引っ張られながら食らいつく7人に、番組は大盛り上がり。

IDOLiSH7がすっかり気に入ったRe:valeは、ゼロアリーナのこけら落とし公演にIDOLiSH7を推してくれる。3日間の公演のうち、初日はTRIGGER、最終日はRe:valeに決まっている。まだ空いている中日にIDOLiSH7がふさわしいか見極めるため、ゼロアリーナの支配人がライブを観に来ることに。
千「チャンスを掴んで、ここまで昇っておいで」

♪ゼロアリーナ
伝説のアイドル、ゼロが15年前に最後にライブをした会場。ここでのライブ後、ゼロは忽然と消えている。
アイドルたちの憧れの聖地。
このたびリニューアルし、こけら落とし公演が行われることに。

収録からの帰り際、千が大和を呼び止めるが大和は拒否。目を剥くメンバーや紡を置いて、さっさと行ってしまう。
千は大和が学生の頃から知っているらしく…。
「…人間不信の塊で、芸能人はゴキブリ以下って目をしてた」
大和が何か隠していることには皆なんとなく気づいているが、大和は踏み込ませてくれない。

ゼロアリーナの支配人は、舞台演出にも厳しいらしい。IDOLiSH7のライブの舞台演出を担っているのは紡。三月からゼロのライブ円盤を借りて勉強する。ゼロの舞台演出をしていたHaw9(ホーク)も、ゼロが消えて以来表舞台には出ていない。

アイデアを求め、きなこやナギとともにゼロアリーナに赴いた紡は、怪し…謎の男に出会う。紡の話を聞き、自分もアイドルを育て、舞台演出をしていたんだと話し出す男。
「舞台演出のコツは、アイドルたちの魅力を知ることだよ。誰よりもアイドルに夢中になりながら、誰よりもシビアにアイドルを解剖する…。二度とない最高の瞬間と感動を、アイドルとファンと、その夢をラッピングする職人たちが共有するんだ」
男の話を聞き、何か掴んだ紡。

ここ、なにがなんでも絶対アニメでも見てほしい…。

いよいよライブ当日!紡渾身の演出がIDOLiSH7の魅力をさらに引き立たせ、支配人も満足そう。
ところがアンコール直前、ずっと不安定だった陸が発作を起こしてしまう。嫌がる陸を押さえて吸入器を使わせるが、結局発作は治まらず…。陸はアンコールに出られなかった。

謎の男もライブを観に来ていた。帰宅し、息子にお土産のケーキを渡す男。
「素敵な時間だった。だけど、残念なことに、アンコールの時にセンターの子が出て来られなくてね。理由はわかるかい、天」
「ええ…九条さん。ボクらは双子ですから」
渡されたケーキを持って微笑む天。
謎の男は、天を養子に引き取った、九条鷹匡(たかまさ)だったのだ。

アイナナ・ヤバいおじさま・①・九条鷹匡
いや①は八乙女社長かなぁ…

・3章ー罪悪感と嘘と

アンコールに出られなかった陸。
最後まで頑張れなかったこと、自分の歌を楽しみにしていてくれた皆に応えられなかったこと、悔しさや罪悪感で号泣。ボロボロのメンタルも影響して発作がなかなか治まらなかった。

翌日、ゼロアリーナの支配人が小鳥遊事務所を訪れる。こけら落としの中日はIDOLiSH7に正式決定!
陸の心配をする支配人に、一織は疲れが溜まっていただけだと体の弱さを隠した。大和は陸にプレッシャーをかけすぎるなと一織を諌める。

母を病気で亡くしている環はかいがいしく陸の世話をする。
お見舞いに来た紡は、仕事がつらくないかと尋ねる。
「…大丈夫だよ。もうあんな失敗はしない…。もっともっと、頑張るから。人より弱い分、人の倍頑張るから。絶対に成功させてみせるから…。だから、心配しないで」
頑張ってほしいけど、頑張らないでほしい。悩んだ末、紡は一織にセンター交代の相談を持ちかける。一織は陸の可能性を誰よりも信じていて、どうしてもセンターを変えたくないと断る。

TRIGGERとの共演時、連絡先交換しよう!と無邪気に話しかけた陸を、天は冷たく突き放す。
「キミはアンコールに出られなかった。ファンに未完成なものを披露した。プロとして、仕事を全う出来なかった。違う?」
双方のメンバーが止めに入ったが、天を怒らせてしまったことに陸は傷つき、ちゃんとしなきゃと気負いすぎてまた発作が起きかけてしまう。

・4章ー冠番組とお披露目

リハーサルもままならない陸を見かね、天が陸のポジションに入る。周りは唖然とするが、曲が流れ出すと天は陸の代わりを完璧にやり切ってみせた。体調不良を理由にいい加減なことをするなと陸を叱る天に、一織は喧嘩を買って出る。
「私たちが他のグループでも、あなたは同じマネをしたんですか。過干渉なんですよ、あなたは」
「…はあ?」
険悪な2人を、それぞれ大和と龍之介が慌てて回収する。今度飲み行きましょ!ぜひぜひ!と大人の処世術。
本番はなんとかなったものの、自信を失いひどく落ち込む陸。
そんな陸を見て、一織は紡の提案を受け入れ、次の新曲(冠番組のテーマ曲)のセンター交代を引き受けた。
「…冠番組が始まって、たくさんの注目が集まって…。私たちの中心に七瀬さんがいて。みながIDOLiSH7と、七瀬さんの名前を覚える…。…夢でしたけどね」
話を聞いた陸は、正直ほっとした、と本音をこぼす。

陸くんのパート完璧に覚えてる天くん、ちょっと可愛いよね!(1回見れば覚えられるらしい)

MCの勉強のため、いろんな番組を観まくる三月。皆の役に立てることが嬉しくて堪らない。
愛なNight!と同じ時間帯に、TRIGGERの冠番組が始まるらしい。スポンサーはFSC。壮五にダメージ。

大和には大仕事が舞い込む。千が主演の刑事ドラマが映画化し、その新キャラのオファー。ところが大和は銀幕は嫌だと拒否。
ナギは大和の秘密の内容にも勘づいているようだが、大和は頑なに話さない。

センター交代お披露目は音楽番組のゲスト。
一織は計算され尽くした完璧なセンターをつとめ、評判は上々!同時期にキミと愛なNight!も始まり、こちらも三月の才能爆発で大好評!

MEZZO"も新曲の予定が立ち、それを主題歌にW主演でドラマのオファーが来る。ところが環が感動の再会番組を潰した件(第1部17章)が大袈裟に伝わって話が消えかけ、万理が先方を必死で説得。
MEZZO"は細かい壮五と奔放な環とでタイプが違いすぎて小さな衝突が続き、どこか冷めた関係を続けていた。環がもっと礼儀を重んじるようになれれば。。その辺壮五が全部やっちゃうので、2人揃っての意識改革が必要だと社長は言う。
「新曲は2人が一回り成長するきっかけになるよ」

環は自分たちが思ってることを全部さらけ出してわかり合いたい。
壮五はわりと合理的に、わざわざ心のうちまで言わなくても環が苦手なことは自分がやっちゃえばいいと思ってる。
壮五的には直してほしいところはきちんと伝えているつもりだが、環的には周りばっか気にして俺にはお小言ばっかり…大事なことは言ってくれないのに…て感じ。
(個人の見解です)

IDOLiSH7の楽屋を訪れたRe:vale。映画の出演を断った件で、千は大和の秘密をチラつかせて強引に呼び出す。
「出演依頼を受けろ。新人の頃、お世話になった大先輩に恩返しがしたいんだ。彼の名前は…」
「あんたの事情なんか知るか!あの人と俺はもう関係ないんだ。なんで、あんたみたいなのが売れたんだ!?5年前までうちで洗車してたくせに!」
「いつまでも隠してはおけない。君はあの人の若い頃にそっくりだ」
最初は復讐のつもりで芸能界に入ったが、今はメンバーの夢を叶えたい、自分のゴシップは邪魔だと言う大和。メンバーと上を目指したいなら、ちゃんと真剣に考えろと諭す千。

一方、百は紡と話す。日に日にファンが増えてきたIDOLiSH7。好いてくれる人が増えた分、向けられる感情が少しずつ変化してくる。それに苦しむこともあるだろうと。
「IDOLiSH7を嫌いな人たちも、出始めてくる、ってことですよね…」
「違うよ、紡ちゃん。アイドルを苦しめるのはいつだって、好きの感情なんだよ」
かっこいいのが好き、かわいいのが好き、バラエティが好き、ライブが好き。全部に応えることはできない。
アイドルを仕事にするような人は、誰かを幸せにしたり、愛されることが好きだから、ファンにがっかりされたら人一倍食らってしまう。
期待があるから不満が生まれ、好きがあるから嫌いが生まれる。だれも悪くないし、解決方法もない。でも、本人たちは苦しくてたまらない。

この時期に潰れてしまうアイドルは多い。一気に売れたTRIGGERもしんどそうだったが、天がいた分しっかりしていた。心配になるくらい、完全に個を消してファンに奉仕できる天を、百も尊敬している。
「自分がどんなに苦しくても、泣きたくても、誰かのために、どんな時でも笑顔で!どんな時でも歌って踊る!そんな完璧な奉仕精神を、まるで、子供の頃から鍛えてたみたい」

突然、IDOLiSH7の寮を、天が訪ねてくる。

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