アイナナ布教したい⑧ 第2部13〜15章あらすじ

・13章ー最高の友達

龍之介の計らいで、一度レッスン場から出た壮五。
環の大声に気づいて顔を出した大和と陸。やっと理のことを打ち明けるも時すでに遅し。
「話さなかったことを怒ってるんじゃない。ソウが話せなかったのが寂しいんだ。俺たちは仲間だろうが」
環が壮五を心配していたと聞いて罪悪感を募らせる壮五。
「…迷惑をかけるのが…、傷つけてしまうのが怖くて…」
「おまえに頼られたら俺は嬉しい。リクも、タマもだ。おまえは1人じゃない…。IDOLiSH7の1/7で、MEZZO"の1/2だろ?」

大和が「壮五はお前の大ファンらしいぞ」と言ってたことはだんだん嘘だなって気づいたけど、頑張ると壮五は喜んで褒めてくれるからいつか本当になるかもって頑張っていた環。
「…これから何したって、何を頑張ったって、あいつは俺を、だめな奴だって思うんだ…」
だから妹のことも教えてもらえなかったんだ、もうMEZZO"もIDOLiSH7も辞める、とまで口走る環を、龍之介は叱咤激励する。
TRIGGERだって最初は天と楽の折り合いが悪く楽屋はずっとピリピリしていたし、龍之介も仲裁するばかりだった。それでも時間をかけて少しずつ相手を理解していった。
「俺たちがどう見える?」
「いい仲間に見える…」
「かけがえのない、最高の友達だ。君たちだって、そうなれるよ」

その夜、環とちゃんと向き合おうと、1人で生きてちゃダメだと環の部屋を訪ねる壮五。今は何話しても平行線だろ、と拒む環…の、部屋の鍵をスクリュードライバーでぶち壊して乗り込む壮五。
理の居場所をどんなことしてでも見つけ出すから、辞めるのは考え直してほしい、とドライバー片手に大真面目に説得。脅迫まがいの勢いにビビる環。


次の日はIDOLiSH7オフの日。
壮五と環は理を探すため出陣。
一織と陸はRe:valeへのサプライズの用意。
三月とナギは千の昔の相方探し。
大和は万理と日帰り温泉に行く約束してる。

万理がRe:valeの長いファンだと思い出した三月とナギ。百の声が出ないことを知って驚く万理は、昔の相方のことを知っているらしい。相方が見つかれば千が吹っ切れて、千が吹っ切れれば百も吹っ切れて、歌えるようになるかも…!という"スッキリRe:vale作戦"に巻き込まれる万理。
大和は万理を誘い損ね、温泉に行きそびれる。

壮五と環はテレビ局へ。
どうやって探すの?と不思議そうな環に、壮五は怒られるかもしれないからここで待ってて、と告げてひとりTRIGGER生放送中のスタジオ裏に乗り込む。
理と天が義兄妹なことは知らないけれど、理が天を気にしてるのは知ってた壮五。
TRIGGERの番組はFSCがスポンサー。FSCの会長である父からの伝言なんです、と見せかけの権力でゴリ押し、生放送中の天に「キーホルダーを受け取った四葉環が体調を損ねてる」と言わせることに成功。

舞台裏で鷹匡に初めて出会ったMEZZO"。
自慢の息子の仕事を見学に来たんだと話す鷹匡に、自分の父もこんな人だったらよかったのに…と思う2人。
鷹匡は壮五の亡くなった叔父のことも知っているらしい。関わったことがありそうな様子…。

一方、壮五の思惑通り自宅でTRIGGERの生放送を見ていた理。自分のキーホルダーのせいで環が体調崩したと思い込み、焦って家を飛び出す。

・14章ー九条鷹匡

Re:valeへのサプライズは、こけら落とし3日目のRe:valeライブでシークレットゲストとして出た際にやる計画。
そのために、中座じゃなくて前座で出たいとRe:valeの楽屋に頼みに来た一織と陸。なんだかわからんけど良いよ!と快諾Re:vale。
一織はついでに相方についても千に探りを入れる。10章で百が語った話。有名プロデューサーの名前は、九条鷹匡。
驚く一同に、千は後輩の父親の悪口を言いたくなかったんだと言う。千は今でも、相方の怪我は鷹匡が仕組んだんじゃないかと思っている。


生放送を見たら理が会いに来るんじゃないか、という可能性に賭けた壮五。なんでなんの相談もなく勝手に動くんだよ、そういうとこだぞ!と怒る環。またすれ違う2人を放っておけず、一緒に待つことにした龍之介。
待っていたら、紡がワゴンで現れる。乗っていたのは大和と三月とナギと、そして理…。理は環に会いに飛び出した先で、紡たちに出くわしたのだ。
ついに、四葉兄妹の感動の再会…!
龍之介を追ってきていた天と楽。天は環が探してた妹が理のことだと初めて知る。
環は理に、2人で暮らそうと誘いかける。しかし理は鷹匡から離れる気はない。揉めかけた2人の間に入る天。
理の口から、九条家が新しい家族だと聞かされて呆然とする環。鷹匡が天の次に育てている、ゼロを超えるアイドルの卵は、理。
「なんだよ…それ…。…誰なんだよ、九条って…!」
「──遠い昔に、ゼロと同じ夢を見た男だよ」
満を持して現れる九条鷹匡。

鷹匡はゼロのマネージャーであり、ライブの舞台演出家だった。紡が憧れた舞台演出家『Haw9』も彼。作曲家の桜春樹と3人で、たくさんの夢を創った。しかしゼロは突然消えてしまう。ゼロを失ったショックで壊れかけた鷹匡は、ゼロを超える伝説のアイドルを作ろうと決める。
亡くなった壮五の叔父も、千も、鷹匡が才能を認めて声をかけても断った。けれど天と理は、鷹匡の手を取った。2人が最後の希望だと語る鷹匡。
天は何も言わず鷹匡につく。理は嬉しそうに鷹匡に並ぶ。

鷹匡を追いかけて来た陸と一織、千と百が追いつく。
天に行くなと訴える陸。天は答えない。
自分の言うことを聞いていれば完全なRe:valeになれたのに、と語る鷹匡に言い返せない百。
「…完全なRe:valeはここにある。僕と、モモが、築いてきたRe:valeだ。あんたの理想を押しつけるな」

一織は、新しい時代に鷹匡の出る幕はないと言い切る。
「ゼロを超える伝説を創り出すのは、私と──彼女、私たちのマネージャーです。私と彼女が、IDOLiSH7を、ゼロを超えるアイドルにしてみせます」
Re:valeやTRIGGERもいる中での宣戦布告。一織に煽られ、紡も決死の加勢。

かき回された現場を置いて、九条家の3人は去っていった…。


波紋の残る皆。
大和、ナギ、三月はゼロに思いを馳せる。春樹はゼロを探し続け、鷹匡はゼロの代わりを探した。皆さんはいなくならないで、と呟く紡に、どこにも行かないよと笑う大和。

帰ろうとした一織を追いかけた紡は、どうしてあんな宣戦布告を…と問いかける。一織は、今の仲間と紡がいれば、IDOLiSH7はゼロだって超えられると思ってる。

MEZZO"は、とりあえず鷹匡を共通の敵に設定して仲直り。陸も輪に入る。鷹匡がいなければ、陸と天も、千と相方も、環と理も、今も一緒に過ごせていたかもしれない。
「ゼロを超えたいっていうあいつの夢は、まわりの人間をバラバラにするんだ…」

TRIGGER。楽は天を無理やり捕まえて、俺たちのことをどう思ってるんだと問い詰める。間に入った龍之介にも促され、照れながらも友達だと思ってる、と答える天。嬉しそうな龍之介と楽。
「おまえが何を背負ってても、俺達はTRIGGER。運命共同体だ」

Re:vale。千と練習するが、百はどうしても声が出ない。鷹匡の言葉でひどく自信を失くした百。
「…なんでだろ。楽しもうとしてるのに、楽しめない…いつだって、そうしてきたのに…。
歌えなかったら…オレはもう、Re:valeじゃない…」

九条鷹匡まわりあまりにも複雑すぎてまとめられた気がしません。
大丈夫でしょうか。聞いてくださいね…。私でも…身の回りのマネージャーにでも…。あとほかのまとめとか…。
良ければ本編とアニメを………………………。

・15章ーこけら落とし

いよいよ当日。
こちらがこけら落とし公演の告知PVです。

初日はTRIGGERのミュージカル『Last Dimension -引き金をひくのは誰だ-』
客席の中に鷹匡と理を見つけてざわつくIDOLiSH7をよそに大成功に終わる。舞台が映るのは一瞬だけど本当にカッコいいのでアニメを見てほしい。
帰り道、ファンに見つかって囲まれるIDOLiSH7。それぞれ温かい声援を受ける。治安がいい…。

2日目はIDOLiSH7の『Live Toy Box』
最高なんですよねマジで。めちゃくちゃに盛り上がり、少し前までは照れ臭くてできなかったというみんなで手を繋いで万歳するポーズで締める。最高なんですよ…。

そして3日目、Re:valeの『5th Anniversary Live』…。
未だに声が出ない百。今日が終わったらRe:valeを降りるという覚悟を決めようとする百を必死に止める千。
百が楽に呼び出され、千は1人楽屋へ向かう。
「嫌だ…二度もパートナーを失うのは…。だけど、僕がモモを苦しめてるのか…」
千が悩みながら向かった楽屋には大和がいた。そそくさと去ろうとする大和が百のジュースのペットボトルに触っていたことに気づき、千は咄嗟に呼び止める。逃げようとした大和が取り落とした白い粉の袋に青ざめる千。
「まさか、君が…」
大和は笑い出し、ずっと隠してきた狂気を剥き出す。大和はゼロを神聖視し、ゼロの領域を侵そうとするRe:valeを憎んでいたのだ。
「あははは!ざまあみろ!百は一生、歌を歌うことは出来ない!今の気分はどうだ!? なあ…最高の5周年だろう?」
激昂した千は大和の胸ぐらを掴み上げる。騒ぎを聞きつけて楽屋を覗いた陸が驚いて立ちすくむが、千は手を緩めなかった。
「ふざけるな…!モモの声が潰れる事があったら、君を一生許さない…!あいつが隣にいてくれたから、僕は音楽を続けていく事が出来たんだ!僕にとって、モモはゼロ以上のシンガーだ!おまえたちなんかの好きにはさせな…、…え?」
「ユキ…今の台詞、本当…!?」
「本当に決まってんじゃん!な!?千さん!」
「ほらね?百さんのことでも、ちゃんと取り乱してくれたでしょ?」
陸に続いて現れた百。さらに楽、天、ぞろぞろと全員現れる。
呆然とする千。
「大和くん…。君がモモに毒を盛ってたんだよね?」
「まさか!」
全部、大和の渾身の演技だったのだ。見事に騙されたことに気づいてみるみる赤面する千に、百が嬉しそうに駆け寄る。
そんな2人の前に、三月とナギが昔の相方──万理を連れて現れる。
「…万…!」
「…!バンさん…!!バンさんじゃないですか…!!」
万理は5年前に千のもとを離れて途方に暮れていたとき、小鳥遊社長に拾われたのだ。

千の相方だった万理にもちゃんと認められているとわかり、憧れの万理の代わりに千の隣に立つことを自分で認められて、百はようやく肩の荷が降りる。
万理が幸せに楽しくやっているとわかってホッとする千。千もずっと、怪我した万理を置いて自分だけ百と成功したことを後ろめたく思っていた。
万理「今のRe:valeが本物のRe:valeだ。胸を張って、もう迷わないで。誰より大きな声で、2人に声援を送るよ。だから、君たちも自信を持って、君たちの声を聞かせてくれ」


いよいよライブが始まる。
オープニングはIDOLiSH7とTRIGGERの合同ユニット!さらに、Re:valeへのサプライズで10人でRe:valeのいままでの曲をメドレーにして歌う。
舞台袖で聴きながら、これまで2人で歩んできた軌跡を噛み締めたRe:vale。10人と入れ替わりでステージに出た2人はもう迷わない。
「オレ、Re:vale大好き!!これまでも、これからも、最高のRe:valeをみんなに届けます!」
「5年分の感謝を込めて」
歌い出すRe:vale。久しぶりの百の生歌!舞台袖で喜ぶIDOLiSH7とTRIGGER。

しかし感動もそこそこに、ゼロ(仮)が現れる。Re:valeの邪魔をさせまいと、警備を呼ぶより先に飛び出していく血気盛んなIDOLiSH7とTRIGGER。
皆で囲んで追い詰めかけるが、突然電気が消える。慌ててスイッチを探し電気がついた時にはゼロ(仮)はいなかった。暗闇の中追いかけたらしい天が、逃げられた、と戻ってくる。ゼロ(仮)が逃げたという地下駐車場の方からはステージに上がれないため、諦めたと判断してあとは警備に任せることにする。

ライブも終盤。最後は12人揃ってステージに出て、こけら落としは大盛況で幕を閉じたのだった。


そして打ち上げ!
小鳥遊事務所で、Re:vale、TRIGGER、IDOLiSH7の身内オンリーで二次会開催。
千が万理にべったりで百と揉めたり、MEZZO"も巻き込まれてみたり、酔っ払った龍之介が天にビールひっかけたり、三月が秒でべろべろになったり、カオルとナギがぶつかりまくったり、きなこがはしゃいで騒いだりと大盛り上がりの中、百のグラスの中にいつのまにかカードが入っていた。
「僕の歌を歌ってくれてありがとう ゼロ」
どこからともなく現れたゼロのメッセージに驚く一同。いったい誰がこんなことを?でもゼロが怒ってなかったならよかったよね、と笑い合う。

その夜、九条宅にて。
ソファで天が介抱する鷹匡は、ゼロの衣装を纏っていた。
うわごとのように、ゼロアリーナでゼロが歌う夢を見たと語る鷹匡。鷹匡はゼロを超えるアイドルを作ると言いながら、本当はずっとゼロを求め続けていた。巷でゼロだと騒がれていたのは、無意識にゼロになりきった鷹匡だったのだ。
天だけがずっとそれに気づいていた…。


数日後。
鷹匡と理は、レッスンを続けるために日本を離れた。
天はゼロアリーナの前で陸に会う。
「天にぃに言われたこと、何回も考えたけど、オレはアイドルを止めないよ」
天が認めるアイドルになったら、チケットを買ってほしいと言う陸。笑顔で全力を尽くす、約束のチケット。
「必ず、天にぃを、オレのファンにしてみせるから!」

第二部、完。

せっかくなのでアニメ第3期のPVもご覧ください。

ここまでお疲れ様でした〜〜〜!!!!!情報量がえぐい。
ストーリー、なんとなくわかったでしょうか。書きもらしがありそう!!大丈夫かな…。私は改めての発見がたくさんありました…。
もう第3期まで間がありませんが、これを読んだ方が楽しんで観られますように…!!
ちなみに3期の1話はYouTubeで先行配信されてます😉

ゲーム本編ではこのあと、NATSU☆しようぜ!編が続くのですが、これは第1部のあらすじのあとに紹介したYouTubeでアニメが観れるので割愛します🙏

・関連書籍を見てくれ

言いたくて仕方なかった。
Re:valeの過去の話はノベライズ(都志見文太先生)・コミカライズ(種村有菜先生)されています。
ぜひとも。試し読みだけでも。

ちなみに小説・漫画はほかにもあり、全部ファンにはたまらない感じになっております。おすすめ!

改めてありがとうございました!!アイドリッシュセブンはいいぞ!!🌈

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