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最近、聴いてる曲 (2022/07)

 個人的に少しばかり生活のリズムが変わり、最近は「そういえば、きょう音楽をまったく聴いてないな……」という日すらあるのですが、「最近聴いてる曲」という括りの記事は5月から書いてないようなので、3ヶ月分になりますが、久しぶりにこの形で書いてみようと思います。


春 / FLOWER FLOWER

 映画『リトル・フォレスト』を鑑賞したのがきっかけで聴き始めた曲です。映画の方も「こういう感じの映画っていいなぁ……」と思えるような作品で、そちらの感想もまた近いうちに書きたいなと思っています。映画は、『夏』『秋』『冬』『春』の4部構成で、それぞれ同名の主題歌がエンドロールに流れます。そんな中の楽曲の1つである『春』は、パワフルだけど、決して力が入りすぎていない、優しさも纏った曲だと思います。Bメロでピアノのちょっとしたお洒落ポイントがあるのが、ピアノ好きには嬉しいところで、聴いた瞬間、思わずニッコリしました。10年くらい前、よく YUI の楽曲を聴いていたので、違った形で新しい曲に出会えたのが嬉しくもあり、懐かしい気持ちにもなりました。


形而上学的、魔法 / でんぱ組.inc

 RAY のメンバーソロ曲『Y』から諭吉佳作/menさんを知り、『ムーヴ』『別室で繭を割った』に出会ったあと、この曲に辿り着きました。独特なリズム感と、ブレスが少ない長いフレーズ (日本語的には切れてても、音楽の流れの上では切れていない感じ) のAメロ・Bメロから、キャッチーなサビに合流していく展開が何回聴いても気持ちいいです。Bメロの後半で魔法にかかるのかもしれない……。タイトルの漢字の読み方は「けいじじょうがく~」ですが、この曲に出会うまでずっと「けいしじょうがく」と間違って覚えていたのは秘密。


新世界交響楽(ゆゆバージョン) / さよならポニーテール

 『新世界交響楽』自体は、たぶん2年くらい前から聴いていたのですが、ソロバージョンまで存在していたのですね……! グループで歌唱したものと比較すると、コーラスの綺麗さがより際立っている気がして、繊細な一面も併せ持った曲だったんだなというのを感じました。曲全体の印象が少し違って聴こえるので、ソロバージョンも続けて聴いていこうと思います。


パレオトピア / 水瀬いのり

 「弱さ」を書いた歌詞でありながら、徐々に熱を帯びながら疾走していく曲調を併せ持つ曲。サビも初めて聴いたときから、「面白い! 好み!」という感じだったのですが、Cメロで「ここはどこ?」というくらい頭の中を撹拌されました。唐突に発生した渦に飲み込まれて、その渦の中で違う景色を高速で見せられているようなカオス感です。『クリスタライズ』のCメロの遊び心と近いものを感じます。曲の長さは3分14秒と短いですが、なかなか強烈なインパクトを持っているので、聴き終わると嵐が過ぎ去ったような感覚になりました。「鈍色の空」から始まって「虹を見ているよ」で終わるんですね。



 音楽も、小説も、映画も、良い作品だと思ったら、どこが好きでどういうふうに受け取ったかということをできるだけ書きたい、という気持ちが最近特に強くなってる気がします。無理はしないけど、プラスのことだったら、できるだけ臆せず書いておきたいです。