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考えたことノート

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思ったこと・考えたこと・感じたこと。
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握手を交わした本

 ステージの上で『笑顔』にスポットライトが当たる。とてつもない数の観客はそれにうっとりしている。  次に『夢』と『希望』にスポットライト。観客たちは拳を上げて熱狂し始める。  最後に『感動』が壮大な音楽とともに登場する。観客たちは目頭を抑えたり、すすり泣いたりしている。  そんな中で、戸惑いの表情を浮かべているある一人の観客がいる。その人は疑問に思っている。 「いま笑顔でいなければならないの?」 「夢や希望って何?」 「皆はどこにどういうふうに感動したんだろう?」 「

「保留」とか「干渉しない」というポジティブな判断

 僕は、昔からゲームの文化にあまり触れてこなかった方なのだけれど、ポケットモンスターのシリーズ作品は何作かプレイした経験があるし、今でも大好きだ。小学生で、当時の社会現象にもなったあの熱を浴びたのは大きいのかもしれない。中学生になったくらいのタイミングで、一時期、シリーズ作品から離れたけれど、数年前に DS を中古で買ってから、最近になっても過去の作品を楽しんでいる。ポケモンは新しいモンスターが追加され、「世代」を重ねる。リメイクやマイナーチェンジ版も発売されるから作品数はな