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商人の宿命

◯◯の宿命シリーズ、今回は商人の宿命です。

商人と言うと、青豆の中では「ドラゴンクエストⅣ」のトルネコがど真ん中なのですが(笑)歴史的には、三井グループの創業者で日本橋で呉服店を営み大きな成功をおさめた三井高利や、みかんで有名な紀伊國屋文左衛門などを思い浮かべます。世界だとロスチャイルド家やメディチ家なんかも商売で財を成した一族ですね。

商売の本質は、人が求めるものを提供することです。誰も欲しがらないものを売っても全く売れません。また、どうすればそれを人が欲しがるか、商人の宿命を持つ方は、そのあたりの感覚が大変優れています。また、商人は顧客の信頼を得ていく必要があり、長いお付き合いができる安定感も必要です。

ではそんな商人の宿命を見てみましょう。

場所は一例


司禄星しろくせい


司禄星は魅力本能の陰で、財の星です。陰陽違いの禄存星が、アイドル的な魅力で不特定多数をファンにしていくのに対して、司禄星は身近な人を大切にする星です。そのため家庭的な星とも言われますが、実は商人に最も適した星でもあるのです。

商人は、お客様一人一人を大切にしますが、その中でも良く利用してくれるコアなお客様との関係を大切にします。どんな商売でも、きちんとした商売をしていれば、いずれお得意様というものが生まれます。お得意様はVIP顧客とも呼ばれます。何度もそのお店の商品を買ったりサービスを利用してくれる、ちょっと特別なポジションのお客様です。

航空会社やホテル、クレジットカード会社には、利用額に応じた顧客のランク付けがありますよね。
ダイヤモンド会員とか、プラチナ会員とか、外商顧客とか、センチュリオンとか(笑)名前はそれぞれですが、彼らはまさにお得意様です。

お得意様をどれくらい作れるか、そしてお得意様たちとの関係をどれくらい強化していけるかが、商売をするうえでは、とても大切なことです。年に一回利用してくれる顧客もそれはそれで大切ですが、毎月多額の利用をしてくれるお得意様の方が、間違いなく大切です。

司禄星は、お得意様を大切にします。いい意味で、差をつけます。不特定多数を大切にするのではなく、最も身近なお客様を大切にするのです。

商売としては、それで正解だと青豆は思います。人類平等とはいえ、商売ですから、売上が上がらないことには、やっていけません。しょっちゅう買ってくれるお客様は、本当にありがたい存在です。そういう方を特別に大切にすることは、大変重要だと思います。

そして司禄星の特徴として、財も信用も時間をかけて積み上げていくところがあります。派手なことはしません。大きな投資もしません。コツコツ、小さな売上、利益を積み上げるので、時間がかかります。

ですから、もっと大きな投資をして大きな利益を上げている人たちからすると、なんてまどろっこしい商売をしてるのかと思われることもあります。

でも、ウサギと亀の例にもあるように、継続し続ける人は、なかなか侮れないものがあります。どんなに小さな商売でも、長い年月をかけて積み上げられた時、その信用や売上が大きなものに成長していることがあります。その意味で、大器晩成型なのです。

商売をしていなくても同じです。若い頃は、努力してもなかなか芽が出てこない、しかしあきらめず継続し続けていると、徐々に頭角をあらわし、気がつけば晩年には大きな財を得ている。そんな方も司禄星には多いです。

ここで大切なのは、信用、信頼を積み重ねているかどうか?簡単にあきらめず継続しているか?身近な人…特に家族や親友、そしてお得意様を大切にしているか?振り返っていただけると良いです。ぜひコツコツ継続されて、信頼も財も積み重ね、長いお付き合いをしていってほしいと思います✨


天禄星てんろくせい


天禄星は、十二の時代のうち壮年の時代の星で、No.2の星と呼ばれます。

天禄星は非常に安定した星で、経験値を積み重ねてそれを違う場面にも応用していく強みを持っています。

天禄星にも、禄(財)の字があり、文字通り財運の星でもあります。物質的な安定感が抜群で、天禄星を持つ方は、ちゃんとこの星を使っていれば、どんな状況に陥ろうともお金に困ることはありません。

それは、なんとかして現実を安定させようとするからです。この星は生活の不安定を良しとしないため、大変現実的で、非現実的なことに目標を立てません。あくまでも現実的に実行可能で、ちゃんと成果の出ることをやるのです。

そのため、トップの補佐役に大変向いており、天禄星の幹部がいる経営者は、天禄星に何かと助けられる場面が多いです。生活力が高いので、天禄星を持つ配偶者がいると、生活が安定しやすいです。

天禄星は、無謀な賭けを良しとしませんので、夢やロマンがないと思われることもあります。しかし、生きていくためには、今やるべきことをやっていかなくてはならない場面も多いです。夢やロマンでは明日のご飯は食べられません(笑)

その意味で、商売人として非常に重要な能力を天禄星は持っています。目の前の商品やサービスをどうやって売るのか、どうやってこのお金を作るのか、そういう現実的なことをしっかり考えて、実行できる人が商売には必要です。

天禄星はトップに立つのには向いていません。自分がトップに立ってしまうと、やりにくさを感じる方が多いようです。江戸時代の商店で言えば、店の主人よりも番頭さんが向いている方なのです。

しかし番頭さんもいつか、暖簾分けをしてお店の主人になることがあります。そのような時は、その店では主人だけれども、グループ全体ではやはり自分の上にトップの大旦那がいる、というような組織のあり方が合っています。

なお、現実的な分野においては、天禄星は天将星を超えます。つまり現実だけに限定すれば最も強い星なのです。


青豆はどちらの星も持っていません、商売はどうも向いておりません(笑)

しかし、青豆の母は、天禄星が二つあります。どんな状況に置かれようとも、驚くほど冷静でしっかりしています。70代の高齢ですし、先天的な腎臓の病気で20年以上、人工透析を受けていますが、パートも続け、楽しく働いています。仕事が生き甲斐なのです。入院した時も、早く仕事に戻りたいとずっと言っていました(笑)

離婚してからずっと一人で、全く散財もせず、老後に子どもに迷惑かけないようにと、年金は一円も手をつけず、少ないパート代でやりくりしているんです。うーむ、とても青豆の母とは思えない(笑)不思議です。

彼女は天禄星全開で、安定感バツグンです。もし商売やってたら、相当なレベルに到達しただろうと思います。まぁ、でも母なりに今は充実しているようなので、良かったなぁと思います。

さて、あなたには、司禄星と天禄星はあったでしょうか?

商人は経営者と言うこともできますので、経営者・リーダーの宿命は無かったというかたも、商人の宿命を使って経営をされている方も多いと思います。

なお、下記は経営者・リーダーの宿命としましたが、政治家の宿命でもありまして、議員をされている方はチェックしてみてください😊


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