算命学の上格と下格と普通格と。
こんにちは、青豆です。算命学をある程度まで学ばれると、宿命には大きく分けて上格と下格があることを学びます。
それぞれ、上格の生き方と下格の生き方というものがあり、厳密にはどちらにも属さない普通格と呼ばれる人々もいます。
人を上か下かに分けるのはけしからん!という声も聞こえそうですね。
現代の人類平等という感覚では、当然のことでしょう。しかし、算命学は人類平等という学問ではないのです。その人がどのような環境に適正があるかを探し出し、適した生き方を論じる学問なので致し方ありません。
上格の宿命は基本的に運勢が強く、世に出て活躍していく宿命にある方が多いです。
下格の宿命は基本的に苦労が多く、苦労していくことで運勢を稼働していきます。
じゃあ上格のほうが幸せなのか?というと、それは全く関係がありません。幸せかどうかは、あくまで本人が持っている宿命を消化しているかどうか、によるからです。
下格でも苦労していれば、満足した幸せな人生を送ることができますし、上格でも宿命を生かした生き方ができていないと、非常に生きにくくなっていきます。
青豆は、自分は下格だろうと思っていました。子どもの頃から苦労が多かったし、どう考えても上格の人生とは思えませんでした。
結果は、、、上格でした。それも最上格。青天の霹靂とはこのことです。
浮かんできた言葉は、「まずい、このままでは淘汰される…」
実は、上格のなかでも特に最上格に分類される方は、宿命の消化も難しいし、淘汰される率も高くなるのです。
それは例えば、誰もが知る有名企業が不祥事を起こしたら、とんでもないバッシングを世間から受けることがあると思うのですが…そういう場合、下手をすると存続すら危うい状況になるわけです。昨年もそのような企業がいくつかありました。
人でも同じでして、上格のひとはそれに見合うだけの生き方ができているか、世間から厳しく問われているわけですね。
そのお役目を果たせていないと判断されれば、引きずり下ろされるわけです。
そのため、一般的に上格の人は活躍しなくてはなりませんし、大きなお役目を与えられているとも言えるわけです。(ただし、与えられた運気を自分に使わずに、配偶者が代わりに使うことで消化する場合もあります)
対して、下格の人はどういう生き方が適するかというと、人が嫌がることを率先して行ったり、苦労していくことで運勢が稼働していきます。理想的な生き方は、長い下積みを経験して登り詰めていく生き方となります。
最初から華々しい活躍をするより、少しずつ実力を蓄えて徐々に登っていくというのが合っているのです。活躍できないわけではないのです。ここを間違えないようにしなくてはなりません。
下格の大統領や総理大臣もいます。下格の宿命が求められるのは動乱の時代です。現在のように、経済的な問題や政治問題、国際紛争が多発する混迷した世界では、下格のリーダーが必要とされます。
こういうときに上格のリーダーは役不足となります。上格のリーダーは、安定した世界でこそ活躍できるからです。ここにも適材適所の考え方が出てきます。
そうなのです、上格だからリーダーに向く、下格だからリーダーには向かないということではないのです。あくまで、どういう環境に合っているか?なのです。
青豆は、これまでの人生が波瀾万丈で、決して上格の生き方にはなっていなかったなぁと、色々思い返していました。与えられた運勢をうまく使えていなくて、その意味で苦労してきたと思いますし、周りにもご迷惑をかけたなぁと思います。
青豆は基本的に、平和で安定した環境が合う宿命です。しかし、生まれたときからずっと不安定で、平和とは言えない環境で育ち、その時点で宿命と全く合っていませんでした。
大人になっても、色々ありました。上格の生き方をうまくできなかったわけです。しかし、よく淘汰されずに生き延びてきたなと…(笑)自分で見てみて、ドキドキしました。
今もなんとか生きていますから、完全にアウトだったわけではなく、どこかでギリギリ宿命消化していたのかもしれません。
そして、上格も下格も偏りがあるため、アンバランスな人生にはなりやすいところがあります。
その点、普通格の人は、バランスが良いのです。偏らず、柔軟に生きることができます。平凡な宿命だからこその強さを持っていると青豆は思います。
偏る宿命は、エネルギーがとても強いか弱いか、どちらかになりやすいですし、それだけ本人にも大きな負荷がかかってきます。
宿命(運勢)が良いことと、本人が幸せかどうかとは別だということ。宿命が良ければなんでもうまくいくわけではないこと。良い宿命は消化がそれだけ難しくなること。このあたりのことが理解ができて初めて、自分の宿命をどう使うべきか、どう社会に役立てていくかを考えていくことができるのかなぁと思います。
人間的には凡人の青豆ですので、果たして宿命のことを真に理解できる日がくるのか、、今世だけではとても足りないのかもしれませんが、こうやってnoteで学びをアウトプットできる環境があるのは、とてもありがたいなぁと思います。
ちなみに、上格のひとは上格のひとと、下格の人は下格のひとと結婚するほうが、結婚生活が合いやすいとも言います。それは、両者の適した生き方が異なるからです。
算命学では、性格的な相性を見る技法として、身強身弱、純濁法などがありますが、それとは別に、運勢上の相性を見る技法もあります。
全部の相性が良いということはあり得ないと思いますが、ひとつの参考にされると良いと思います。
また、相性が悪くてもお互いの工夫と努力で乗り越えていかれるご夫婦もいますし、相性がとても良くても続けられなかったご夫婦もいます。
普通格の旦那様が上格の奥様の運勢を借りて、大活躍なさっているケースもあります。その逆もあると思います。だからと言って、性格的に合うかどうかとはまた別のお話ですし、ご本人の宿命消化になっているかどうか?とも別の話です。
そして結婚は、相性だけでは、なんともならないですね(笑)人間、そんなに単純なものではないなぁと思います。
それでは、本日はこのへんで^_^
青豆