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ユニクロ - 週末の振り返り(2024年7月28日)

週末は読書に当てるようにしています。Kindleで読むことも多いのですが、最近は紙に回帰してきました。スマホをおいて、財布と本と時にノートだけ持ち歩いて読む。自分はのめり込むと周りが見えなくなる性質で、移動中の電車でも、歩きながらもつい読みふけってしまう。

今週末読んだのは、「ユニクロ」。ユニクロの社長の柳井正さん、そしてその同志たちの悪戦苦闘の物語。400Pと大作だったのですが、一気に読み切ってしまいました。不足していたことが、逆に強みに変わる原動力になる。ユニクロというブランドの変化、一緒に働く人への向き合い方、国を超えた才能の巻き込み、失敗の許容に関してなど、とても面白かったです。


ユニクロは、自分自身が子供の頃から慣れ親しんでいたブランドです。昔は安かろう悪かろうのブランドのイメージだったけれど、今は品質やデザイン含めてユニクロを選んでいる自分がいます。もっぱらTシャツや下着がメインですが、その快適さは他のブランドを圧倒するレベル。そして、世界進出を果たし、世界の人から愛されるブランドになっている。その裏側にあるストーリーがたまらなく面白かったです。

本を読んでいて、一番印象に残ったことしては、経営者として何を目指すか?という所が最も大事だということ。30店舗、年商30億の会社を目指すのか、それとも世界一のファッションブランドになるのか。経営は読書のように前から読むのではなく、最後から読む。どんなビジョンを実現したいのか?を考え、逆算して考える。そこに覚悟を持つ。

そのビジョンと覚悟を持ち、逆算と実行があるからこそ、その熱にあった人が集まる。この本に書いてある澤田さん(現ファミリーマート社長)、玉塚さん(現ロッテ社長)や中国のトップをしている方などが集まり、ユニクロの今を作ったのだろうと思います。


佐藤可士和さんとの最初ののエピソードも秀逸でした。グローバル戦略を考えてください、という意思決定をどう社内で理解してもらったのだろうか、と考えてしまいました。ユニクロというブランドを「安い」イメージから、「世界品質」のイメージに変えるために打ったリブランディング、世界的なデザイナーとのコラボレーション、旗艦店作り、強い商品づくり。自分自身のユニクロに対するイメージの変化と、ユニクロが打ったアクションがリンクしていきました。


また部下に対する任せ方、失敗の許容に対する考えも凄まじかったです。

「26億も損して、そんなに授業料を使って『お先に失礼します』ですか。そんなのないでしょう。お金を返してください。」あるエピソードからの抜粋ですが、そこまで挑戦させる胆力、そして再起を促す言葉の重さ。読んでいて、とにかく痺れました。任せる力、その人に当事者意識をもたせる力が凄まじいんだと思います。そのためには、社長自らが奮起し、結果を残すような状況を作らないといけない。

ユニクロの柳井さんは、お酒も飲まず、朝5時に起きて、6時台から16時まで会社に居て、帰るそう。家に帰ってからは読書をする。修行僧のような働き方をしていると本書には書いていたのですが、どこかその様に惹かれる自分がいました。


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