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世界一周 雑感④- 週末の振り返り(2024年6月30日)

世界一周に出て、4週が間もなく終わります。来週のいずれかに帰国するのですが、想像以上にあっという間です。
今週はNYで3泊過ごし、Orlandoで2泊を過ごしました。今はラスベガスにいます。ヨーロッパから西に向かったのもあり、時間が長くなっています。

NYではFancy Food ShowやScalsdaleのご自宅、現地で活躍している経営者やアメリカ人の友人と会いました。Fancy Food Showは、世界中の食の展示会です。飲料と食品で分かれていて、かつ食品の中に日本やフランス、イタリア、等各国の食のブースが点在していました。率直に思ったのは、日本のブースのパンチが弱いということ。人が来ている一方で、もっとビジュアルでのコミュニケーションを積極的に行うべきだなと感じました。同時にブースもフランスやイタリアに比べて、10分の1ぐらいの区画しかなく、国としての力のかけ具合の差を感じてしまいました。それは同時にチャンスでもあり、伸びしろであるなと思いました。

なぜアメリカが強いか?と新卒でブラックロックに行く23歳の日本人と話す機会がありました。新卒1年目の給与は?と聞くと、12万ドル(日本円で2000万円)と聞いて、スタートラインの違いを感じました。「なんで、そんなに高いんですか?」と更に聞くと、「金融というのもある。やはりアメリカは世界の中心で、アメリカのドルが構造的に儲かる仕組みを作っている。例えば、石油を買う時には必ずドルで買わないといけないというルールがある。いたるところで不平等さや富が生まれる構造をアメリカは作っているし、その構造は他国を牽制する武器にもなる。別に日本人、アメリカ人で能力の差は感じない。」と言われて、そういった構造を知らなかった自分を恥じました。どう構造的な仕組みを作るか、その中で価値を発揮し続けるか?をより考えねばと思いました。

フロリダのオーランドではセントラルフロリダ大学の原先生の自宅に居候をしました。2泊3日、濃密なプライベートレッスンを受け続ける時間。元々アメリカ経由で今回の旅をスタートしようと思っていたのですが、原先生が日本にいるというので、ルートを変えました。結果これが大正解で、この3週間の旅での気付きが、原先生の観光の知見によっていい感じに整理されたんですね。街のゾーニング(住むエリアと観光エリア)、宿泊税を適切に取ることによって街の税収を高め、住民へ還元すること。ホスピタリティ経営を学問として学ぶこと、そういった時間をどこか作っていくことは、自分の仕事にも役に立つのを感じました。原先生には感謝しかないです。

またフロリダでは着物1人ディズニーをしました。フロリダのディズニーの大きさは山手線沿線と同じくらいで、パークは5つあります。まじで大きい。初めてなので、Magic Kingdomに行ったのですが、正直クオリティだけでいったら日本の方が良い。気になる金額は1day Passが3万円で、日本との価格は3倍以上。基本的に2days以上の購入を勧められていて、この価格差には唸りました。当然平日に1人で行くような人は見かけず、うだるような天気と大雨に打たれ、世界観を楽しみながらも修行のような時間でした。

今回1ヶ月の旅に出て、普段の自分の仕事を客観視するきっかけになっています。アメリカやヨーロッパの国の人は1ヶ月の休みは当たり前で、セントラルフロリダ大学の原先生は働く期間がが1年間のうち9ヶ月なので、3ヶ月は自由に日本で仕事をしたり欧州を旅をしていると言っていました。

一方、日本では一週間や二週間の休みを取ることもなかなか憚られるところがあります。自分も正直まだ、どこか会社のみんなに悪いなと感じている部分もある。ただ、それ以上にこの旅で得られたインプットは大きく、そういった時間を会社のメンバーにしっかり持ってもらう環境を作るのは、観光の会社である以上、長期的に見ても大事だなと感じています。今回の旅で出会った人をつなぐこともできるでしょうし、いい相乗効果が生まれるはず。僕自身こんな弾丸な旅は当分行かないにせよ、来年以降も2週間の海外在住を年1~2回取る等したいなと思っています。このあたりの制度作りは簡単ではないですが、帰国後に取り組んでいきたいとのことです。

世界一周の報告会は7月30日@都内で予定しています。京都やオンラインでも実施予定です。引き続き、サポーターやパトロンを募集しているので、報告会含め興味がある方はぜひご連絡いただけると嬉しいです。


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