武田双雲さんから学ぶ、思考プロセスの変え方
先日、レオス・キャピタルワークスの藤野さんの別邸でBBQがありました。藤野さんには日々いろんな機会をいただくのですが、そこで武田双雲さんにお会いしました。
武田双雲さんといえば、日本トップクラスの書家。たまたまた同じテーブルにいて、武田双雲さんが話していたことが非常に印象的でした。
それは思考のプロセスの変え方。
思考のプロセスを変える
藤野さん邸に会った武田双雲さんの一枚
多くの人:美味しいものを食べる → 嬉しくなる
武田双雲さん:上機嫌になる → 美味しいものを食べる → より嬉しくなる
多くの人は、美味しいものを食べると、嬉しくなるのに対して
武田さんは、まず上機嫌になるようマインドを整え、美味しいものを食べる。それにより感受性を開き、解釈レベルを劇的に上げる。=より美味しく感じる。
それは食事でなくとも、Macbookに触れる時、水を見る時、どしゃぶりの雨を見る時、子供に触れる時、書を書く時、どんな時もそういう意識でいるそうです。
実は自分たちも日常的にやっていること
これは単なる「思い込み」ではなく、僕らも日常的にやっていること、やらされていることでもあります。
例えば、イメージしてみてください。
夏のうだるように暑い季節のとき、キンキンに冷えたビールを飲むとします。そのビールを飲む前に、ビールののどごしを想像して、楽しみにして飲むことってありませんか。
その事前のイメージにより、ビールがより美味しく感じることってありますよね。
別にビールでなく、美味しい水でもいいです。これはCMで見た映像や過去の経験によって、そうやっている、そうやらされていることでもあります。
こういった、普段僕らも無意識に行っている意識の事前セットを、どんなときでも自分でセットする、というのが武田さんの考え方です。
「あなたは運がいいですか?」という問い
物事の感じ方、人生のあり方は、解釈次第で大きく変わります。大きな壁をピンチと捉えるか、チャンスと捉えるか。
その解釈の仕方は、その人の生き方によるものもあれば、その時の精神状態によるものもある。大きな選択だけじゃなくて、日々の小さなことに関しても、活かせる考え方です。
この話は、松下幸之助さんが、面接の時「あなたは運がいいですか?」と聞いて、運がいい人と言った人を採用するという話と一緒です。
運がいいと言う人、運が悪いという人、どっちが運がよくなるか。
結局、自分が見たいように世界を見てる。
結局は人は、自分が見たいように、世界を見ているんですよね。悲観的になっているときは、世界がグレーに感じてしまうように。嬉しいときは、世界が華やかに見えるように。
この言葉を聞いて、1ヶ月が経ち、改めて自分の心に留めておきたいと思い、書いてみました。
「まず上機嫌になる。」その考えを、思考プロセスの一番始めに入れてみる。なにか、物事の見え方が変わるかもしれません。
最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。