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今後広げていきたい、滞在学習型観光の話

最近、色んな所で滞在学習型観光の話をします。

観光地として、人数だけを求めるのではなく、1週間〜2週間滞在したくなるような街づくりを目指しませんか?ということです。

滞在者数ではなく、滞在時間という考え方

参照:UDON HOUSE

先日、足を運んだ香川県三豊市にある父母ヵ浜に行きました。香川のウユニ塩湖と言われ、写真を見たことがある!という人も多いのではないでしょうか。

市の観光課の方いわく、昨年は1年間で20万人以上の人が来訪したそうです。日本だけじゃなく海外にも広がり、台湾からはツアーバスがでるくらい。

20万人というとすごい数字なのですが、実際、地域にお金が落ちているかというとそうではないんですよね。滞在時間は平均1~2時間ほどで、駐車場も止めにくくなっている。一部の住民からの反対の声もあり、いわゆるオーバーツーリズムになりかかっています。


平均1時間の人が20万人に来るよりも、1週間滞在する人が1万人増えたほうが、地域にとって嬉しかったりします。

数を受け入れるためには、その分数に対応できるキャパや投資が必要なります。しかし、必ずしもその数の需要が、永続的に続くわけではないです。

それよりも、1週間でも滞在したくなるような場所を作ったほうが未来に積み重なっていきます。そこでキーになるのが、「学びがあるか」なんじゃないかと最近思っています。


モノ、コトの次はマナビでは

今世界的に観光客の増加が増えています。日本でも3100万人を越えましたが、世界全体として移動する人が増えています。

今まで爆買いというモノ消費から、コト消費になったと言われています。しかし、旅行がこれだけしやすくなり、同時に情報を得やすくなった今、単なる体験だけで満足する人も減っていくのではと思っています。

その土地で〇〇体験をしました。よりも、3日や1週間そこに滞在して、自分の人生の糧につなげるような旅行の仕方をする人が増えている気がしています。まだ感覚レベルですが。


旅行×料理教室

そういう観点では、先日行った三豊市のUDON HOUSEは、その先駆的な事例になっていくはず。

また、現に、有田焼の幸楽窯という知人がやっている窯も、有田焼体験だけでなく、1ヶ月クリエイターに泊まる場所と24時間窯を自由に使って創作をしていい、みたいな試みをしており、実際に香港から何十人モノリピーターがいるという声を聞きました。

佐賀県の幸楽窯について興味がある方がいれば、Forbesにてインタビューをさせてもらったので、よかったら読んでもらえると嬉しいです。


OTAや個人での情報発信が主流になっている来ている今、会社として日本観光にどう価値を提供できるか?はMATCHAとして大きなテーマです。近いうち香川での新しい取り組みもこのnoteにて書いていきます。

追記:香川での新しい取り組みです。

MATCHAに興味を持ってくれた方がいましたら、是非青木宛のFacebookにて連絡をください。全職種的に採用を進めています。

最後まで記事を読んでいだきありがとうございます。毎日更新をしているので、よかったらまた読んでもらえると嬉しいです。